娘がまだ2歳くらいのころ、よく壁に背中をこすりつけて遊んでいました。
当時の私は、それを「子どもならではの変わった遊び」くらいにしか思っておらず、特に深く考えていませんでした。
けれどある日、膝の裏をポリポリかきはじめたことに気がつき、「これはもしかして…」と心配になり、皮膚科を受診することに。
診断結果は「アトピー性皮膚炎」。
その言葉を聞いたとき、正直に言ってショックでした。
毎日あちこちをかきむしり、肌はガサガサ。血がにじむこともありました。
季節の変わり目、学年の変わり目、修学旅行の前やテストの前など、環境の変化やストレスがある時期には、特に症状がひどくなります。
親としてできることは何でもしたい、少しでも楽にしてあげたいという思いで、保湿ケア、薬、食事、衣類、環境……あらゆる方法を試しました。
そして、出会いがありました
そんな中で出会ったのがある皮膚科の先生。
この先生が、娘にはとても合っていたようで、驚くほど肌の状態が改善していきました。
症状のコントロールができるようになってくると、娘も前向きに毎日を過ごせるようになっていきました。
「このままよくなってくれたら」と祈るような気持ちで、日々のケアを続けています。
アトピーと紫外線の関係
私たちが意外と見落としがちなのが「紫外線対策」です。
アトピー性皮膚炎の肌は、健康な肌よりもバリア機能が弱く、乾燥しやすい状態にあります。そこに紫外線が加わると、肌への刺激はさらに強まり、炎症やかゆみを悪化させてしまうことが…
また、かきむしってできた傷跡が色素沈着を起こしやすくなるのも、紫外線が関係しています。
紫外線は夏だけでなく、春も秋も、そして冬も降り注いでいます。年間を通しての対策が重要です。
でも、紫外線対策として一般的に使われる日焼け止めには、敏感肌やアトピー肌に刺激となる成分が含まれていることも多く、逆に肌荒れの原因になってしまうことも…。
だからこそ、**アトピーの子どもたちには「着る紫外線対策」**がとても有効なんです。
「着る紫外線対策」の大切さ
エポカルが展開しているのは、紫外線をカットする特殊素材を使った衣類です。
薬を塗った肌にも負担をかけず、着るだけで紫外線から肌を守ってくれる優れもの。娘も愛用していて、外遊びや登校時の強い味方です。
長袖のパーカーや、首元までカバーできるデザインなど、日常のさまざまなシーンに対応できる製品がそろっています。通気性が良く、ムレにくいので、暑い季節でも着やすいのも魅力。
「紫外線は肌に悪い」とわかっていても、子どもが元気に外で遊ぶ時間を制限するのは心苦しいですよね。
でも、こうしたアイテムがあれば、思いっきり遊ばせてあげながらもしっかり守ることができます。
最後に
娘のアトピーとは、これからも長く付き合っていくことになると思います。
でも、工夫やサポートによって、日々の生活はずっと楽になります。
そして、正しい知識と出会いが、子どもと家族の未来を変えてくれることを、私たちは実感しています。
もし、同じように悩んでいる方がいたら、紫外線対策という視点も、ぜひ一度見直してみてください。
「肌を守る」ための選択肢は、思っているよりたくさんあります。