山奥へ分け入り、ひとり茸を採りに行く過去生の自分。
何を怒っているんでしょう?
むしゃくしゃした気持ちを晴らすように、ぐんぐん山を登っていきます。
夫を亡くして未亡人になった自分は、実家の兄の下へ身を寄せています。
そこで、兄嫁と折り合いが悪いのは、以前セルフ前世療法でわかっています。
爆発して家を飛び出す一こまのようです。
茸採りは日常なんだが、「家にいたくない!」という気持ちで、
仕事に出る、流れみたいです。
![$私の前世療法-渡る世間](https://stat.ameba.jp/user_images/20121017/22/eribow711/fc/55/j/t02200125_0380021612242024889.jpg?caw=800)
いわゆる嫁姑、小姑関係は、
時代は変われど、変わらなかったのでは。
大家族が当たり前だった昔の日本。
独り身の女性が実家で暮らすのは
普通だったと思うのですが、
死別して2,3年で、兄の家を飛び出して、
所帯を持った山の中のあばら家へ戻ってしまったのは、
よほどの事情があったのではないか、
と思っていました。
自分は20台後半。
兄嫁は、はっきり分からないけど30台でしょうか。
まだまだ血気盛ん。現代で言えばアラフォー?
「ヤングなおばちゃん」世代です。
自分が、兄と特に仲が良かったのも分かっている。
小説っぽく言えば、兄嫁には、
私に対する嫉妬のようなものがあったのではないか。
兄は、未亡人となった私をかわいそうに思い、
庇護したい気持ちがあったようだが、
それがまた兄嫁にとっては面白くなかったのではないか。
「怒りながら茸狩り」の一場面は、
時代を超えて共通する人間ドラマのようなものも映し出しています。
(つづく)
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