「過去生を知るとどんなメリットがありますか？」
という質問はとても頻出なのですけれども、
その一つは「今の自分を深く反省する」ということがあります。
よく「分かっちゃいるけど止められない」という言い方があります。
そんなことはありません。
「分かっちゃないから止められない」のです。
「分かる」という言葉が浅いから、
私たちの意識の表面で「分かったつもり」になっているだけだから、
止められないのです。
「本当に分かった」時、人の行動は変わります。
ホームレスでアル中の過去生ジョージの最期を見に行くと、
盗み飲みがバレて、酒屋の主人にボコボコにされています。
顔も全身も腫れあがって、冬の寒空に放り出されます。
風邪なのかなあ？
元々栄養も不足していて、痛めつけられて体も弱って、
そこへ病原菌？が入って、弱って、路上で凍死？します。
30代前半くらいかな？
そのような寒い冬は何度も超えてきたけれど、
いろいろ重なって、その時は助からなかったようです。
過去生の自分と対話してみると、
彼は「仕方なかったんだ」と言っています。
彼は、それ以外の生き方を知らなかった。
教育も受けていなかった。
仕事もなかった。
厳しい身分制社会、頑張っても報われない。
報われないから頑張らなくなる。
今の私は最高の教育を受けさせてもらった。
自由でチャンスのある世の中に生きている。
「それで同じことしてていいの？」
と、彼の人生は私に突きつけてきます。
本当にあった過去生か、分からないこともよくあります。
実感を伴ってきっとあると感じられる時と、そうでない時に分かれる。
乞食のジョージ過去生は、いまいち、実感が乏しいケースなのですが、
（出てきた名前がジョージマイケルだったのがいけないのかな？）
前世療法のインパクトは、それが本当らしいかどうかと関係ない時があります。
つまり、「このまま反省しなかったらどうなるか」ということ、
リアルに思い知らされることがあります。
それは、頭で何十回考えてきたことでも、何十年考えてきたことでも、
「体感する」というのは全く違います。
よく「きっと飲み過ぎ過去生あるよね～」などと冗談で話していましたが、
実際に見てしまうと、グサグサ思う所ありますね(-_-;
そして、不思議なことに、最近、インフルエンザに罹って、
治って、しばらくお腹の調子がよくありません。
お酒が飲みたくないし、少し飲んでみたら具合が悪くなるのです。
体からストップがかかっております(-_-;
そんなシンクロも起こったりして。
私たちはいろいろな肉体的条件、いろいろな社会的条件をもって生まれてきます。
違うシチュエーションで「じゃあ、こんどはどう生きるの？」と
毎回突きつけられて生きています。
アル中になるしか生き方を選べなかった人生もあった。
でも今回は？
前世療法のメッセージは、往々にしてイタイですね(T-T)
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