今日は春の病院見学第一弾でした.行先はH病院呼吸器内科です.
実際の病院名を知りたい人は,個別にご連絡ください.
関係者or友人には病院名を公表いたしますので,参考にしてみてください.
さてこのH病院,母校の学生からは人気がありません.
研修医1年目も2年目も,母校出身者はおりませんでした.
でも,主要ポストは母校出身者ばかりで,間違いなく我々は優遇されそうな感じ.
気管支鏡検査中に先輩先生と,内輪ネタで盛り上がっていたりと,完全なMixtureでもない様子.
でも,母校先輩先生からは,ネームバリューだけでいうと,○病院の方がいいよ,だってさ.
さらに,各分野(ていうか,私が注目している科)のスペシャリストが多数おられる模様です.
呼吸器内科や膠原病内科がある他に,放射線科が特に有名だそうな.
私はここで,呼吸器内科になってやる!と,ふと思いました(笑)
母校に膠原病内科を作って初代教授になってやろー!という夢物語がふと頭をよぎりました(笑)
あるいは,専門科として放射線科を勧められたので,科の選択において融通が聞くかもしれませんな.
どーでもいいことですが,高校の知り合いに会ったよ.
「名古屋で働いているんや!どこの大学行ったの?家は継がないの?」と質問攻めw
神奈川医科大学(だったかな?)かどっかの私立を卒業してからこっちに来たそうな.
家は弟が継ぐからいいんだって.後になって聞きましたが,既に結婚して苗字が変わってたw
ここで彼女と話をしたことにより,私がMd/PhDであることが広まってしまいました.
これにより,その後の対応が面倒なことに..肺癌の分子生物学について質問攻めに逢ったり,
「どーりで落ち着いていると思った」と言われたりw
午前中は呼吸器の部長について回ってました.このセンセ,とても偉い人らしい.
でも,すんごく面白くて,すんごく暢気なんだよね.こういうの良いね~.
外来化学療法部からスタートしたのですが,センセは肌身離さず「体巡り茶」を持ってます(笑)
まぁ休みましょう,とか言って,休憩室でお菓子食べてました(笑)もちろん私も頂きました(笑)
そして,東西南北の見晴らしの良さについて解説されました(笑)
北の景色をマウントビュー,南の景色をオーシャンビューと呼んでいるそうです.
応接室に案内されて,脳外科部長と他病院の院長と御歓談(笑)
DMAT対策室に案内されて,83日の記録やら,原発と放射線との事で長話など.
これこれこーいう病気があるんですけど,研修しても良いですかって聞いたら,ウェルカムな返答♪
最後にお昼御飯を一緒に食べて,午前中は終了.(ここの昼食はボリューミーかつ,美味しい)
午後は研修医の先生とER.親切で知識豊富な先生で,尿道バルーン入れるのをやらせて貰いました.
手技やっている最中に,患者さんが私の白衣の袖を引っ張るー.にゃーーー.
その後はTBLB2件.あ,午前中も緊急気管支鏡&上部消化管内視鏡が入ったんだっけ.
1件目がTargetが末梢過ぎて検査に難渋しました.あの一ならCTガイド下針生検でサクサクやってよー.
2件目はEBUS(エコー)でのTBLBだったので,被曝はありません.
因みに,TBLBでは放射線による透視をしました.患者は200mGy(=200mSv)の被曝.
昔見た冠動脈インターベンションでは3Gyを超えました.
透視やらカテーテル検査or治療って,凄く被曝するのです.
それに加えて日本はCT大国.胸部単純CTは1回約6mSv程度被曝します.
胸腹部だともっと,さらにDynamic CT(造影CT)では撮影した回数分被曝するわけです.
原発問題が深刻化している今,こういう検査による被ばくリスクについて,
患者に詳しく説明しなければならなくなるかもですね.
私は前々からCTは撮りたくない派ですが,緊急時に撮影せざるを得ないのも事実.
今後もしかしたら,CT検査をやみくもに拒否する人も出てくるかもね.
再度H病院には膠原病内科を見学に行く予定ですので,感触が良かったら,
有力な研修先病院になりそうです.
p.s. 原発関連で働かれている方々に感謝し,安全をお祈りします.