A-OSCE | えりっき脳内議事録(えり丸)

えりっき脳内議事録(えり丸)

Diary and memo written by a pathologist.

A-OSCEとは、Advanced-Objective Structured Clinical Examinationの略である。
要するに、進化型OSCEのことである。どうやら他大学では、
4年生時にOSCEはやるけど、A-OSCEはやらないらしい(N=1, P値有意差なし)。
この時期にやる意義はよくわかんないのだけど、今日はその試験でした。
殆ど勉強せずに臨みましたが、案外できるもんだね。
用意周到すぎると、緊張してどうにもならんくなるから、
準備不足なくらいの方が、実力が出せるのだろうな!

なぜ土曜日に試験かというと、この試験は実技試験なのです。
外来を貸し切って、5年生や3年生や医者や事務員を総動員する大がかりな試験なのです。
「金掛け過ぎじゃねぇか?」と、正直思うのですが、いかがでしょうか。

試験内容の詳細を書くわけにはいかないかもしれないので、
簡単に言うと、以下の4つを行ったわけです。

 ① 医療面接と身体診察
 ② 外科手技
 ③ 胸部X-p読影
 ④ ACLS(救急)

私は、④の人工呼吸がいつもうまくできんのだよね。
ふーって、息吹いても、盛大に息漏れするんだが、これいかに。
人形の口が大きすぎるんだよっ!このやろ。
バックバルブマスクも、どうしても息漏れしてしまうので、
人形の顔に力いっぱいマスクを押しつけて、おもいっきり首を後屈させました。
こんなに力いっぱいやって、いいんかいな、と思います。。頚椎損傷しそうだよ…。
試験官の先生から「君のやりたい意図は良く分かりました」って言われるというザマ(笑)
しかし、意図が伝わっても、手技として不完全なら、無意味だと思う。
息漏れする人工呼吸するくらいなら、ひたすら心マしようと本気で思うのだが。

ちなみに、最近のトレンドは、人工呼吸は不要で、
ひたすら心マの方が効果が高いと言われているのですがね。
言い訳がましいですかね。

ちなみにちなみに、今日の実技試験は、総合診療科が主体となって行われております。
総合診療科といえば、オラの主治医のいる科。ぼろくそ言いたい放題の科。
先日の再診で、主治医は今年度の試験官じゃないって言ってたのに、
最後の挨拶でヤツはやってきて、はちあわせしました。なにこの気まずさw