『 麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~ 』
(2016年・韓国・全30話・時代劇/恋愛)
演出:キム・ギュテ 脚本:チョ・ユニョン
出演:イ・ジュンギ、IU、カン・ハヌル、ホン・ジョンヒョン、ナム・ジュヒョク、ベッキョン、ジス、ユン・ソヌ、キム・ソンギュン、チ・ヘラ
友達に彼氏を奪われ、
その彼氏の借金まで押しつけられたコ・ハジン。
失意の中、湖を訪れ心を静めていた時、
一人の男の子が溺れているのに気づく。
「見ているのは自分だけ」悩んだ末に飛び込み、
男の子は助かったが、自分は溺れてしまう。
死を覚悟した瞬間、皆既日食が起こった。
そして、目覚めると……。
そこは、高麗(コリョ)の都、松嶽(ソンアク)。
しかも、皇宮の浴場・茶美園(タミウォン)。
そこでは、皇子たちがくつろぎ、
半裸ではしゃいでいる真っ最中だった。
※茶美園(タミウォン):皇族専用の入浴施設。
心身を整える癒やしの場。
(※ネタバレを含みます※)
冒頭に【このドラマは史実を基に創作したものです】
と始まりました。
8人の皇子、よく見ると知ってる名前が。
以前、ナ・イヌさんが出演されていると知り観たドラマ
『輝くか、狂うか』です。
ナ・イヌさんは
王家の命を狙う刺客「セウォン」を演じていました。
あのドラマでも、ワン・ソは世間の噂とは裏腹に、
優しく情に厚い心の持ち主として描かれています。
だから、本作で「ワン・ソは怖い人物なんだぞ」
と言われて物語が始まっても、
「いやいや、ワン・ソは優しい人だから」
と思いながら観ていました。
また、『輝くか、狂うか』では、
ワン・ウクが弟、ヨウォンが姉という設定でしたが、
本作では、ワン・ウクが兄、ヨナが妹ですよね。
ワン・ソが誰と婚姻するのかも知っていたので、
複雑な想いで観ていました。
実際、ウク兄妹はどっちが先に生まれてるんでしょうね。
日本の時代劇もそうですが、
脚本が違えば解釈も変わってきます。
ワン・ソ絡みのドラマは2本目ですが、
なんだかワン・ソという人物に興味が湧いてきました。
という前置きをして、ドラマの話に入ります。
~ 主な登場人物 ~
【ヘ・ス/コ・ハジン】
高麗にタイムスリップしてきた女性。
タイムスリップ前の名はコ・ハジン。
デパートの化粧品売り場で働いていたため、美容の知識が豊富。
本来のヘ・スにコ・ハジンの魂が乗り移ったが、
その事実を知っているのは彼女だけ。
彼女は物怖じしない性格だったので、
ヘ・スを知っている皇子たちは、彼女の変貌ぶりに驚く。
再従姉(またいとこ)のミョンヒが第8皇子の妻であるため、
ウクの屋敷に身を寄せている。
やがて、優等生のウク皇子と破天荒なソ皇子の間で揺れ動く。
【高麗を彩る8人の皇子たち】
【第1皇子(正胤/チョンユン)/ワン・ム】
太祖ワン・ゴンの長男で、後の第2代皇帝。
母親の身分が低いため後ろ盾がなく、
常にその座を狙われている。
温厚な人柄から、ワン・ソやペガからは深く慕われている。
【第3皇子/ワン・ヨ】
皇后ユ氏の長男。
傲慢で野心家な性格は、母の冷徹さを色濃く受け継いでいる。
母と共に皇帝の座を奪おうと画策し、
ワン・ソたちの行く手を阻む強大な壁となる。
【第4皇子/ワン・ソ】
幼い頃、実母である皇后につけられた顔の傷を隠すため、
常に半分を仮面で覆っている。
母の愛に飢え、
冷徹な人物「狼犬(ランギョン)」として恐れられているが、
実は人一倍優しい心の持ち主。
人を信じようとしなかったが、ヘ・スと出会い、
その凍りついていた心が次第に溶けてゆく。
【第8皇子/ワン・ウク】
ヘ・スの再従姉(またいとこ)であるミョンヒの夫。
文武両道に長け、次期皇帝に最も近い存在と言われている。
一族からの期待を一身に背負う優等生だが、
穏やかな微笑みの裏で、常に孤独と闘っている。
【第9皇子/ワン・ウォン】
ヘ・スの侍女チェリョンが奴婢だった頃の主人。
金への執着が強く、
常に形勢を見極めて有利な側に付こうとする計算高い性格。
自分の手は汚さず、ずる賢さが際立つ存在。
【第10皇子/ワン・ウン】
ヘ・スと派手な喧嘩をして顔に傷を負うが、
「自分に歯向かった初めての女性」として、
次第に気になる存在になっていく。
無邪気で愛らしい性格のため、
兄弟たちからも可愛がられている。
【第13皇子/ペガ(ワン・ウク)】
武道よりも芸事に長けた、風流を愛する皇子。
第8皇子と同名のため、中国の古琴の名手にちなんだ
「ペガ(伯牙)」という愛称で呼ばれる。
第4皇子ワン・ソとヘ・スの数少ない良き理解者。
【第14皇子/ワン・ジョン】
ワン・ヨ、ワン・ソと同じ母(皇后ユ氏)を持つ末息子。
武芸に長け、愚直を地で行く皇子。
兄たちの想いを知ってるが故に密かにヘ・スを慕い続けている。
【運命の歯車を動かす、王宮の人々】
【ミョンヒ(ヘ氏夫人)】
第8皇子ウクの正室。身寄りのないヘ・スを呼び寄せ、
実の妹のように温かく見守っている。
病弱なため若くしてこの世を去るが、ウクを深く愛しており、
自らの死期を悟ると、ヘ・スにその想いを託した。
【チェリョン】
ヘ・スの侍女。ヘ・スを姉のように慕っているが一方で、
かつての主人である
第9皇子ワン・ウォンへの想いも断ち切れずにいる。
その想いがヘ・スや彼女自身の運命も狂わせていく。
【オ尚宮(サングン)】
茶美園(タミウォン)の最高尚宮。
ヘ・スを娘のように思うあまり厳しく接するが、
その裏には深い愛情を秘めている。
かつて皇帝ワン・ゴンの恋人だったが、
権力闘争に巻き込まれ、愛する人を失った悲しい過去を持つ。
【ヨナ皇女】
第8皇子ウクの妹。才色兼備で野心家。
一族再興のために皇后の座を虎視眈々と狙っている。
ヘ・スの行動が逐一気に入らず、
敵対心を露(あら)わにし追い詰めていく。
【チェ・ジモン】
星を読む司天供奉(サチョンコンボン)
現代から高麗へ
タイムスリップしてきたと思われる謎多き人物で、
なにかとコ・ハジンに忠告を与える。
ハジンは、彼がタイムスリップ直前に
隣にいたホームレスの男性だと気づき、
自分と同じ未来を知る者だと確信する。
第4皇子ワン・ソの良き理解者であり、心強い助言者。
【ワン・ゴン】
高麗の初代皇帝(太祖)。
国の基盤を固めるため政略結婚を繰り返し、
その結果、多くの皇子と皇女を持つこととなった。
【皇后ユ氏(劉氏)】
第3皇子ヨ、第4皇子ソ、第14皇子ジョンの実母。
権力のために皇子たちさえ利用する、傲慢かつ冷徹な野心家。
ソの顔に消えない傷を刻んだ張本人でありながら、
彼にだけは一切の愛情を注がず、徹底して冷酷に突き放す。
思いのほか、ドラマにどっぷりはまってしまいました。
そこで、個人的に気になったシーンや胸キュンポイントを、
備忘録代わりに書き出してみようと思います。
かなり長くなりそうなので、
何度かに分けて投稿する予定です。
お時間の許す方は、ぜひ最後までお付き合いください。
★1★
第2話 26分~33分あたり
チェリョンの着替えを覗き見していたワン・ウンを
捕まえたヘ・ス。
コテンパンにやっつけているところを止めに入ったワン・ソは、
なおも殴りかかろうとするヘ・スの右手首を掴んで制止します。
ヘ・ス
「放してよ!」
なかなか放してくれないワン・ソの手を振りほどき、
その場が収まったように見えたところで、去っていくワン・ソ。
しかし、怒りの収まらないヘ・スはワン・ソを追いかけます。
その時の二人の会話。
ヘ・ス
「あの……待ってください、ちょっと、待ってください。
さっきもそうだけど、わたしは物じゃない。
謝ってください」
ワン・ソ
「誰に」
ヘ・ス
「私。誰って私は……ヘ・スです。私はヘ・ス」
ワン・ソ
「名前なんか聞いてない。
皇子を殴っていたから、身分を聞いた」
ヘ・ス
「謝ってといってるのに、なぜ身分の話がでるのよ。
奴婢だったら謝らないつもり?全くふざけた世界だわ」
ワン・ソ
「なんだ、どうしても謝ってほしいのか」
ヘ・ス
「ええ、あなただけじゃなく、さっきの小さい皇子、
彼にも絶対謝ってもらう。
身分が高い人ほど公明正大でなきゃ。でしょ」
ワン・ソ
「わかった、だがな……
私から謝罪を受けたら、お前の命はない。
それでもかまわぬか、ならば、わたしが謝罪を」
ワン・ソの脅しに、ひるみそうになったヘ・スは
ミョンヒを見つけて話をはぐらかした。
ヘ・ス
「ミョンさん!私を探して、こっちへ!」
ワン・ソに一礼するミョンヒ。
ヘ・ス
「さあ行きましょう、話はあっちで、行きましょう」
足早に去っていくヘ・ス。それを眺めているワン・ソ。
ワン・ソ
「ヘ・スか……」
まだ高麗に来て間もないため、ヘ・ス(コ・ハジン)の
言動はまさに「怖いもの知らず」ですよね。
言ってることはごもっともなのですが、
「果たしてそれが高麗時代の人々に通用するのか?」
といえば、当然「通用しない」でしょう。
現代から高麗にタイムスリップしたならば、
慎重に振る舞うのが普通だと思うけれど、
そう考えないのがヘ・スであり、彼女らしさ。
以後、この「現代的な価値観」が、
皇子たちを大きな混乱に巻き込んでいくことになるのです。
★2★
第6話 5分~6分あたり
浴場でワン・ソの素顔を見てしまったヘ・ス。
素顔を見られ逆上したソが、
浴場を去る時に落としていったかんざし。
(第3話の11分~13分あたり)
ヘ・スは、そのかんざしを侍女チェリョンに渡し、
「これをソ皇子様の部屋へ。
目につくところじゃなく、探さないと分からない所にね」
と頼みます。
しかし、
チェリョンが忍び込んでいる時に運悪くヨナが入ってきて、
かんざしを盗もうとしたと誤解されたチェリョンは、
ヨナの制裁(吊るされて棒たたきの刑)を受けてしまいます。
その光景を見たヘ・スは、ヨナ皇女に対して言い放ちます。
「私が置くように命じたんです、盗んだんじゃない」
「いっそ私を叩いて。
説明はできませんがチェリョンは無実です。
どうしても叩くなら仕事を命じた、私を叩いて」
と、身代わりに罰を受けます。
そこへワン・ソが止めに入ったシーンより。
ヨナの右手首を握り止めに入るワン・ソ。
ヨナ
「お放しに」
ワン・ソ
「やめろ」
ヨナ
「教育するのは私の役目、お放しに」
ヘ・スを真っ直ぐ見つめるワン・ソ
ワン・ソ
「私のものだ」
ヨナ
「今……なんとおっしゃいました?」
ワン・ソ
「その娘は、私のものだと」
振り上げていた手を下ろすヨナ。
ワン・ソ
「その髪飾りは私のものだ。
だから、あの娘をどうするのか決めるのも私だ」
ヨナ
「兄上」
ワン・ウン
「スは盗んでいない!部屋の前で拾ったと……
いえ……拾うのを私が見ました!」
ヨナ
「そなたまで」
ワン・ウク
「スを下ろせ……早く!」
下ろされたスはチェリョンとその場を去る。
ワン・ウク
「ヨナ、浅はかなことをしたな」
みんなが去った後、
ソはかんざしを受け取るため右手をヨナに差し出す。
ヨナ
「哀れみですか?」
ヨナの手からかんざしを取るソ。
ヨナ
「いつもの兄上なら、こんな風に止めなかった。
まさか、あのものをお気に召したのですか」
ワン・ソ
「ヨナ、恥をかかせたなら謝る」
と言って去ってゆくソ。
この場面、
兄弟たち(皇太子のみ不在)が全員集合しています。
ヘ・スはウクに気持ちが傾いているし、
ウクもヘ・スに気持ちがある。
しかし、実際真っ先に止めに入ったのはワン・ソなのです。
「言葉より行動」
咄嗟に動ける人は、
言葉以上に強い想いがある証拠だと私は思っています。
また、ヨナはソに想いを寄せているので、
余計に、ヘ・スへ苛立ったんでしょうね。
どちらの気持ちもわかるから、
「女性って大変だわ」と、他人事のように観ていました。
★3★
第6話 10分あたり
ウク皇子がソ皇子に強気の発言。
ウク
「私のものだと。そなたに忠告しておく。
ここに、そなたの物はない。
ヨナもヘ・スも、私の身内だ。
二度と妹と妻の親戚に……無礼を働くな」
なんだかね……。
ソ皇子は言い返さなかった。偉い。
「弱い犬ほどよく吠える」
という言葉が似合いすぎるシーン。
ならさ、ヨナが制裁をしている時、真っ先に止めさせろよな。
ウクは「ヨナ」と言っただけで、
自分から止めようとはしなかったのにね。
言葉だけ。「ヨナ」と二度、呼んだだけ。
優しいんだろうけど、なんだかね。
ウク皇子は胡散臭いな……と、
はじめからうがった目線で観ていたので、
「ほら、やっぱりね」と思ったシーンでした。
★4★
第6話 14分~16分あたり
かんざしの件で気落ちしているヘ・スが、
皇宮の池のほとり(後苑)を歩いている時に、
ワン・ソとぶつかってしまったシーン。
ヘ・ス
「痛っ、あっ、あぁ痛っ……」
ワン・ソ
「勝手にぶつかった」
ヘ・ス
「『私のもの?』そんなこと言ったら、
みんなが誤解するでしょ」
ワン・ソ
「お前は礼も言えないのか、助けてやっただろ。
文句を言う前に、助けてもらったことに感謝すべきだ」
ヘ・ス
「『殺す』と言ってた人が、
なぜ助けてくれたのか気にはなります。
ありがとう」
ワン・ソ
「うん……。なぜあの髪飾りを持ってた、どこでみつけた」
ヘ・ス
「入浴場で落としたでしょ。
顔を見たこと口止めされたから、それで黙ってたんです。
約束は守りました」
ワン・ソ
「私が怖くないのか。いつも必ず言い返してくるな」
ヘ・ス
「相手するのは大変ですけど、もう怖くありません。
ですけど、二度と私のものと言わないで」
ワン・ソ
「なぜだ」
ヘ・ス
「人間は、獣やものじゃないんですよ。
『私のもの』だなんて」
ワン・ソ
「ならば……『私の人』ではどうだ」
ヘ・ス
「あっ、は……それもダメです。
お互いに気まずい言い方やめてください。
他のを考えて」
去ってゆくヘ・ス。
ワン・ソ皇子、
去ってゆくヘ・スの姿は見ないけど、笑ってるんです。
からかうのが楽しい、みたいな。
「小学生か!」とツッコみたくなります。
でも、入浴場での約束を守ってくれたことも
嬉しかったんでしょうね。
また、「物じゃなくて『人』ならいいのか?」と、
言葉の操り方も面白い。
後に、この言葉が重要になって来るんですよね。
ワン・ソ楽しい人物です。
★5★
第9話 35分~36分あたり
ヘ・スは皇帝との婚姻を避けるため、自ら手首を切った。
(体に傷がある女性は、
皇帝と結婚できないという決まりがあるため)
しかし、名目上の制裁は避けられず、彼女に下された処罰は
「茶美園(タミウォン)の女官」になることだった。
ヘ・スと第8皇子ウクは両想いだが、
お互いまだ想いを言葉にできない、もどかしい関係。
そして、茶美園までヘ・スを見送るウク。
以前、ヘ・スが送った
顔文字のような記号の手紙(\(^o^)/)に対し、
ウクが同じように記号の手紙(\(^o^)/)を書いて
返事をしたシーンより。
ウク
「毎日、欠かさず顔を出す」
毎日だよ。毎日、欠かさず会いに来てくれるんだよ。
物を贈られるより全然いいじゃん!
「どれだけ好っきゃねん!」
ってツッコみたくなったけど……。
こんなこと言われたら、最高に気分がいいよね。
本来は貴族の娘として育ってきたヘ・ス。
今は中身が入れ替わって、現代の荒波に揉まれてきた
コ・ハジンになっているけれど、
慣れない場所で心身ともに疲れ切っている時に、
想い人が「毎日来る」と言ってくれたら……。
そりゃあ元気100倍ですよね。
誰でもキュンと来るんじゃないかな、と思いました。
★6★
第10話 26分~31分あたり
実はヘ・スが「漢字が読めない」ことが判明。
そこで、ウクは
「以前渡した詩はどうやって読んだのか?」
と、ヘ・スに聞くと、
ミョン(亡き妻)が読んでくれたのだと知り、
ウクは知らぬ間に妻を傷つけていたことを悟ります。
それでも
ヘ・スへの想いは止められない……そんな切ないシーン。
ウク
「なかなか会えぬゆえ文(ふみ)を書こうかと。
字が読めないとは……困ったな」
ヘ・ス
「大丈夫です。すぐに字を覚えますので」
たどたどしく筆を動かすヘ・スの背後に回り、
左手を肩に、
右手はヘ・スの右手を優しく包むようにして字を教えるウク。
ウク
「(福壽草)これの読み方はフクジュソウ。
名薬にも毒薬にもなる薬草だ。
それから……(と、『旭』の字を書く)」
ヘ・ス
「これは、なんという字ですか」
ウク
「私の名だ。『旭(ウク)』朝日という意味だ」
ヘ・ス
「朝日という意味の、ウク……」
ウクはヘ・スの左手首を取り、傷跡を隠すように、
翡翠(←たぶんね)のブレスレットを付けます。
ウク
「赤い色は災いを除く、それから……
深い縁という意味もある。
約束してくれ、生涯外さないと」
深くうなずくヘ・ス。
ウク
「そなたを必ずここから出してみせる。
だから……待っていてくれ」
ヘ・ス
「お気持ちは分かってますから。焦らないでください。
私は平気です。」
ヘ・スのおでこにそっとキスするウク。
なんて切ないんでしょう。
そして、なぜこんなにも胸がドキドキするのでしょう。
ピュアな二人の心に、キュンとなってしまうシーンでした。
★7★
第10話 2分~4分あたり
手首を切ったヘ・スが気になり、
ソ皇子が茶美園(タミウォン)を訪れた時の二人の会話。
無言のソ皇子を気遣ってヘ・スが一人で話していると、
突然、彼女の左手首を掴み上げるソ皇子。
ワン・ソ
「死んでいたか。
あと少し深かったら、死んでいたぞ」
ヘ・ス
「私は生きてる」
ワン・ソ
「傷を背負って生きる辛さが、どんなものか分かるか。
喜んでる場合か。
一生ここから出られないかもしれんのだぞ。
嬉しいか。なぜここまでする。
こんなことならいっそ陛下の妃に」
ヘ・ス
「自分でも分かりません。
どうしてもダメなら、
目をつむって床入りをしようとそう思ったけど、
できなかった。ここは自分でどうにかするしかない。
そう思ったから咄嗟にやったこと。
それで気が付いてみたら、こうなってた」
ワン・ソ
「愚か者め、二度とするな。……許さないぞ」
この時のワン・ソは、
まだ自分自身のヘ・スへの気持ちに気づいていないのかな。
でも、真っ先に行動で心配を示してくれているのは、
彼だけです。
しかも、言葉は荒くても、
その裏には優しさが滲み出ているじゃないですか。
これぞ、まさに「ツンデレ皇子」ですよね。
★8★
第10話 4分~5分あたり
ソが東池(トンジ)という、
皇宮で最初に日が昇る池にヘ・スを連れて行った時の会話より。
ヘ・ス
「皇宮はどんなところですか?」
ワン・ソ
「ここは入るより出る方が大変だ。
人を信ずれば死に、
近しい者から疑うべきところだと……そう教わった」
ヘ・ス
「なんだ、それじゃ皇子様もよく知らないんですね」
ワン・ソ
「ここでは、みな一人だ。
それは、はっきり言える」
ヘ・ス
「私は一人じゃないから大丈夫です」
ワン・ソ
「一人じゃない?」
ヘ・ス
「皇子様がいるじゃないですか」
ワン・ソ
「本当に度胸だけはあるな」
ヘ・ス
「だって人が住むところだもの。
だから、持ちこたえられます」
ワン・ソ
「お前らしい。
騒がしいお前がいれば、退屈はしないだろうな」
ヘ・スの「皇子様がいるじゃないですか」という、
このセリフ。
普通に考えると、「ヘ・スって八方美人なの?」
と思ってしまいますよね。
ワン・ソが勘違いしても仕方がありません。
あんな風に上目遣いで真っ直ぐ言われたら、
誰だって好きになっちゃいますよね。
ヘ・ス、結構いろんな皇子を勘違いさせてるんですよね……。
ドラマだからいいけど、
もし近くにいたら間違いなく「女の敵」だよね。なんてね。
★9★
第12話 24分~28分あたり
雨乞いの儀式の祭主(さいしゅ)に選ばれたワン・ソ皇子。
しかし、顔に傷があり仮面を付けていることへの反発から、
民衆に泥を投げつけられ、儀式は一度中止に追い込まれます。
それでも干ばつは続いており、仕切り直しが必要な状況。
「やはり祭主はソ皇子がするべきだ」
という星読みのジモンの言葉を受け、ソ皇子は再び挑みます。
そこでヘ・スは、二度と同じ惨劇にならないように、
コ・ハジン時代の記憶と技術を生かし、
ソ皇子に化粧をして傷跡を隠す決意をします。
その時の会話より。
ヘ・ス
「来てください。一緒に」
ワン・ソ
「そんな暇はない。雨乞い祭に行く」
ヘ・ス
「私が、その仮面をお取りします」
ワン・ソ
「なに?」
ずらっと並べられた化粧道具。
ワン・ソ
「お前は、この顔が醜いと思わんのか、哀れみか」
ヘ・ス
「殺すなんて言う人に同情すると思います。
傷があろうと、なかろうと、人がどう思おうと、
皇子様はいい人だから、それでいいんです。
片手に収まる。
このせいで暗い人生になってしまうのは、悔しいでしょ」
ワン・ソ
「お前を信じていいものか……
ずっと測りかね……疑っていた」
ヘ・ス
「昔の私は、すぐ信じて、その度に裏切られてた。
人を信じるというのは難しいことなんだって、悟りました。
だから私は、ずっと変わりません。
私が皇子様を、裏切ることはありません。約束します」
ワン・ソ
「お前になら……委ねてもよさそうだ……好きにしろ。
私はもう……お前のものだ」
どうよ。このワン・ソのセリフ!
この時のヘ・スはまだウク皇子を慕っているので、
ソ皇子の言葉にピンと来ていませんが、
観ている側は、(ワン・ソの気持ちを)分かっているので
「ヘ・ス冷たすぎ!」と思いながら観ていました。
ワン・ソなりの、
回りくどいようでいてドストレートの愛の告白。
キュンですね。ポイント高めのシーンです。
★10★
第12話 30分~32分あたり
ヘ・ス
「目を開けてください」
ヘ・スが鏡を持ち、化粧を施した顔をソ皇子に見せている。
雨乞い祭の銅鑼(ドラ)が鳴り響き、いよいよその時が。
ヘ・ス
「始まるみたいです」
立ち上がったヘ・スの腕を取り、
自分の正面に引き寄せるソ皇子。
ワン・ソ
「覚えてるか、言ったよな、私のものだと。
あの時も、今も、私の顔に触れた瞬間も、決めたのだ。
私の人にすると、しかと覚悟しておけ。
お前を……決して離さぬからな」
キスをしようとするワン・ソ。
だが、ヘ・スがあまりにも驚き緊張しているのを見て、
寸前のところで踏みとどまり、
優しく微笑んで祭壇へと向かう。
残されたヘ・スは激しく動揺し、
ウクにもらったブレスレットに触れる。
このシーンね。
ワン・ソからヘ・スへの、真っ向勝負の愛の告白ですよね。
いくら鈍いヘ・スでも、
あるいは気づかないふりをしようと思っても、
ここまでドストレートに言われちゃ、
もう気づかざるを得ないですよね。
だからこそ、ウク皇子からもらった
翡翠のブレスレットを握りしめるんだけど……。
完全に揺れちゃってますね。
ウク皇子も時々は態度で示してくれるけれど、いやいや。
ソ皇子の方が、
その数倍は「行動」で示してくれていますからね。
ここからしばらく、ヘ・スのどっちつかずな態度に
イライラさせられちゃいました。
ということで、文字数制限のため、
この続きは次回に……。
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※引用文はドラマ『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』より引用しています。
※記事内のセリフはドラマ本編(字幕版)より引用しています。
※著作権は制作会社・放送局に帰属します。
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