うちに15Lの水槽が2つあり、ひとつは赤シナヌマエビを、もうひとつは黒シナヌマエビを飼育しています。
はじめはどちらにも抱卵個体を3匹ほど入れていたのですが、稚エビがたくさん生まれました。
この稚エビたちが少しずつ大きくなってくると水が濁るようになりました。
また、フンの量も目立ってきます。
エアレーションはエアストーンを一つずつ入れているだけでした。
水槽内が富栄養化してきているのかなと考えてアマゾンフロッグピットを導入し、水面を80%くらい覆うようにしましたが、水の濁りが全く取れません。
もう濾過フィルターを入れるしかないと思い、投げ込み式フィルター「ロカボーイ」の一番小さいものを2つ購入しました。一方にはノーマルのろ過材を、もう一方にはスポンジのろ過材を入れ、別々に水槽にセットしました。
投入した次の日、明らかな違いが現れました。
ノーマルろ過材の水槽の水がほとんど透き通っています。スポンジろ過材のほうは、濁りが全く取れていません。
3日ほどたつとノーマルろ過材のほうは水が透き通って水槽の隅から隅まで見えるようになりました。
すごい威力ですね。あらためて投げ込み式フィルターの威力を実感しました。
ノーマルろ過材を取り出してみると白かったろ過材が茶色に変化していました。
水中の細かなごみ等を濾し取った証拠ですね。
ノーマルろ過材は外側は白いウールのような材質で内側に黒い色をした粒々が入っているようです。
このノーマルろ過材を、メーカーでは活性炭入り特殊ろ過材と呼んでいて、物理ろ過、生物ろ過、吸着ろ過をしているということです。
このろ材と下部に仕込んである石を洗ったらほとんど元の色に戻りました。
きれいになってからセットしなおして水槽に戻しました。
投入後3日では生物ろ過はほとんど機能していないと思うので、物理ろ過、吸着ろ過だけで水を透明にした能力にびっくりです。
うちの場合ですが、他社の投げ込み式フィルターよりロカボーイのほうが効率よくろ過をしているようです。
さて、スポンジフィルターを付けたほうのロカボーイですが、2週間以上水の濁りが取れませんでした。
その後徐々に濁りが取れてきました。
スポンジろ過材は吸着ろ過はもともとできない材質だし、生物ろ過のバクテリアはいないし、あてにできるのはスポンジによる物理ろ過だけなので濁りが取れるまでこんなに時間がかかったのだろうと思います。バクテリアの定着にはそれだけ時間がかかる、ということの証明ですね。
スポンジフィルターを投入した水槽の水が透き通ったあと3週間ほどたってから
ノーマルろ過材の水槽もスポンジろ過材の水槽も、掃除のときに明らかにエビのフンが少なくなりました。
これにもびっくりです。
あんなに床一面にフンがたまっていたのが1/2以下くらいの量になったように思います。
バクテリアの本領発揮! というところでしょうか。
この2つの水槽、何の問題もなくばっちりエビが飼育できてます。
ありがとう!ロカボーイ!!!