術式おぼえがき | まちよいブログ

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2014年4月に大腸全摘手術、8月ストマ閉鎖手術済み。術後のさらにその後も元気です。

私がした手術の術式について、書いてなかったですね。

というか、私自身があまり関心を持っていなかったw



今回、術式の話なので、

肛門肛門言ってますw

(/ω\)



潰瘍性大腸炎の手術は、IACA(大腸粘膜がちょっと残る)とIAA(大腸粘膜が残らない)の2つの術式がメジャーだそうです。


私は手術の相談をした時、この2つのことはうっすらと知っていたのですが(ええ、うっすらとしか)、つまり「術後、癌化する可能性がゼロか否か」の違いだと考えていました。



主治医が説明してくれた手術の方法は、

大腸を全摘→回腸を作って→“肛門菅”で吻合。

の1パターン。


なぜ私がそれで納得したかと言えば、

私の「これで大腸が癌化する可能性はなくなりますか?」

という問いに対してYESをもらったからです。


ええつまり、自分の術式がIACAなんだかIAAなんだか、

よくわからないまま手術しましたw


手術の同意書に書かれていた術式名は、「肛門菅吻合」。

肛門菅で吻合している、ということは、私の手術はIACAだったのだと思います。

(術式は上記2つ以外にもあるので、“思います”)



IACAのメリットは、

肛門周辺が維持されるので、術後の排便機能がキープされやすいこと、だそう。

うむ、確かに、トイレ事情は覚悟していたよりも良好です。


デメリットとしては、大腸粘膜がわずかに残るので、その部分で潰瘍性大腸炎が再発したり、癌化する可能性があることです。


IAAのメリットは、

大腸粘膜をほぼすべて切除するので、潰瘍性大腸炎、大腸癌の発生がほぼゼロになること。

リスクとしては、肛門機能の回復に時間がかかる可能性があることだそうです。



どうして主治医は今回の手術で癌化の可能性がなくなると答えたのかな~と気になって調べてみたところ、IACAで潰瘍性大腸炎が再発する可能性はやはり少なく、さらに癌化した例は世界的にも数例のみで非常に珍しい、という理由からだと思います。



国内の潰瘍性大腸炎の手術件数トップの病院をいくつか見ても、どちらの手術を選択するかは病院によるところが多いようです。



今のところ順調なので、特に行った手術に対して不満も、後悔もないですし、主治医への信頼も変わらないのですが、いつか潰瘍性大腸炎が再発したら・・・と思うと、やっぱり怖いですね。

いやそれよりは、回腸嚢炎を警戒すべきか・・・(`・ω・´;)




少ない可能性のことをうじうじ恐れるのは性に合わないので、

今は「順調でよかったよね~」という感想です。


でも、どうなんだろうな、

知らなきゃよかったとも思うし、知っていたらよかったとも思うし。