前回続き。
判っている事から整理してみる。
①今回の青森・山梨・長崎の検査は「福島と同じ条件」との事である
山下俊一氏による、2000年に行われた長崎県の検査と、
3・11後の福島県の検査結果を比べた話があります。
福島県(0~18歳 2011~2012年)・・・35.11%
長崎県(7~14歳 2000年)・・・0.8%
以前に書きました。
http://ameblo.jp/eric6859/entry-11406962663.html
しかしこれには反論があり、
2000年時の長崎のデータは「5mm以上」の結節を「陽性」としており、
「5mm以下」はカウントしていないそうです。
http://ameblo.jp/eric6859/entry-11407687127.html
なので、2000年時の長崎県の結果を以って今回の検査結果への反論とするのは、
少なくともそのままでは無理かも知れません(あくまで素人目ですが)。
あと今回の結果を以って、
「全国が福島県と同じレベルで危険な汚染」だと早計に捉えるのも注意すべきかと。
いや。多かれ少なかれ全国的に汚染されてるのは事実で、小出裕章氏がおっしゃるように
「3・11以前と世界が変わった」状態だとは思うのですが。
もし疑うなら、福島と長崎で当然異なる放射性物質の降下量や土壌汚染よりも、
流通食品を順当に疑った方が良いと思うんですね。
ヨウ素のみならず、セシウムも甲状腺に溜まるとの考えも在りますから。
ずっとウソだった 様
http://nekotoenpitu.blogspot.jp/2013/03/tanemakiyagasaki201204161.html
②調査対象の問題他
判っている事から。
今回の青森・山梨・長崎の調査委託先は「NPO法人日本乳腺甲状腺超音波医学会」。
日本乳腺甲状腺超音波医学会
福島県の健康管理調査を継続的に追及しているおしどりマコ氏が指摘する所では、
『その理事には福島県県民健康管理調査で小児甲状腺エコー検診を行っている、福島県立医科大学の鈴木眞一教授も含まれている。』
との事。
http://news-log.jp/archives/7050
また今回の検査が先んじて報じられた、昨年11月の記事を読み返してみると、
http://ameblo.jp/eric6859/entry-11409341955.html
検査対象者(昨年11月時点の報道では長崎県のみですが)は
●長崎大付属の小中学校の他、県内の高校でも検査予定
と、されてました。
更に昨年12月、東京で甲状腺検査が行われた時の記事も見てみます。
http://ameblo.jp/eric6859/entry-11418731642.html
この時も福島と東京には大きな差は見られなかった。
しかし、僕がこの時疑問に感じたのは次の部分でした。
●(東京と福島では)検査人数に30倍近い開きがある
●福島では第一回→第二回で(A2・Bの)割合が増加
●東京の検査は結節が入っていない
そして何よりも
東京の検査を行った病院は、甲状腺の専門病院である事。
伊藤病院
東京で検査された約3000人の子供は、
甲状腺の専門病院を受診した中から選ばれていた事になります。
つまり僕が感じた疑問は大きく分けて
●検査人数の違い
●検査対象者の選定方法
と、言う事です。
今回の青森・山梨・長崎の検査人数は、3県合わせて4365人。
福島県(平成24年度)は9万4975人。
この「数の違い」と、「検査対象がどうやって選ばれているのか」については
今後の情報待ちでしょうか。
情報は永遠に出ないかも知れないけど。
③ところで
何かひしひしと、
「甲状腺ガンは大した病気ではない!」みたいな空気を感じる訳ですが。
それは普通に医療関係のページを見れば良いと思うんです。
がんサポート情報センター
http://www.gsic.jp/cancer/cc_04/hc/index.html
「なに、大した病気ではありませんよ」
そうですね。
「ちょっと喉を切って甲状腺を摘出して、一生病院通いして、
一生ホルモン剤を飲み続ける身体にされて、一生再発リスクを抱えるだけ」
そういうこと。
(紹介したページはきちんとした真面目な解説されてます。念のため。)
おしどりマコさんがラジオで語る所では、福島県では既に3人が「手術済」だそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=0WNgRIAD82M
何なんでしょう。上手く言えないのですが。
生命に対する感覚が少しおかしくなってませんか、最近の我々?
僕が偏っているだけかも知れないけど。
でも。
例えば長瀧先生が朝日の記事でおっしゃるように、
「超音波検査の性能が上がり、嚢胞などが見つかりやすくなった」とか言われてしまうと。
原発事故が起きてから「今までの医学が間違っていたのだ」と言われても。
やっぱりおかしいと感じる訳ですよ。
同じような事が至る所に在って、「今までの年間1ミリ基準が馬鹿げて厳しかったのだ」とか。
「今までの天賦人権説が間違っていたのだ」とか(これは少々飛びますが)。
こんな言葉に囲まれれば、それは生命に対する感覚も色々おかしくなりましょうか。
愚痴になりましたね。
とりあえず、今はまだ情報不足。
即断は危険かと。
気にしながら、もうしばらくブログは冬眠させて頂きます。




