ココワシ話003 | 学びのマーケティング研究所 名倉裕一朗のブログ

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■コンフォートガイド_confortguid
ここち良さを生活に
ワークショップデザイン 

名古屋のおでん&ワインのカモシヤさん。

オーナーソムリエの橋本氏を最近取材させていただきました。

 


その内容の中に

「店内ではなるべく客に介入しろ!とスタッフに教える。」

とあった。

以前、私が仕事仲間と来店した時も、女性スタッフが

「今日はどんなメンバーですか?」と聞いてきた。

「仕事仲間」と答えると

「どんなお仕事されているんですか?」と切り込んでくる。

明るい笑顔で元気よくテーブル脇で5分ほどしゃべっていった。

このサービススタイル(客への介入)を支えるためには

スタッフの時間的余裕をつくるためのオペレーション(作業)

簡素化のノウハウがある。

料理の提供スピードの速さも原価率(人件費率)を下げることになる。

確かにこの店のスタッフは動きが機敏である。

何に時間を掛けて、何に時間を掛けないか?

この仕訳、判断が重要である。

 

さらにお読みになりたい方、

インタビュー記事「シェフ達のヒーローズ・ジャー二―」は

こちらから http://resjuku.jp/index.php?h_hashimoto

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そんなカモシヤさんに先日伺った時のことである。

 

奥の個室(入口にドアはなくオープン)での会食中に

私の向い側の方が箸を落としました。

その次の瞬間、店のスタッフが

かわりの箸を持って部屋の入り口に立っていました。

「ココワシ!」

まさしく「私はあなたの事を気にかけています。」

箸の落ちる音を聞いていたのですね!

 

作業に追いまくられているのではなく

客室の状態(音・会話・・・)を気にかける余裕を

持っているのです。

なかなかできないことです。

気に掛けて貰ってありがとう!!