ブログ冬眠中ですが、少しだけ。
気になって仕方ないんですよ。
子どもの甲状腺検査 福島県以外と同じ (NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130308/k10013054841000.html
子どもの甲状腺「福島、他県と同様」 環境省が検査結果 (朝日)
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201303080179.html
多分皆さんも見たと思いますので、敢えて要約は省きます。
環境省の発表は以下の通り。
平成25年3月8日
福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果(速報)について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16419
調査の条件等を見てみると。
(1)対象地域
- ○青森県弘前市
- ○山梨県甲府市
- ○長崎県長崎市
(2)対象者
3~18歳の者 4,500名程度
(3)実施期間
平成24年11月~平成25年3月
(4)調査委託先
NPO法人日本乳腺甲状腺超音波医学会
(5)調査方法
- ○県民健康管理調査と同等の水準の甲状腺超音波検査を対象者に実施します。
- ○甲状腺超音波検査の結果については、県民健康管理調査と同様の基準で分類し、
- 調査対象地域における甲状腺ののう胞等の頻度を算出します。
この条件で調査を行った結果、
A2判定(5.0ミリ以下の結節や20.0ミリ以下ののう胞を認めたもの)・・・56.6%
B判定(5.1ミリ以上の結節や20.1mミリ以上ののう胞を認めたもの)・・・1.0%
C判定(直ちに二次検査を要するもの)はゼロ。
と、なったとの事。
一方、福島県の甲状腺検査では
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/250213siryou2.pdf
平成24年度は以下の通りでした。
A2判定・・・43.6%
B判定・・・0.6%
C判定・・・0.001%
数字は以上。
さて、どうでしょうか。
「福島県と青森・山梨・長崎では変わらない」?
「いやむしろ福島の方が低い」?
朝日の記事では長瀧重信・長崎大名誉教授がコメントされてますね。
『「超音波検査の性能が上がり、嚢胞などが見つかりやすくなった。福島が異常な状態ではないとわかった。ただし今回の調査だけでは、被曝の影響の有無は判断できない。福島で生涯、検査を続けることが必要だ。地域性もあるため、福島県で事故後に生まれた子への検査との比較も必要だ」と話す。 』
こちらは少々、断定が超速な気もします。
人間の生命に関わる事柄なんですけど。
一応続けて慎重な姿勢も見せてますが、直前に断定。
ささいな事かも知れませんが、こういう部分も引っかかるんですよ。
異常な断定の速さ。
まあいいです。
ちょっと考えてみたいので、次回に続きます。