『 ハドソン川の奇跡 』(2016年・米・96分・ドラマ)
監督:クリント・イーストウッド
脚本:トッド・コマーニキ
出演:トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー
出演:クリス・バウアー、マイク・オマリー、アンナ・ガン
2009年1月15日
USエアウェイズ カクタス1549便は
バートストライクにより両エンジンが利かなくなり
ハドソン川に緊急着陸した。
サレンバーガー機長とスカイルズ副操縦士
の速やかな決断により
乗客150名 客室乗務員3名 パイロット2名
の命は無事だったのだが
人的要因はなかったのか?と尋問される。
彼らは
ハドソン川に不時着したのを墜落と言うし
パイロットの意見に耳を傾けない。
英雄であった機長は1日にして犯罪者扱いに。
ハドソン川の奇跡の真実はいかに・・・・・・。
日本の番組でも
“ ハドソン川の奇跡 ” は取り上げられて
何度か見た事があります。
でも その場合
パイロットが人命を救った。
みんな無事で良かった。
って所までですよね。
こちらの映画は
実は後日談があり
機長や副操縦士は
国家運輸安全委員会から呼び出しを受け
公聴会が結論を出した所まで描かれていました。
本当に
ハドソン川に着水するしか方法がなかったのか。
人の命を危険にさらしてまで川に着水なんて。
と言っているのです。
航空会社と保険会社は
お金が絡んで来るため
機長の人的ミスだと主張したいんですね。
なんて よこしまな考え方。
この辺りは観ていて気分が悪くなりそうでしたが
冷静な機長は こう議長に意見します。
(※↓本編より抜粋)
シュミレーションでは
人的要因が完全に排除されている
操縦士たちが対応を決めるまでに費やした時間
人為的ミスを探すなら人的要因の考慮を
という事で
< 人的要因の考慮時間を35秒に設定 >
にすると
シュミレーションでは墜落。
やっと 機長の意見が正しい判断だったと
認められたのです。
素晴らしい機長です。
数々のタイミングが重なり
みんなが無事
飛行機から下りれた事は良かったです。
観終わるまで
監督が
クリント・イーストウッドさんだとは知りませんでした。
素晴らしい切り口の映画で観る事が出来て
良かったです。
私は Amazonプライムの吹替版で観ましたが
字幕版の方は特典映像が約20分弱ありました。
(※製作:監督:脚本:ゲイリー・レヴァ
ナレーション:フィリップ・テレンス)
機長だったサリー と サリーの妻 サリーの娘の
インタビューでした。
では ごきげんよう。