こんにちは、シンガポール在住のこりーです
シンガポールに来てから、初めて知る文化が沢山あるのですが、
その中の一つが「プラナカン文化」です
渡星して初めて食べたプラナカン料理↓
鮮やかな色のプラナカン建築が立ち並ぶスポットとして有名なカトンエリア↓
カラフルなプラナカン食器たち↓
今回は奥深きプラナカン文化の一端であるババハウスの見学ができるツアーがあるとのことで参加してみました
外観以外は撮影禁止なので建物内の写真はありません
ご興味ある方は是非実際に足を運んでみてください
スコールが多いシンガポール、玄関扉の前を数メートルあけ、屋根をつけて隣家とも玄関前を自由に行き来できるつくりになっています。
美しい扉のデザインも、元はガラスは貼られていないもので、風通しがとても良かったそうです。
ババハウス内はクーラーがありませんでしたがとても涼しかったです
①予約
予約は、HPから直接行いました
わたしが行った時はPeatexというサイト経由で、一人10SGD支払いました(アプリをダウンロードするとチケットが表示されますが、当日見せることは不要でした)
②概要など
プラナカン文化は、主に中華系(インド系やヨーロッパ系などもいらっしゃるそうです)の貿易商がマレー半島に移住し、現地の人と結婚して生まれた子孫たちがさまざまな要素を取り入れながら独自に発展させた文化だそう
プラナカンの人たちのうち、男性のことをババ、女性のことをニョニャと呼ぶそうです
ニョニャは12歳頃より結婚準備で外出が禁止されていた(!)そうで、客人の前にも姿を見せない存在だったとのこと。(料理とか刺繍とかを徹底的に習うとか、、、わたしがその時代に生きていたら辛すぎる)
そのため、ババハウス内にはニョニャたちが客人のことをチラッと見れるように(?!)玄関と客間の間に木彫りの仕切り(日本の彫刻欄間を縦長にした感じ?)があったり、
2階のカーペットをめくって床板を外すとのぞき穴が出現する仕掛けが施されていて、ちょうど玄関の真上あたりから客人の様子を見れるようになっていたりしました…
まるで忍者ハウス
客人も、視線を感じて天井を見上げたら目玉と目が合うとかトラウマになりそう笑
そんなババハウスは、シンガポールのトップ大学NUSが歴史ある文化を残し、伝えていくという思いで買取り、こうしてツアーを開催しているとのこと
建物の中の壁の漆喰も、NUSの建築学科の学生が年月を経ても劣化しないものを研究し、ベストなものを採用しているとか
自分の研究が文化財を守ることに役立つなんて素敵…
私は日程的に英語でのツアーでしたが、
毎週火曜日に日本語でのツアーが開催されているとのことです
ここの日本語ガイドになるためにはまずは英語での案内をこなせるようになる必要があるとのことで、わたしが参加した日も素敵なプラナカンの衣装を着こなす日本人ガイドの方が流暢な英語で説明されていました
(ただただ尊敬です…)
またひとつ新たな文化に触れられた日になりました
それではまた