アンマンから、絶対に行きたかった場所、死海。
ものすごい塩分濃度の高さで、
浮きたくないのに、体が浮いちゃうってすごくない?
塩分濃度は、30%と海の10倍。
ただ、死海は湖だけど。
ある朝、
ワクワクしながら死海へと向かった。
40分待ってようやく満席になり。
やっと走り出したバスは、
乾いた大地をぐんぐん走っていく。
1時間後。
死海に着いた。
死海は、思っていたよりもずいぶんと整えられていて、
一瞬、ちょっとしたリゾート地にさえ見える。
乾いた茶色の大地や岩山と、
青い水の色がきれい。
それでも、人はまばらだった。
天下の死海なのに・・・。
入場料は12JDとなかなか高めだったけど、
トイレやシャワーも完備で、
きれいなプールまで自由に使える。
早速着替えて、
飛び込んでみることにした。
勢いで口に入った水は、苦いくらいにしょっぱくて、
もう、海水という粋ではない。
そして。
体は、ものすごい浮きっぷりをみせた!!
立っても、座っても、寝ても、
とにかくどんな体勢をとろうとも、浮く。
ふしぎだ。
めちゃたのしい。
死海の泥は、お肌にもいいときいたので、
その辺にいた西洋人をまねて、
腕やお腹や背中に、とにかく泥を塗る。
日焼けばかりして、
お肌に負担ばかりかけてきた。
こんなときにはいたわってあげなきゃ・・・とがんばってみる。
2人でせっせと泥を塗りあい、
しばし待ち、
泥だらけの体でまた死海に飛び込み、
肌を擦る。
水はちょっとぬるぬるして、
でも肌はつるつるになる感じがした。
死海でひとしきりはしゃぎ、プールへ。
プールサイドから、
ちゃぽん、と飛び込む。
と、いきなり死にかけた。
死海の、あの浮いちゃう感覚に体が慣れていたせいか、
真水にはいったとたん、
体がぶくぶくと沈んでいってしまった。
人間の体って、学習能力がほんと高い。
(そういう結論でいいのか?)
あたしは泳げるし、プールで沈んだりなんてしない。
でも、体が勝手に、
浮くという動作の調整機能を変えてしまったかのように、
あっさりと沈んでいった。
ほんとにびっくりした。
死海に行ったら注意してください。
まじで死ぬよ(笑)。
他にも、
水が目に入ったら目がつぶれるくらい痛いと思うし、
怪我なんてしてたら傷口死ぬほどしみるだろーね。
そんな看板が、入口にも立ってた。
死海は、ひとつ間違えると危険(笑)
さて、帰り。
入場料を払ったあたりで、
「バスはいつ来るの?」と尋ねる。
すると、
一言返し。
「ない。」
だって、ここへバスで来たんだよ?
あたしたちが目の前でバスから降りたの見てたでしょ?あんたたち。
ないわけないでしょ?
「タクシーしかない、アンマンまで20JDだ。」
なんていい出す。
ありえねー。
そこで思いついてしまいました。
”ヒッチハイク”というものを。
しばらく2人で親指立てて、
「HEY!」とかやってみる。
まったく車は止まらない・・・・。
そんな様子を見てた、”アンマンまで20JD”のおやじが車であたしたちのところまでやって来て、
諦めたように、「乗れ・・。」と言った。
ここから17キロ先の町からなら、バスが出るという。
なんだかんだ、ほっとけなかったんだね、あたしたちを・・・。
そんなやさしさに、またちょっと心を打たれたりして。
楽しかった死海への小旅行。
もちろん、死海も楽しかったけど、
こんな行き帰りでの人との出会いやトラブルが、
いっそう旅を楽しくする。
何でも自分たちででやってみる。
それが、あたしたちだけの旅を作り出してる。
これが死海。
死海は塩湖なんだけど、やっぱ海っぽい。
遠くには岩山。
イスラエル側からも死海に入れる。
ちょっとリゾートっぽいでしょ?
遠くで浮いてるんだけど・・・。
わかるかなぁ?
両手、両足をあげて、お尻で浮いてる感じ。
水は、底がみえるくらいキレイ。
これが、入口の看板。
他の遊泳場所ではきっと見られないアドバイス・・。
ここで、ヒッチハイクに生まれて初めて挑戦。
失敗に終わったけど、人生に一度くらいはあってもいい経験なんじゃないかな?
もう二度とやらないけど。




