7話『亜弥との出会い』
病室を 出た後
(まずい!!美紀 怒ってるかも!!)
そう思いながら、産婦人科病棟へ 走った!
「ちょっと 病院内は 走らないで下さい!!」
途中、すれ違った 看護師さんから 注意が 入る
「すっ すいません!」
私は… 速足で 廊下を 歩いた…
すると 産婦人科病棟の
ナースステーションの前に
後ろ姿の美紀を 発見した
「美紀! ごめん!!」
私は 慌てて 美紀に駆け寄る…
「あっ 佐奈!!」
振り向く 美紀!
想像と 違い 美紀は 笑顔だった!
「ちょっと 見て 可愛いすぎるぅ~!!」
美紀は ガラス張りの向こうを 指指した!
「わぁ~!!」
そこには…生まれたばかりの新生児達が いた。
「可愛いい!!」
思わず 硝子に 両手が 張り付く!!
赤ちゃんの小さな 足首にそれぞれ巻かれた 青とピンクの ヒモの様な物は!? この 赤ちゃん達の性別の色だろうか?
そのヒモと同じ色をした…ベッドの上の、ネームプレートに
名前が 書いてある!?
赤ちゃんの名前か!?
(クスッ)
そんな訳ない きっと…
この赤ちゃん達を 生んだママ達の名前だ
「本当に 可愛いいなぁ~」
私は 目を 細めた。
「私達にも きっと こんな頃が あったんだね…」
美紀が 懐かしそうに 呟やく…
「思い出せる!? 新生児の頃の事!?」
私が 聞くと
美紀は 「う~ん」
と 考え
「全然…記憶に ございませしぇ~ん!」
そう言って 笑った。
(そりゃ そうだ!)
「アハハ…同じく!」
私も そう言って 笑った
病院を 出て…
美紀に 約束通り パフェをおごり…
「バイバイ また 明日ね」
そう 手を振り別れた
帰り道…
私は…ふと 自分の子供の 頃を 振り返った…
(まずい!!美紀 怒ってるかも!!)
そう思いながら、産婦人科病棟へ 走った!
「ちょっと 病院内は 走らないで下さい!!」
途中、すれ違った 看護師さんから 注意が 入る
「すっ すいません!」
私は… 速足で 廊下を 歩いた…
すると 産婦人科病棟の
ナースステーションの前に
後ろ姿の美紀を 発見した
「美紀! ごめん!!」
私は 慌てて 美紀に駆け寄る…
「あっ 佐奈!!」
振り向く 美紀!
想像と 違い 美紀は 笑顔だった!
「ちょっと 見て 可愛いすぎるぅ~!!」
美紀は ガラス張りの向こうを 指指した!
「わぁ~!!」
そこには…生まれたばかりの新生児達が いた。
「可愛いい!!」
思わず 硝子に 両手が 張り付く!!
赤ちゃんの小さな 足首にそれぞれ巻かれた 青とピンクの ヒモの様な物は!? この 赤ちゃん達の性別の色だろうか?
そのヒモと同じ色をした…ベッドの上の、ネームプレートに
名前が 書いてある!?
赤ちゃんの名前か!?
(クスッ)
そんな訳ない きっと…
この赤ちゃん達を 生んだママ達の名前だ
「本当に 可愛いいなぁ~」
私は 目を 細めた。
「私達にも きっと こんな頃が あったんだね…」
美紀が 懐かしそうに 呟やく…
「思い出せる!? 新生児の頃の事!?」
私が 聞くと
美紀は 「う~ん」
と 考え
「全然…記憶に ございませしぇ~ん!」
そう言って 笑った。
(そりゃ そうだ!)
「アハハ…同じく!」
私も そう言って 笑った
病院を 出て…
美紀に 約束通り パフェをおごり…
「バイバイ また 明日ね」
そう 手を振り別れた
帰り道…
私は…ふと 自分の子供の 頃を 振り返った…
7話『亜弥との出会い』
少女の 突然の涙に
私は どうして良いのか!?
分からず…
ただ…おろおろするばかりだった。
(私…子供は 苦手かも…)
マジで そう思う
だけど… この少女は きっと… ずっと 1人だったのかも知れない…
だから、どんなに 素敵な プレゼントよりも 友達が 欲しかったのかも…
「ひっく!!」
私は 目の前で しゃくりながら、泣く少女の 頭に
手を 置いた。
涙を いっぱい貯めて 私を見上げる少女…
私は (ニコリ)と 微笑んだ。
「トナカイさん 怒ってないの?」
少女が 聞く!?
私は 深く(コクリ)と 頷いた
そして、くまのぬいぐるみを (ギュッ)っと 抱き締め
「私は あなたの 友達だよ」
そう言った。
「えっ!?」
驚く 少女!!
「トナカイさんが 喋った!!」
(もう、なるようになれ!!)
(こうなったら トナカイに成りきってやる!!)
そう思った!
「私は サンタさんに あなたと 友達に なるように 言われて 来たのよ…」
「本当に!? サンタさん わたしの お願い 聞いてくれたの!? でも 何で トナカイさん 急に 喋れる様に なったの!?」
私の言葉に 少女の質問が
返ってくる
(えっとぉ~)
私は 無い知恵を 絞って 考えた!
「あ あのね 喋れる様に なったのは…」
そこまで 言うと 私は
手に 持った くまのぬいぐるみを 苦し紛れに 見た
「あっ ほら このくまちゃんにね 触ってると 喋れる様に なるんだよ…
この くまちゃん 魔法の くまちゃんだから…」
とっさに そんな台詞が
口から (ペラペラ)と 飛び出す!!
「えっ その くまちゃん 魔法の ぬいぐるみだったの!?」
少女が あどけない 瞳を 丸く させた。
(やべぇ~ 段々 乗ってきたかも…)
「そうだよ! 信じられないだろうけどね」
私は そう言って ウィンクをした。
少女が
首を横に振りながら答える「ううん! わたし 信じるだって トナカイさんが わたしの友達に なってくれたもの!! サンタさんは 亜弥の欲しい物 ちゃんと くれたんだ!!」
「うん そうだね!」
私は そう言いながら くまのぬいぐるみを 棚に戻そうとした
その時
「待って! それが 無いと トナカイさん 喋れ無いんでしょ!?」
慌てた様に少女が
叫んだ!!
(やべぇ~ そうだった!!)
慌てて ぬいぐるみを 抱き締める 私
「トナカイさん わたしね 亜弥って 名前なんだよ! トナカイさんは?」
「わたしは 佐奈って言うの…」
「それは 人間に化けてる時の名前?」
「そっ そう 人間の時の名前…」
「じゃあ 魔法のくまさんの名前は?」
(ん? くまさんってか?)
私は 腕の中の ぬいぐるみに 視線を 落とした。
「今 くまちゃんに 聞いたら亜弥ちゃんに 名前 付けて欲しいってさ!!」
私が そう言うと
亜弥は
「うーん… 」
と 暫く 考え …
「ピュア!! ピュアにするいい!?」
と 聞いたので 私は
「ちょっと 待って 聞いてみるから…」
と 言いながら くまちゃんの 口元に 耳を 近ずけた
それから (ニッコリ)笑い
「凄く いい名前だって!」
そう 言った。
「良かったぁ~」
亜弥が 微笑む
(可愛いい この娘!)
少しの間 少女の 可愛いい
笑顔に 見とれた後 私は
(ハッ!!)
大切な事を 思い出した
(やべぇ!! 美紀が 待ってる)
「ごめんね…そろそろ 行かなきゃ!」
私が 言うと
亜弥は
「え~!! もう 行っちゃうの!!」
そう 叫んで 泣きそうになった。
なんか 良く 分かんないけど…
胸の 奥が (キュン)となる
「今度 いつ 来れるの!?」
亜弥が 悲しそうな 顔で 聞いたので…
私は 「サンタさんに 聞いてみるね…」
そう 答えた。
「じゃあ 今日 聞いて!!」
亜弥の だだっ子の様な
しかめっ面に
私は 思わず
「うっ うん 今日 聞いて見るね」
そう 答えてしまっていた。
私は どうして良いのか!?
分からず…
ただ…おろおろするばかりだった。
(私…子供は 苦手かも…)
マジで そう思う
だけど… この少女は きっと… ずっと 1人だったのかも知れない…
だから、どんなに 素敵な プレゼントよりも 友達が 欲しかったのかも…
「ひっく!!」
私は 目の前で しゃくりながら、泣く少女の 頭に
手を 置いた。
涙を いっぱい貯めて 私を見上げる少女…
私は (ニコリ)と 微笑んだ。
「トナカイさん 怒ってないの?」
少女が 聞く!?
私は 深く(コクリ)と 頷いた
そして、くまのぬいぐるみを (ギュッ)っと 抱き締め
「私は あなたの 友達だよ」
そう言った。
「えっ!?」
驚く 少女!!
「トナカイさんが 喋った!!」
(もう、なるようになれ!!)
(こうなったら トナカイに成りきってやる!!)
そう思った!
「私は サンタさんに あなたと 友達に なるように 言われて 来たのよ…」
「本当に!? サンタさん わたしの お願い 聞いてくれたの!? でも 何で トナカイさん 急に 喋れる様に なったの!?」
私の言葉に 少女の質問が
返ってくる
(えっとぉ~)
私は 無い知恵を 絞って 考えた!
「あ あのね 喋れる様に なったのは…」
そこまで 言うと 私は
手に 持った くまのぬいぐるみを 苦し紛れに 見た
「あっ ほら このくまちゃんにね 触ってると 喋れる様に なるんだよ…
この くまちゃん 魔法の くまちゃんだから…」
とっさに そんな台詞が
口から (ペラペラ)と 飛び出す!!
「えっ その くまちゃん 魔法の ぬいぐるみだったの!?」
少女が あどけない 瞳を 丸く させた。
(やべぇ~ 段々 乗ってきたかも…)
「そうだよ! 信じられないだろうけどね」
私は そう言って ウィンクをした。
少女が
首を横に振りながら答える「ううん! わたし 信じるだって トナカイさんが わたしの友達に なってくれたもの!! サンタさんは 亜弥の欲しい物 ちゃんと くれたんだ!!」
「うん そうだね!」
私は そう言いながら くまのぬいぐるみを 棚に戻そうとした
その時
「待って! それが 無いと トナカイさん 喋れ無いんでしょ!?」
慌てた様に少女が
叫んだ!!
(やべぇ~ そうだった!!)
慌てて ぬいぐるみを 抱き締める 私
「トナカイさん わたしね 亜弥って 名前なんだよ! トナカイさんは?」
「わたしは 佐奈って言うの…」
「それは 人間に化けてる時の名前?」
「そっ そう 人間の時の名前…」
「じゃあ 魔法のくまさんの名前は?」
(ん? くまさんってか?)
私は 腕の中の ぬいぐるみに 視線を 落とした。
「今 くまちゃんに 聞いたら亜弥ちゃんに 名前 付けて欲しいってさ!!」
私が そう言うと
亜弥は
「うーん… 」
と 暫く 考え …
「ピュア!! ピュアにするいい!?」
と 聞いたので 私は
「ちょっと 待って 聞いてみるから…」
と 言いながら くまちゃんの 口元に 耳を 近ずけた
それから (ニッコリ)笑い
「凄く いい名前だって!」
そう 言った。
「良かったぁ~」
亜弥が 微笑む
(可愛いい この娘!)
少しの間 少女の 可愛いい
笑顔に 見とれた後 私は
(ハッ!!)
大切な事を 思い出した
(やべぇ!! 美紀が 待ってる)
「ごめんね…そろそろ 行かなきゃ!」
私が 言うと
亜弥は
「え~!! もう 行っちゃうの!!」
そう 叫んで 泣きそうになった。
なんか 良く 分かんないけど…
胸の 奥が (キュン)となる
「今度 いつ 来れるの!?」
亜弥が 悲しそうな 顔で 聞いたので…
私は 「サンタさんに 聞いてみるね…」
そう 答えた。
「じゃあ 今日 聞いて!!」
亜弥の だだっ子の様な
しかめっ面に
私は 思わず
「うっ うん 今日 聞いて見るね」
そう 答えてしまっていた。
7話『亜弥との出会い』
その娘の 視線の先…
そこには…病院の隣に隣設
された、学校の校庭で 元気に
ドッチボールを 楽しむ子供達
が 居た…
「……」
その子供達を 無言で 見つめる少女…
(……)
私は 何となく…
見ては いけない物を 見てしまった様な
そんな気がして…
そっと…気づかれない様に
少女に 背を、向けた。
そろり そろりと 忍び足で
病室を 出ようとした
その時!?
「あなた…だあれ?」
背後で、か細い声が した。
「…… 」
何て 答えたら 良いのか
分からず…
私は 考えながら、ゆっくりと… 少女に 振り返った
(通りすがりの者です…)
そう…答えるしか無い…
その時…
「あなた…外国の人?」
少女が 不思議そうに 私に聞く…
(外国の人って!?)
少しの間…考えて
(ああ…この髪の色かぁ~!?)
私は 指先で 自分の、白銀の髪の毛を つまんだ。
「あなた…口が 聞けないの?」
再び、少女が 私に 問いかける…
(いえ…そうじゃなくて…)
私は 慌てて、手を振りながら
(違うよ…ちゃんと 喋れるよ!)
そう 答えようとして
「ちが…」
口を 開いた。
「待って!無理しなくて いいわ!」
少女が それを さえぎった
(へっ?)
きょとんと する私…
「あなた…もしかして トナカイさんでしょう?」
そう言う側から… 少女の瞳が
急に、キラキラ 輝きだす!!
(トナカイ?)
「サンタさんに 言われて来てくれたんでしょ? だから、人間の言葉も、喋れないし… 髪の毛も そんな色してるんだわ!?」
そう言って少女が(ニコリ)と
笑う
(サンタ!?)
(トナカイ?)
素晴らしく 驚きな 少女の
発想に… 私は
(ポリポリ)
(参ったなぁ~)
鼻を かいた…
「あはは… 鼻かいてるぅ~ 人間の姿に 化けたのね!? 大丈夫よ!! 赤い鼻は ちゃんと 隠れてるから…」
少女が 可愛いい 笑顔を 見せて (ケタケタ)と 笑う!!
(参った… 本当に…参った…)
(どうやって、切り抜けよう…)
(本当の事 言えば…この娘は きっと がっかりする…)
(がっかり させたくないなぁ~)
私は (キョロキョロ)と 辺りを
見回した。
「何を さがしてるの?」
少女が 不思議そうに 私を覗き込む!?
その時!? 棚の上の くまのぬいぐるみが 目に 入った
(どうしよう!?)
私は 何となく…そのぬいぐるみを 手に 取った。
「あっ それ 去年のサンタさんからの クリスマスプレゼント!!」
少女が 叫ぶ!!
(えっ!?)
私は 少女を見た
「分かった… その ぬいぐるみ わたしが 大切に しなかったから サンタさん怒って トナカイさんを ここによこしたのね!?」
少女が うつ向く…
(へっ?)空いた口が塞がらない私…
「でも…」
少女が 再び 顔を上げた
「その ぬいぐるみは 嬉しかったよ!! だけど わたし去年は サンタさんに 友達が 欲しいって お願いしたんだよ…」
(友達!?)
「だから サンタさんが わたしの お願いした物と 違う物 くれたから… わたしがっかりして…そのくまさん、大切に出来なかったんだよ…」
少女の 瞳から 大粒の 涙が 零れた…
そこには…病院の隣に隣設
された、学校の校庭で 元気に
ドッチボールを 楽しむ子供達
が 居た…
「……」
その子供達を 無言で 見つめる少女…
(……)
私は 何となく…
見ては いけない物を 見てしまった様な
そんな気がして…
そっと…気づかれない様に
少女に 背を、向けた。
そろり そろりと 忍び足で
病室を 出ようとした
その時!?
「あなた…だあれ?」
背後で、か細い声が した。
「…… 」
何て 答えたら 良いのか
分からず…
私は 考えながら、ゆっくりと… 少女に 振り返った
(通りすがりの者です…)
そう…答えるしか無い…
その時…
「あなた…外国の人?」
少女が 不思議そうに 私に聞く…
(外国の人って!?)
少しの間…考えて
(ああ…この髪の色かぁ~!?)
私は 指先で 自分の、白銀の髪の毛を つまんだ。
「あなた…口が 聞けないの?」
再び、少女が 私に 問いかける…
(いえ…そうじゃなくて…)
私は 慌てて、手を振りながら
(違うよ…ちゃんと 喋れるよ!)
そう 答えようとして
「ちが…」
口を 開いた。
「待って!無理しなくて いいわ!」
少女が それを さえぎった
(へっ?)
きょとんと する私…
「あなた…もしかして トナカイさんでしょう?」
そう言う側から… 少女の瞳が
急に、キラキラ 輝きだす!!
(トナカイ?)
「サンタさんに 言われて来てくれたんでしょ? だから、人間の言葉も、喋れないし… 髪の毛も そんな色してるんだわ!?」
そう言って少女が(ニコリ)と
笑う
(サンタ!?)
(トナカイ?)
素晴らしく 驚きな 少女の
発想に… 私は
(ポリポリ)
(参ったなぁ~)
鼻を かいた…
「あはは… 鼻かいてるぅ~ 人間の姿に 化けたのね!? 大丈夫よ!! 赤い鼻は ちゃんと 隠れてるから…」
少女が 可愛いい 笑顔を 見せて (ケタケタ)と 笑う!!
(参った… 本当に…参った…)
(どうやって、切り抜けよう…)
(本当の事 言えば…この娘は きっと がっかりする…)
(がっかり させたくないなぁ~)
私は (キョロキョロ)と 辺りを
見回した。
「何を さがしてるの?」
少女が 不思議そうに 私を覗き込む!?
その時!? 棚の上の くまのぬいぐるみが 目に 入った
(どうしよう!?)
私は 何となく…そのぬいぐるみを 手に 取った。
「あっ それ 去年のサンタさんからの クリスマスプレゼント!!」
少女が 叫ぶ!!
(えっ!?)
私は 少女を見た
「分かった… その ぬいぐるみ わたしが 大切に しなかったから サンタさん怒って トナカイさんを ここによこしたのね!?」
少女が うつ向く…
(へっ?)空いた口が塞がらない私…
「でも…」
少女が 再び 顔を上げた
「その ぬいぐるみは 嬉しかったよ!! だけど わたし去年は サンタさんに 友達が 欲しいって お願いしたんだよ…」
(友達!?)
「だから サンタさんが わたしの お願いした物と 違う物 くれたから… わたしがっかりして…そのくまさん、大切に出来なかったんだよ…」
少女の 瞳から 大粒の 涙が 零れた…