平成24年6月8日
野田内閣総理大臣記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/2012/0608.html
★再稼動の安全性について
野田首相は次のように言います。
首相「次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は決して起こさない」
「福島を襲ったような地震・津波が起こっても、事故を防止できる対策と体制は整っています」
「もし万が一すべての電源が失われるような事態においても、炉心損傷に至らないことが確認をされて
います」
反対意見を見てみましょう。
2012.6.7 そもそも総研「そもそも再稼動して本当に安全なのだろうか?」
http://www.dailymotion.com/video/xrd5h3_20120607-yyyyyyyyyyyyyyyyyyyy_news#from=embediframe
番組の内容をまとめてみます。
まず、原発の安全性の世界基準として、IAEAの「5層の防護」の考え方がある。
この内、最も重要なのが第4と第5の部分。
現在、原子力推進団体であるIAEAの基準すら国内では満たしていない。
そこで新基準を作る為に、規制庁を設ける話になっている。
さらに暫定的な安全基準として、30項目の安全対策を設定。
参考
安全対策30項目一覧表 (関西広域連合PDF)
http://www.kouiki-kansai.jp/data_upload/1338366556.pdf
ところが!!
30項目の内15項目しか実施されていないのに、再稼動されようとしている。
VTRでは、保安院・深野弘行院長が国会事故調の委員からこの点を厳しく指摘されている。
野村委員「(保安院は元々30項目必要との考えだが)政治的に15項目に削られたということでよろしいんで
すよね?」
深野院長「私どもとしては今回の事故を踏まえて、それに対してどういう教訓があり、どういう対策があるか
を整理して、それが30項目と。それをお示しして・・・」
黒川委員長「(発言を遮って)もうそれは分かりました。だから貴方は院長としてやることは、政治的な判断
することじゃないんですよ。それをどうして言わないの」
「そうじゃないんですか。だって貴方達『国民のセーフティが大事』って言ったじゃないですか」
30項目が必要と言っていた保安院が、なぜ15項目のみでの再稼動を容認するのか。
中立性について問われた深野院長は、しどろもどろでほとんど答えられず。
また、田中委員からは「30項目でも足りない」との意見が出される。
田中委員「私は(30項目だけでは)ダメだとおもっているけれども、格納容器の中で起きている事がわからな
いという事と安全対策というのは、非常に密接に関係するけれども、非常に都合のいいもの
(対策)だけが選ばれているような気がしてならない」
「今のやり方というのは推定で(無数にある事故の)原因を狭めていく。それで、非常に狭くした
原因に関しての対策で、これで再稼動の条件をそろえていくというのは、これは非常に国民目線
からすると上手いやり方ではないと思うんですが、それについてはどうですか?」
深野院長「少なくとも今回起こったようなことを起こさない為に、今何が出来るかという事で対策を組み立
て、それを最終的に(30項目を)ご説明申し上げて、最後はそこのところは」
「最後は、これは政治で判断をされたというものでございます」
結局、最後は政治家に投げる形に。
しかし、投げられた当人である首相は次のように言う。
責任とらないくせにヽ(#゚Д゚)ノ┌┛☆ ≡(・∀・)
いやもう、玉川さんが言う通りですよ。
「福島の事故でも、誰一人として、いわゆる私たちが通常言う言い方での責任の取り方、誰もしてないですからね」
話を戻して、30項目の中から実施された15項目について。
冒頭に出てきたIAEA基準で最も大事な第4・第5に当たる部分は、どうなっているのか。
これが、つまり田中委員が突っ込んだ「非常に都合のいい対策だけが選ばれている」状態。
重要対策であるベント設置や、免震重要棟の建設などは後回し。
技術的観点からはどうなのか?
安全委は「一次評価だけでは不十分」と、既に言っている。
また、元プラント技術者である後藤政志氏は、次のように語る。
今の対策は、事故の確率を落としているだけ。それでも起きる時は起きるのが事故。
本質的には3・11以前とプラント自体は何も変わっておらず、安全確保とは程遠い、とバッサリ。
※「10万年に一回の事故であっても、その一回が破局的事態に至るならば確率論は意味を失う」
誰の言葉だったか忘れましたが、その通りだと思います。
後藤さんのインタビューの最後の部分が重かったです。
我々日本人は、この再稼動を容認するんでしょうか。
首相は会見で電力需給の事も言ってますが、これについては次回に。













