トリビアで語る「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」その2
長い間、勝手に、連載みたいに、
ワンス記事オンパレードでしたが、
さあ、ついに最終回ダス。
しかし、これも長くなりそうだな。。。><
おつきあい、よろしく〜!![]()
今回は、知ってると楽しいけど、
まあ、知らなくても、いいかも、というトリビアの数々ですよ〜
●ブルース・リーが「カトー」と呼ばれていた訳
本作の見どころの1つが、ブルース・リーとクリフ・ブース(ブラピ)の絡み。
デカい態度で言いたい放題のブルースに、ブラピが茶々を入れて、2人が格闘し始めるが、
ブラピは、彼をずっと「カトー」と呼んでいる。
これは、ブルースファンなら知っているはずで、
彼が「グリーンホーネット」で演じていたのが、カトーという名前の運転手だった。
ついでに、主役はヴァン・ウィリアムス(「サーフサイド6」)演じるグリーンホーネットでした。
●ミズーリに帰るべきって?
落ち目の俳優リック・ダルトン(レオ)は、クリフ(ブラピ)の前で弱音を吐き続け、
「ミズーリに帰るべきか」と口にする。
ミズーリがブラピの故郷だと知っていると、このセリフの面白みが倍増する。
ちなみにレオはハリウッド生まれ。
●サム・ワナメイカー
リックのことを「対決ランサー牧場」の悪役として起用する監督。実在します。
この映画を見るまでは、実は彼のこと、俳優かと思っていたので、
同姓同名の監督がいたの?と一瞬思ったんだけど、
そうではなく、同一人物だった。。。
私が俳優としてのワナメイカーを憶えているのは、「赤ちゃんはトップレディがお好き」
ダイアン・キートン扮するJ.C.ワイアットが勤める会社の社長役。
とても印象に残ってます(ウチにDVDあり)
それ以上に、このワナメイカーを演じているのが、ニコラス・ハモンド、というのが驚き〜!
ニコラスといえば、「サウンド・オブ・ミュージック」よ〜!
上の写真で、ニコラスはどこかというと、7人兄弟の長男!真ん中です!
なんと、懐かしい!
こういうところにも、タランティーノの粋なキャスティングが光っていて、脱帽するわけですよ〜!
(タラの粋なキャスティング、その最初のサプライズは、「パルプ・フィクション」のトラボルタだったよね〜。当時、くすぶっていた彼を起用して、トラボルタに第二のブレイクをもたらしたのだから!)
●ロバート・コンラッド
アル・パチーノ扮するマービンが、レオに色々話している中で話題に出る。
日本でも、「ハワイアンアイ」「ワイルドウエスト」で人気を博した俳優。
1969年当時のコンラッドはどうしてたかというと、
「ワイルドウエスト」のシーズン4に主演していた頃。
この「ワイルドウエスト」は、後年、ウィル・スミス主演で映画化されてます。
さほど目立ってはいないけど、コンスタントにテレビ畑で活躍してるようですね。
●クリフ・ブースのトレイラーハウスの回りやら室内やら。
リックの屋敷から車で自宅に戻ったクリフ。
自宅はドライブインシアターに隣接したトレイラーハウス。
このシアターでかかっているのが、「セメントの女」と併映「かわいい毒草」。
どちらも68年の映画なので
ドライブインシアターにかかるには多少早すぎる感じもあるが。
「セメントの女」は、フランク・シナトラとラクエル・ウェルチ主演の私立探偵もの。
前作「トニー・ローム/殺しの追跡」の続編で、どちらも観ていると思うが忘れた。
併映「かわいい毒草」は、チューズデイ・ウエルド、アンソニー・パーキンス。
トニ・パキ(当時はみんな、こう呼んでいた)は、「サイコ」の役を引きずっていて、
でもこれは、チューズデイのほうがもっと凄い、というような映画だった記憶が。
チューズデイは、一時期、そのキュートな魅力で、スクリーン、映画の友のグラビアを飾っていた。
日本でも読者投票のベスト10に入るぐらい人気あったのよ。
彼女、実はセルジオ・レオーネの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
にも出ているのよね。
自宅に入ったクリフ。何故かテレビは付けっぱなしで、ロバート・グーレが歌っている画面。
ロバート・グーレはブロードウェイのミュージカル「キャメロット」で脚光を浴びて、ハリウッド進出。
「ブルーライト作戦」というテレビシリーズに主演した。めっちゃ懐かしい!
その後で、画面は「マニックス」オープニングに。
主演はマイケル・コナーズ。こんな番組もあったと、俄に思い出した。
当時のテレビスターの中では、けっこう濃いキャラだった。
クリフはアン・フランシスのファンなのか、壁にはピンナップが貼られている。
アンは子役出身だけど、「ハニーにおまかせ!」というテレビシリーズで大ブレイク。
口元のほくろがセクシーで、子どもの私から見ても大人の女の匂いがプンプンした。
「レザボアドッグス」でも、
ギャングたちの車の中でのだらだら話に「ハニーにおまかせ」のアン・フランシスのことが出てきてた。
●劇中のテレビに出てくる俳優たち
☆マイケル・マドセン
リック・ダルトン主演のテレビ「バウンティ・ロー」にシェリフ役でちょっとだけ登場。
マドセンは、ご存知「レザボアドッグス」のミスター・ブロンド役以来、
「キル・ビル(1、2)」「ヘイトフル・エイト」と、タランティーノ組メンバー。
☆ルーク・ペリー
「対決ランサー牧場」に主演していた実在の俳優ウェイン・モウンダーを演じる。
「ビバリーヒルズ白書」で人気爆発したが、私はこのビバヒル世代でなくて、全く見てません。
この映画公開前に亡くなっています。
ところで、実在のウェイン・モウンダーも記憶になかったが、ネットで彼の顔を探してみたら、
実は知ってる俳優だった。。。
左がモウンダー、右がジェームズ・ステイシー。「ランサー」は1968年〜70年頃にオンエアしていたよう。
記憶の奥底に眠っていたが、写真を見て、じわじわと思い出す。ハンサムだったのね。
●その他の映画のポスターや看板など(下の以外にもいっぱいあったけど。。)
☆「サンタモニカの週末」
シャロンの記事のときにもこの映画のこと書いたが、
主演のクラウディア・カルディナーレ(CC)は、
タランティーノが信奉するセルジオ・レオーネの「ウエスタン」に主演している。
なんと、この「ウエスタン」が、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」として(というか、こっちが原題なのね)、
壮大なオリジナルバージョンが
この9月27日から日本公開されるそうよ!
☆「ジャワの東」
シネラマ劇場で上映中。
これ、見たかどうか、全く記憶なし。でも、主演は大好きなマクシミリアン・シェルだしね、
ビデオで見たことがあるかも。評価は高くなかったと思う。
☆「ジョアンナ」
以前にもこのブログに記事を書いたが(→ココ)
時代の先を読んでいたかのような、ポップでオシャレな青春映画だった!
☆「熱い肌」(THREE IN THE ATTIC )
これは、恥ずかしながら、全く知らなかった映画。
クリストファー・ジョーンズが出ていたのに、何で認識してなかったのか。
共演はイヴェット・ミミュー(昔は、ミメオと表記されていた)
この映画に関しては、看板のみならず、テレビで予告編のようなものが流れているのまで出てくるので、けっこう印象的なのだ。
クリストファー・ジョーンズは「ライアンの娘」で有名になったが、彼もキャリアが続かなかった。
一時はジェームズ・ディーンの再来、とも言われ、多くの女性と浮き名を流したが、
その中には、シャロン・テートの名前も!
何と彼女が妊娠初期の頃に不倫をしたと、後になってジョーンズ自身が告白。
さらに、調べてみたら、シャロン亡き後のシャロン邸で、
オリヴィア・ハッセーがジョーンズからレイプされたという驚きのエピソードが!
オリヴィア自身、自伝にその想い出を綴っているらしいですが。。。
こうして見ると、この映画には、オリヴィアの「ロミオとジュリエット」の看板も登場したし、
すべての経緯を、タランティーノは知ってて、出したということでしょうか。
色々とリサーチすると、ますます奥が深くて、面白い。
それにしても、ジョーンズ、とんでもない悪いヤツだったんだなあ。。。(もう亡くなってます)
●シャロン邸の以前の住人たち
レコードプロデューサーのテリー・メルチャーとそのガールフレンドのキャンディス・バーゲンが住んでいた。
メルチャーはドリス・デイ(懐かし!)の息子で、チャールズ・マンソンは彼に自分の歌のテープを送ったものの、無下にされたので、恨んでいたという噂は本当なんだろう。
キャンディスは当時、ゴージャスな美貌で売り出して、「グループ」でデビュー後、マックイーン共演「砲艦サンパブロ」、クロード・ルルーシュ監督「パリのめぐり逢い」など順調にキャリアを伸ばしていた頃。
当時、リアルタイムで映画を見てました。
ルイ・マルと結婚したことは知っていたけど、メルチャーの恋人だったことは今回初めて知った。
●ジョアンナ・ペティット
シャロン・テートが亡くなる日、ジョアンナと一緒に過ごしたのは事実らしく、
本作でも、お腹の大きいシャロンがジョアンナと楽しく過ごしている様子が出てくる。
ジョアンナは、上のキャンディス同様、「グループ」でデビュー、「将軍たちの夜」「カジノ・ロワイヤル」などは憶えているが、その後、自然に見なくなってしまった。。
この映画の中でのジョアンナは一瞬のシーンだけど、演じているのは、ルーマー・ウィリス。
ブルース・ウィリスとデミ・ムーアの娘。
ついでに言うと、ルーマーだけでなく、
フラワー・チルドレン役で、ユマ・サーマンとイーサン・ホークの娘マヤ・ホークも登場。
御存知のように、ウィリスも、ユマも「パルプ・フィクション」、ユマはさらに「キル・ビル」と、
タランティーノとの縁も深い。
●カート・ラッセル
なにげにスタントマンのコーディネーターとして出てくるラッセルだが、
彼がハリウッドの子役出身だと知ると、このキャスティングが実に味わい深く見えてくる。
つまり、この映画の時代設定1969年頃、
彼はディズニー系の子役として活躍していたというわけです。
何を隠そう、私は彼がレギュラー出演した「ジェミーの冒険旅行」をずっと見てましたよ〜!
●シャロンが映画館で見ていた予告編は?
アン=マーグレット主演の「C・C・ライダー」がそれ。日本でも1971年に公開されているらしい。
この映画については、知らなかった。アンの名前が出てきたので気になってリサーチして初めて知ったタイトルです。
アンは、「ステートフェア」「バイ・バイ・バーディー」「ラスベガス万才」などで
日本でもすごく人気があった。
歌えて踊れて、スウェーデン出身のクールビューティー。
60年代前半、人気上昇して、
1967年のスクリーン読者人気投票では1位だった!ちなみに男優1位はマックイーン。
●映画の中の音楽について
「レザボアドッグス」のオープニングから、とびきりの音楽センスでさまざまなヒット曲を選曲してきたタランティーノ。
今回も、バッチリな、当時のヒットナンバーがいっぱい流れている。
でも、私はどうも、曲名を憶えるのが苦手で(映画や映画俳優の名前はすぐに覚えるくせに><)、
他の雑誌などでも本作のサントラに関してはいっぱい解説が出ているので、そちらを参考にしていただくとして、
私は割愛いたします。でも、どれも、耳に懐かしく、好きな曲ばかりでした!
●THANKS
出演シーンがカットされたティム・ロス、ジェームス・マースデン、ブレンダ・ヴァッカロをはじめ、
多くの映画人にサンクスが。
DVDになったら、ぜひともディレクターズカット版で、
カットされた俳優たちを甦らせたバージョンを作ってほしい!
たとえ4時間超えでも私はOK〜!
というわけで、
長らく、だらだらと語ってきた「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」への愛!
語れば語るほどに、また愛おしくなって、
また劇場に足を運びたくなってしまいます!
今、この時代に、この年で、この映画に出会えた幸せを噛み締めながら、
このへんでお開き、といたします。
(取りこぼしていること、後で思い出すこととかもあるかもですが。。><)
おつきあいいただき、ありがとうございました〜!![]()
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