頭を撃ち抜かれる夢

反響が大きかったですね。

というご報告が。

クライアントのM子さん（60代）は、

こんな夢をご報告くださいました。

壁際に、後ろ向きに手を上げた男性たちが一列になっていたの。そこに、銃を持った軍人が、列の端から、一人づつ頭に弾丸を撃ち込んで行く光景を目の当たりにしていた。そして、、ある人には、股ぐらに頭を押さえ込んで、刀で喉をひと突きした。恐怖で心臓が縮み上がったわ。絶望感たっぷりの夢でした。これって何でしょ。殺しの夢は、いつもそれを目撃しているという夢なんです

殺している側でも殺されてる側でもない、

目撃者という視点の夢ですね。

殺されるシーンがあまりにキツくて

受け入れられないと、このような

「外から他人事としてみてる」という

見え方で自己防衛をすることがあります。

これは、古い自分の「変化したくない」

抵抗が相当大きいことを表しています。

ただ、なぜ「頭を撃ち抜かれる」という

殺され方なのかは、

まだ分かりませんでした。

翌日M子さんから再びメッセージが来て、

映画『戦場のピアニスト』の

ワンシーンがモチーフだったと

知らせてくれました。

ちなみに、現実で見たこと体験したことが

夢に出るのは、その出来事を

「素材」「材料」として使うからで、

「その映画を見たからそれを思い出している

だけ」と考える必要はないです。

心のある状態を表すために、

その現実を「使って」いるということです。

そしてM子さんはさらに気づきました。

「頭の使いすぎ、に対する警告だと思う」

頭で考える今までの古い自分を

打ち破りたいけれど、

ものすごい恐怖心がある。

だから、まだぐるぐる思考してしまってる

ということが分かりました。

夢の中に出てくる体のコンディションや、

体のパーツにはそれぞれ意味があります。

もっというと、夢だけでなく現実に、

体の不調の様子や部位は、

潜在意識を反映しています。

頭という部位は「思考」か！

とM子さんも私も納得しました。

ということは、喉を一突き…これは

言いたいことを言えてないから？

思い当たることがあるかお聞きしたら、

めっちゃ思い当たるそうでした。

体のどの部分？ということを考慮する、

殺す夢・殺される夢の夢分析の、

さらに理解が深まりますねー。

夢は奥が深いです！！！

※ちなみに、セルフ前世療法では、

殺す・殺される過去生は

出てきにくい傾向があります。

自分に受け入れられないものは出てこない

（＝プロのセラピストが手伝って初めて

可能になる）という現象ですね。

また、M子さんの例のように、

「傍観者として」「他人事的に」

見える可能性も高いです。

ちゃんと自己防衛が働くので、

また、途中で見るのをやめたくなったら

いつでもやめられるのでご安心ください。