えりっき脳内議事録(えり丸) -11ページ目

えりっき脳内議事録(えり丸)

Diary and memo written by a pathologist.

グラナダの朝はとても冷えます。早朝にグラナダ駅のホームに到着した私は、あまりの寒さにブルブル身震いしていました。手早くタクシーを拾って、ホテルに向かいました。チェックインの後、荷物を預け、朝食を頂いた後、街に繰り出しました。

ヒマワリ 旧市街~Gran Via

朝早いため閉館していたカテドラルを横目に、San Juan de Dios病院に辿り着きました。路上の立て看板によりますと、ルネサンス期(1500年頃かと思います)の建物に病院がオープンし、17-18世紀に増改築されたと記載されていました。美しい中庭があり、現在も病院として利用されております。隣接するSan Juan de Dios教会へ行くと、中庭では白衣を着たおじいちゃんドクターと思しき方が植物に水やりをしていました。バロック様式の威厳のある教会で、内部は金銀で豪華に装飾されていました。教会スタッフさんのご厚意により、内部2階にも案内していただきましたよ~~☆主祭壇のマリア様を間近で拝見させていただきました。日本のガイドブックでは殆ど取り上げられていないですが、とても雰囲気のある素敵な教会です。

SanJuan2 SanJuan1
San Juan de Dios教会のファザードと内陣

続きまして、San Jeronimo修道院へ。イザベラ女王と夫のフェルナンド2世により、1496年に建設が開始されたそうです。カテドラルの着工が1518年ですから、こちらの方が少しだけ歴史が古いようですね。また、イザベル女王がイベリア半島からイスラムを追いだし、グラナダが陥落したのが1492年ですから、キリスト教関連の施設は古くてもせいぜい15世紀末であろうことが容易に想像できますね。

散策は続きます。来た道を引き返し、カテドラルへ向かいます。途中に大学があり、リュックを背負った学生さんが多数歩いています。その近くにチュロス屋さんがありました。とても安い立ち食いのお店だったので、学生向けなのかな。恰幅の良いおっちゃんが「ウノ チュッロ?ドス チュッロ?」と。チュロスと言わずに、チュッロって言うんだね、なるほど。ホットチョコレートをつけてチュロスを頬張りました。母に「どう、おいしいやろ?」と聞いてみたら、「実は私チュロス好きじゃない」と。。。がくっときました(笑)

そうこうしていると、カテドラル(Catedral)が見えてきましたよ。王室礼拝堂(Capilla Real)も見ましたが、そうねえ、あまり印象に残らなかったかな?詳細はガイドブック参照してください。それよりも、カテドラル周囲の露店が面白かったです。色んな種類のハーブティーや香辛料!ちなみに、雨の日はどうするんでしょうね??

そして何と!教会前の広場でフラメンコを見ることが出来ました。左からリズム、歌、ギター、フラメンコ担当のようです。リズムの人が使っている楽器がなんだか面白いです。低音が良く響いて楽しそう♪ボボン、ボンボン!

フラメンコ
オレ!

シエスタ時間は我々もホテルに戻って昼寝をしました。朝は冷えると言っても、流石に5月の日差しは強く、昼過ぎには気温もちょうどイイ感じです。ホテルは旧市街のレストランが軒を連ねる通りにあり、窓を開けて昼寝をしていたら、下の通りの賑やかな喧騒が少し聞こえてきて、これが良い眠りを誘うのです。うーむ、極楽極楽。

ヒマワリ アルバイシン

白壁の小さな家がひしめく、これぞスペインだなという街並みです。11世紀頃にイスラム教徒によって作られた街だそうです。狭く入り組んだ道は車が1台通るのも精一杯、急な坂と石畳は足腰にこたえ、普段の生活をするには難儀な街だと思います。ですが、街の景観は本当に素晴らしいです。サン・ニコラス展望台では観光客が寛いでいて、穏やかな時間が流れていました。

albayzin
アルハンブラ宮殿から見る街の全景

ヒマワリ サクロモンテ

洞窟住居がある地区です。バスに乗った私達は、どうやらサクロモンテの外れにまで来てしまったようで、人の気配は殆どありませんでした。通りすがりの地元の若者に「この地図の中で、どこにいるかわかりますか?」と尋ねたら、「僕分からないよ。多分この地図の外にいると思う。」との返答が。あちゃー、迷子ですかね!?不安になりつつも、じりじりとした日差しの下を取り敢えず丘の上までのぼってみることに。道中には廃墟と化した洞窟住居が散見され、防空壕みたいで不気味でした。丘の上には教会風の建物がありました。「やった!」と安堵したのもつかの間、シエスタ中です・・・。後で調べてみたら、Museo de la Abadia del Sacro-Monte(サクロモンテ修道院博物館)に来ていたようです。洞窟博物館に行ければ良かったんだけどね(・・;) 取り敢えず人が集まる場所まで戻ることにしました。

sacromonte
サクロモンテで一番お洒落な家。素敵だねえ。

グラナダの街はコンパクトにまとまっていて、個人でもあちこち回りやすいですね。
次回はアルハンブラ宮殿のお話でーす☆
久々のスペイン旅行紀です。今日はちょっと控えめな記事です。

バルセロナを満喫した後は、寝台列車でグラナダに向かいました。
この寝台は人気があるため当日乗車はまず不可能、予約しておくのがベターかと思います。
renfe(スペイン国鉄)のサイトから予約できるはずなのですが、英語サイトではエラーになるようです。
どうにもこうにも予約できなかったので、列車の予約は日本の旅行会社にお願いしました。

バルセロナ20:00発、グラナダ7:30着ということで、なんと10時間30分の大移動です。
寝台ですので、車窓は楽しめないです(笑)
私達は1等寝台(2人1室、シャワー・トイレ付き、食事なし)を利用しました。
シャワーは狭すぎるので体を拭くくらいで留めておくのが良いかと思いますね。
他には2等寝台(4人1室、シャワー・トイレなし、食事なし)があり、
お金を節約したい人やバックパッカー、近郊からの旅行者には良いかも。
2014年3月までは特等寝台(1等寝台にディナーと翌日の朝食付き)があったようです。
かなりお値打ちだったんだけど、、、私が旅行に行く数ヶ月前に廃止となってしまいました。
列車でのディナーは私の憧れだっただけに、ちょっと残念。いや、かなり残念かなー。

代わりと言っては失礼ですが、いつか豪華鉄道で九州1周旅行とか行ってみたいですな。

寝台列車のメリットとして、貴重な海外旅行で移動時間を節約できたのはとても良かったですね!
また、1/fの揺らぎが心地よく、旅行中で一番の快眠をすることができました。
熟睡しすぎて、車掌がドアをノックする音に気付かなかったくらいです。
ところが、母はあまり熟睡できなかったようで、何度かトイレに起きたようです。


そんなこんなで、早朝にグラナダに到着!山間部の都市なだけあって、めっちゃ冷える!!
めーっちゃ寒いしお腹がすいたので、ホテルに向かい、朝食を食べて、少しばかり暖をとりました。

次回はグラナダの街散策のお話です。乞ご期待!
どうもお久しぶりです。皆さまいかがおすごしでしょうか。
最近涼しくなって過ごしやすくなってきましたね。

私はといいますと、現在研修傍らに病理のほうも少し頭を突っ込んでおります。
1ヶ月半ほど経過して少しばかり慣れては来ましたが、勉強不足を実感しています。
ベテランの先生に、ただただ感服する日々が続いております。
(ここまで出来る人間を見ると、得も言われぬ不安に駆られます)

勉強不足はさておき、病理や検査の仕事の一部を見ての感想ですが、
以前からうすうす感じてはいましたが、面白いお話や面白い研究テーマがゴロゴロ転がっています。
また、「なぜ病気になるのか。原因は何か」という問いにじっくり向き合えそうだという感触を持ちました。
言いかえれば、医学(医療ではなく、医学です)の本質に迫ることが出来そうだということです。

今日は症例のディスカッションが白熱しまして、
「君がその気になればpaperを書けるかもしれないぞ」という話になりました。
short paperといって、full paperよりは評価が下がりますが、
研修期間中に論文投稿できれば御の字、二重丸です。

そんなわけで、久々にテンションが上がり、やる気スイッチが入ったかもしれません。
研修終了までをリミットとしますと、時間がとても少ないですが、
これはチャンスということで、やってみたいと思います。

なんだか今日は眼が冴えて眠れそうにありません。
先日、友達と上前津にあるビストロ、La Peche(ラ・ペッシュ)さんに行きました。
かなーり前に友達が予約してくれたんだけど、諸般事情あって行けずじまいだったお店です。
土日のどちらかで予約をとるのはル・ボルほどではないけどかなり難しいです。
今回の予約では3週間待ちくらいだったと思います。人気ですね!
本日のサラダ・スープ(2種類から1つ)・本日のメイン1品(4種類から1つ)・デザート、飲み物で、
2000円を超えないという、驚きのお値打ちランチです。



ポテトサラダ。じゃがいもは血糖値が上がりやすいので満腹中枢を刺激します。

サラダ

オニオングラタンスープ。あつあつです。パンとチーズが入っているんですが、
これもボリューミー。凄く好きな味付けです。

オニオングラタンスープ

カツレツ。こちらは、まぁまぁのお味?ちょっと飽きてきます(笑) と言いつつも、完食しました。

カツレツ

デザート。私は季節のタルト(ブルーベリー)、友達はクリームブリュレ。
クリームブリュレのカリカリのキャラメルくせになるくらい美味しかったです。
友達が食べきれないと言って半分残していたので、いただいちゃいました(笑)

デザート


噂通りのボリューム。必ず満腹になれる、そんなお店です!
やや大味ですが、カジュアルな雰囲気がとてもよかったです。
ごちそうさまでした☆

【お店情報】 La Peche(ラ・ペッシュ)
 住所:名古屋市中区大須4-13-46 ウィストリアビル1F(駐車場なし)
 電話:052-262-8689
 営業時間:11:30-14:00, 18:00-23:00
 定休日:水曜日