四柱推命鑑定士の伊藤 恵利子です。
知性の星に分類されるのは
印綬と偏印
のふたつ。
このふたつは同じ知性に分類されますが、向いてる方向が若干違います。
たとえば、印綬は最澄、偏印は空海。
仏教というくくりにされても、目指している世界が似ているようでどこか違う。
このふたつの星の共通点は
頭をフル回転させていたいこと
常に頭を動かしていたい。
その対象が何であれ、ずっと頭を使って何かを考えていたい。
この何であれ、というのがなかなかのくせもの。
人の常として、いいことばかりであるほうが都合がいい。
進んでつらい経験をしたいという人はあまりいないと思うのですが
この知性の星は、頭を使わないことのほうが面白くないのです。
この星がこじれると、悩みを勝手に作り出します。
悩みで頭を使って喜ぼうとし始めます。
「悪いこと探し」と鑑定のときに言ったことがあるのですが
私が幸せでいるはずがない
自分で自分の揚げ足をとることを無意識に考え出すのです。
私のメインとなる星、主星はこの知性の星【偏印】です。
印綬が正統派だとすると
偏印はアウトサイダー。
外の世界に知識を求めた星です。
このどちらもが自分の望む知識をインプットアウトプットできているうちはいいのですが
それが満たされないと
印綬だと
なんで自分は型にはまったことしかできないんだろう
とか
偏印だと
なんでひとつのことに専念できないんだろう
とか
自分に向いてない性質のことを持ち出して、その理由探しを始めてしまいます。
なぜ理由を探すのか。
そうしているうちは
自分の本質に向き合わなくていいから。
悩み好きな人も同じことです。
自分の本質に沿ったことだけするのは本当はそんなに楽なことじゃありません。
好きなことのために努力することも必要だし
好きなことのために好きではないことをせざるを得ないことだってある。
たとえば起業を例にとると
好きなことだけしてたら仕事が降ってくるわけじゃないですし
帳簿とかつけたり、確定申告だってあります。
そういうの全部嫌だと思うなら、お金をもらわず趣味で行うことだってできます。
せっかく頭をフル回転させるなら、自分のために存分に使えばいい。
不幸探しとかしないで、幸せになることに頭を使っていきませんか?
人はいつからだって幸せになれるのですから。