YOSHIKOさんと瀬織津姫の繋がりを紐解きながら、一方で私は肝心の衣装デザインについて悩んでおりました。
瀬織津姫の神像が着ている着物を元にするという事は決まっていましたが、なんせワタクシ和裁はやった事がないので、着物についての知識が全くなく、瀬織津姫の着物も下の写真の赤丸部分の構造がどのようになっているのか見当がつきませんでした。
そんな中、
第6話に登場した、
「映画 『君の名は。』と瀬織津姫」のブログを書いている方の他の投稿を見ていたら、
こちらのサイトに繋がりました。
そして、そこの洋服を何気なく見ていたら、
こんなデザインの服に遭遇。
あー、もしかすると瀬織津姫の着物もこんな風に脇のラインで切り替えが入っているのかも。
と、気づいたその時、
なんかこの構造・・・
どっかで見たような・・・
ハッ!!
そうや!
めっちゃ身近に似たようなもんあるやーん!!
はいコレー↓
写真はお借りしています
そうです。
僧侶である夫の法衣。
これね、普通の着物や浴衣と構造がちょっと違って、畳む時に普通の着物の畳み方をすると綺麗に畳めないんです。
ちょっと脇が出っ張ってるというか、継ぎ足されてて、
「んもぅ・・・この出っ張り、畳みにくいなぁ。」
と常々思ってたんです。
この法衣を元にちょっとアレンジすれば
かなりイメージに近づけられるかも!
こんな風にすればいいんじゃね??
うん、
ほんで、脇の所と袖の外側が紐で繋ぎ合わされてるんだけど、ここも同じようにしたいなーと。
ちゅうことで
早速YOSHIKOさんに報告。
本体は浅葱色(出来たら水浅葱)に決定していて、
帯は赤(ワインレッド)がいいとの事だったのですが、
ワタクシ個人的なイメージでは
是非とも帯にこんな感じのアイヌ刺繍を
入れていただきたい!!
赤地に白(生成)でスッキリと。
そしたらYOSHIKOさんも
「私も帯にアイヌ刺繍って思ってたー!!!」
と。
で、イメージがムクムク湧いてきたので
イメージ図を描いてみました。
えぇやん
えぇや~ん❤
ほんで、
この衣装は単なるコスプレではなく
神事の衣装なので、
細部にもとことんこだわりたい!
アイヌ刺繍はちゃんとアイヌ刺繍の作家さんに。
(YOSHIKOさんは以前アイヌ刺繍のスツールを作られていたので、作家さんと繋がりがあるそう。)
本体の布は「麻」100%の「国産」で!
そして脇を綴じ合せる糸は
是非とも大麻糸を使用したい!!
しかもこれもとことん「国産」にこだわりたい!
大麻糸といえば・・・
素敵な音叉袋を作られていた
ヒーリングサロン「Ami」のaikoさん!
そこでaikoさんがお使いの大麻糸について
質問してみました。
すると、手芸用で国産の大麻糸はないみたいとのこと・・・
ぬぬぅ・・・
残念無念・・・
だけど、諦めきれない!
ダメ元で執念で探し求めたら・・・
奥さん、
国産の大麻糸・・・
見つかりました。
その名も・・・
国産大麻100%使用!
日本古来の手績み麻糸!
しかも「姫」繋がり!!
えぇやん、えぇやん!
ウキウキで妄想を膨らませていたら、
衣装とは関係ないのですが、あるアイデアがうかびました!
衣装を作ると必ず出るハギレと余り糸。
これらを使って袋を作り、限定ハーブティーを入れたりなんかしませんか??
名付けて「水浅葱のハーブティー」なんてどうでしょう??
↑
はよ本題の衣装の方作れや・・・
きゃー❤
素敵ー❤
実現したら数量限定で発売しましょー❤
うわぁーサイコー❤
頑張りましょー❤
などと年甲斐もなく
乙女のようにはしゃぎまくった
いやいや!
本題は衣装よ!
コレからワタクシ、
初めてのオリジナルデザインの
型紙引かなあきませんねん!
しかも着物の!
けど幸いにも
お伺いしてるYOSHIKOさんの身長が
ちょうど夫と同じぐらいだったので
(YOSHIKOさんの方がちょっと大きい!
羨ましいチビのワタシ・・・)
ちょうど夫の法衣のサイズを元に
手を加えれば大丈夫そうです。
と、いうことで、
次は型紙作成とサンプル作りに取り掛かります!
頑張ります!
ー次回予告ー
さて、明日の鳥肌物語【青龍の衣】は
第13話 「ピーコックシンクロ」をお届けします。
YOSHIKOさんの元に布地サンプルが届き、
青龍の衣の使用布が決定します!
果たして「浅葱色(水浅葱)」の布はみつかったのか!
お楽しみに~。
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今日のプチ鳥肌小話
①
私、幼少期を「能勢」で過ごしていたんです。
やっぱり私も「龍」にご縁があるみたい~。
②
そしてさらに翌日、ある事をブワッと思い出しました。
私の父方の祖母は、そういえば北海道出身だった!
(正確には生まれは島根で、子供の時に北海道に移住し、大人になってから関西に来たのだそう。)
小さい頃、祖母からよく北海道の話を聞いていました。
「雪まつり」の話をよく聞いたので札幌にいたのかなぁ。
正確には北海道の血は入っていないけど、
私の中にも確かに「北海道スピリット」が刻まれていた!
③
さらに後日、「浅葱色」の「浅葱」ってなんの事だろうとふと疑問に思って調べてみたら、「浅葱」とは「アサツキ」の事で、「アサツキ」はなんと「エゾネギ」(蝦夷=北海道)の変種でハーブで言うと「チャイブ」だと言うことが判明。
チャイブのハーブティーもあるそうで、「水浅葱のハーブティー」の参考になるかなぁなんて。
ちょうどその事に気づいた時、2日前に食べた「ニラ」の匂いがゴミ箱からモーレツに漂っていました。
「ニラ」から「チャイブ」に繋がった という小話。
今日はホンマにプチ小話やな~。