もはやブログタイトルで語ってしまって出落ち感満載ですが
通変星の行動力の星(偏官・正官)を持たない方は
たしかにフットワークが重めの方が多い傾向があります。
とはいえ、いくら行動できないからといって排泄行為を行わない方がいないように
まったく行動しないという方はいらっしゃいません。
では行動力の星を持つ方と持たない方で何が違うかというと
行動するための動機があるかないかです。
行動力の星が行動する動機は「意義」です。
自分がその行動をすることに意味があると思ったら
誰が何と言おうとすっと行動に移します。
その中でも偏官のほうが正官よりも素早く動きます。
そのためネットや本に「短気」と書かれることもありますが
思ったらすぐに行動できるのが偏官の持ち味です。
対して正官は熟考して納得できれば行動します。
何よりも行動するに足るきちんとした理由を求めます。
なので偏官よりも初動は遅れがちですが
その分その行動が長続きします。
では行動力の星(偏官・正官)をお持ちでない場合はというと
他の通変星が行動するための動機づけとなります。
自立心の星(比肩・劫財)をお持ちの方は自分がやりたいか否か
遊び心の星(食神・傷官)をお持ちの方は楽しそうかどうか
人脈の星(偏財・正財)をお持ちの方は相手に会いたいかどうか
知性の星(偏印・印綬)をお持ちの方は行動の先にあるものを知りたいか
それによって行動を起こすかどうかが変わってきます。
ご自身が行動を起こしやすい状態を知っておくと
自分がなぜ動けるのか、動けなくなるのかがわかるようになります。
行動を阻害する要因は自分の動機づけだけに限りません。
行動したいのにできないときは他に原因が存在するのかもしれません。
セッションではそういったお話をお伝えしています。
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