春から夏にかけて外に出ると、腕や首まわりに赤いブツブツができてかゆくなる…。そんな症状に悩まされている人はいませんか?
それは 「多形日光疹(たけいにっこうしん)」 という紫外線アレルギーの一種かもしれません。今回はその特徴や実際の体験、日常でできる対策をご紹介します。
多形日光疹ってどんな症状?
多形日光疹は「光線過敏症」と呼ばれる皮膚トラブルのひとつです。
• 紫外線を浴びた数時間後~翌日にかけて発症
• 赤いブツブツ、じんましんのような腫れ
• 強いかゆみを伴う
• 数日で自然に治まるが、繰り返し出やすい
特に春先など、まだ肌が紫外線に慣れていない季節に出やすいといわれています。
体験談「夜のかゆみ」
ある年の5月。昼間に軽く外出しただけなのに、夜になると腕やデコルテがかゆくて眠れないほどに。
見てみると、赤く小さなブツブツが広がっていました。日焼けをした覚えはなくても、曇りの日の紫外線でも症状が出ることにビックリしました。
お医者様によると「治す」というより「症状をうまくコントロールする」病気なんだと理解しました。
日常でできる対策
日焼け止めはスタンダードな対策ですが、それにプラスしてできる工夫としては以下があります。
1. 衣服でカバー
長袖シャツやアームカバー、通気性の良い薄手のカーディガンなど。
2. 帽子・日傘
直接日差しを避けるのが効果的。特に首の後ろは忘れがちなので注意。
3. サングラス
目から入る紫外線も皮膚の反応を悪化させるといわれています。
4. 外出時間をずらす
紫外線の強い10時〜14時を避けるだけでもだいぶ違います。
心のケアも大事
「外に出るとまた出るかも」と不安になってしまうこともありますよね。
私の場合は、症状が出そうな季節はあらかじめ「今日は日傘を持っていく」と決めるなど、小さな工夫を積み重ねることで安心感が得られました。
多形日光疹は命に関わる病気ではありませんが、かゆみや見た目の赤みで日常生活に支障をきたすことがあります。
• 紫外線をなるべく避ける
• 症状が出たら皮膚科で相談する
• 紫外線対策の習慣化
秋もまだまだ紫外線がとどいていますが、こうした積み重ねで、少しでも快適に過ごせるはずです。
このブログでは、今後も「紫外線アレルギーとの付き合い方」をテーマに、体験談や役立つ工夫を紹介していきます。