春~夏にかけて出向いた
コンサート2件の覚え書きです
7月末に行われたのは
ヴァレリー・ポリャンスキー指揮、
ロシア国立交響楽団名曲コンサート。
ロシア出身の作曲家たちによる
有名な管弦楽曲を
ロシアの楽団がロシアの指揮者によって演奏する
ロシア尽くしのコンサート
バレエ音楽大好き、チャイコフスキー大好きの私にとって
まさに至福の時間となりました
指揮のヴァレリーさんは
いかつい外見ですがとってもユーモラスな方で
アンコールを促す拍手に対して
「もう遅いからアンコールなんてせずに帰らないとダメだよ」
「僕は疲れたから寝たいんだよ!!」
みたいなジェスチャーをして
観衆を大いに笑わせ、さんざんじらした後に
ショスタコーヴィチの「荷馬車引きの踊り」を
ド迫力でどどーんと演奏してくださり
万雷の拍手と喝采を受けていました。かっこよかったー
このコンサートでは
いつもはニューイヤーコンサートでしか行われていない
ステージ装飾のお花のプレゼントがありました。
残念ながら私は当たりませんでしたが
お隣の席の方が見事当選されていました
また、ハーモニーホールふくい初の試みとして
ちょっとしたドレスコードが設けられていました。
ドレスコードと言っても強制ではないですし
やり方もそんなに堅苦しいものではなく
ロシアでポジティブな色とされる「赤色」の小物を
どこかに身に着ける、もしくは持参するといったもの。
事前にドレスコードのことをご存じだったお客様方は
赤色のワンピースをお召しになられたり
赤いバッグを持参して来られたり
赤いネクタイをつけていたりと
それぞれにこのドレスコードを楽しまれていたようでした
赤いものを身に着けていないかたのために
赤い小物の販売も会場で行われていました。
私も赤いバラのブローチを買ってつけてみました
こういう催しも楽しいですね
コンサートと言えば、4月の10連休前には
パーヴォ・ヤルヴィ指揮・ヴァイオリン五嶋みどりによる
エストニア・フェスティバル管弦楽団の
コンサートにも行ったのですが
10連休の直前ということもあり仕事が長引いてしまい
楽しみにしていたみどりさんの演奏には間に合わず
会場にやっと着けたときには
すでに最後の楽曲の第3楽章の終盤でした
客席に入ることもできず、ホワイエでぼーっと聴くのみ
アンコールだけはなんとか客席で聴くことができましたが…
世界的に有名なみどりさんの演奏を
福井で生で聴ける機会なんてそうないのに
もう残念で悲しくてなりませんでした
せめてもの慰めに、購入したCDに
サインだけはしてもらいました。
目の前にいるみどりさんはとっても小柄で
静かな笑みをたたえていらして大変チャーミング
こんなに華奢な身体から
恐ろしいほど正確な技術を巧みに使った
凄まじい演奏を紡ぎだしているとは信じられないくらいです。
って、今回私は演奏聴けてないのですが
お声掛けすることもできたので
「またぜひ福井に来てください」と一言お伝えしたら
にこにこした笑顔で聞いてくださり、握手もしてくださいました。
めっちゃくちゃ嬉しい でもやっぱり残念すぎる…
本当にぜひともまた来福してほしいです(切実)