旅行記③をお読みの前に
旅行記
から順にお読みくださると幸いです
不安を抱えながら眠りにつき
朝になっていました。
昨晩も何度もトイレに駆け込んだこともあり
改善の兆しを見せるどころか
むしろ悪化しているような気がしてならない
下痢の症状。
今頼れるのは
そうだ、Google先生しかいない。
先生に聞いてみよう。
「モロッコ 下痢」
で検索し、いろんなサイトを読み漁りました。
するとどうやら
旅行者下痢症
というものがあるらしい。
24時間以内に20回以上。
水様性下痢。
当てはまる。
正露丸など
絶対に効きません
やっぱり。
効かなかったもんね。
なるほど私は今旅行者下痢症なのか。
でも、治療をしなくても
3〜5日で治るらしい
絶望的だったお腹の状態も
もうちょい耐えたら治るということで
気持ちが楽になりました。
そして友達に
「調べてみたんだけど、
旅行者下痢症ってあるらしいよ」
と、調べた内容全て教えたところ
全く同じで
友達も水様性下痢だとのこと。
そこから改めてお互いの下痢の症状を共有すると
驚くことに完全一致。
これは、間違いなくモロッコで
2人とも何かの菌に感染し
そのせいで引き起こした下痢だという結論に至った。
だけど3〜5日で勝手に治るんなら
明るい未来に希望を持って生きようと
お互い前向きになれた。
この強烈な旅行者下痢症、
私たちがなってしまった有力な原因として考えられるのは思い当たるだけで以下の事が挙げられる。
・モロッコで一度、ガイドに案内されて行ったレストランで食べた食材を盛っていた食器を洗っていた水のせい。
・歯磨きなどの際、微量に体内に入ってきた水のせい。
・ホテルで親切なお姉さんが沸かしてくれた水のせい。
・全部のせい。
私たちの症状はこうである。
・水様性下痢。99%が水で、若干黄色いか茶色いかのような色。匂いも無い。
・何か口にすると速攻お腹ぎゅるるるる
・それはまるで、水道の蛇口を勢いよくひねったかのようにバシャーーーーっと出る。
・でも、我慢する気になればわりとしばらく耐えられる。
・腹痛は伴わない。
この、わりとしばらく耐えられることと
腹痛がないことが本当に幸いだったのと
私たちの気合いと精神力があって
なんと観光は全て予定通りできました。
朝からビーチの前でモーニングを食べ
ぎゅるるるるのお知らせをよそに
しばらく我慢しながら
おしゃべりに花を咲かせたのち
一度ホテルに戻り
2人揃って全部出し切り解決させ
プールでひと泳ぎ
もちろんビーチにも行きました
微塵も感じさせない写真も撮り、
またホテルで、2人してリセットしてから
バスに乗りミハスへ
この下痢との付き合い方も
だいたい把握してきたところで
アイスクリームまで食べちゃう余裕っぷり
もちろん、アイスクリームを食べて秒で
2人ともトイレに駆け込みリセット
もうこのころは
下痢を操る下痢師です。
あの、超がつくほど便秘体質でな友達も
まさか自分が下痢師になるとは
夢にも思っていなかったようで
今までの人生で私こんなに下痢したの初めて
と言っていました。
それと同時に、
でもこれだったら便秘のほうがよっぽどマシだわ
と言っていました。
つい何日か前までは
軟便だっ
って喜んでいたのに。
それほど辛い下痢なのです。
ヨーロッパってほんと
トイレがなかなか見つからないんです
(あっても有料)
なのに、ほんと運良く
お土産屋さん全てトイレがあり
行く先々でトイレを拝借しながら
ミハスもしっかり観光できました。
もう無理かと思った
昨日の夜とは裏腹に、
思いの外お互い気合いでこの
えげつない威力の下痢と向き合うことができました。
ミハスから戻って
またサンセットが綺麗なプールへ
ここでも
下痢とはまるで無縁な人たちのようなツーショットを撮り
ビーチ沿いのレストランで
晩御飯を食べながら
トイレ何度も駆け込むディナータイム
フエンヒローラ最後の夜は
そんなひと時を過ごしました。
明日はマドリードへ移動です
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