うちには上部フィルターを取り付けた水槽が一つあります。
静かな作動音で気に入っているのですが、吸い込み口にフィルターがなかったので粗目のフィルターを取り付けてあります。
また、吐出口の水流があまりにも強かったため、突出口に細工(横に全水量が噴き出しているため、横方向の水量を少なくして、上方向に半分以上の水量が行くようにし、さらに粗目のフィルターで吐出口を覆いました)をしました。
こうした改造で魚が流されなくなり、今はゆったりと泳いでいます。
よかった~。
上部フィルターのろ材は、第1ろ過にガラス多孔質のろ材、第2ろ過に密度の違うウールマットを5層、第3濾過に多孔質ボール状ろ材を入れていました。
今回、そのろ材の一部を変更しました。
全部のろ材を一度に変更するとろ過バクテリアが激減して白濁り等が発生することが明らかだったため、一部のろ材の交換としています。
まず、第一ろ過をキャビティに変更しました。
第2ろ過はキャビティとネクストジェネレーションバイオメディアの混合を下に置き、上にはウールマットを1枚敷きました。
第3濾過には多孔質ボール状ろ材を上に、下にはネクストジェネレーションバイオメディアを置きました。
変更しなかったのは、多孔質ボール状ろ材だけです。
理由は、この水槽の立ち上げの時からずっと使っているろ材のため一番バクテリアが棲みついていると考えられ、これを残しておけば何とかなると考えたからです。
また、バクテリア剤をちょっと入れてみました。
ろ材を変更した当日は、なんとなく飼育水の透明度が下がったように見えましたが、翌日になると以前の透明度が戻ってきました。
今のところ濁り等は確認できません。
ちょっと安心しました。
ただ、キャビティとバイオメディアはほとんど機能していないと思われます。
キャビティについては物理ろ過と生物ろ過の両方が機能するといわれていますが、生物ろ過の能力を発揮するまでには相当の時間を要するようです。それは、キャビティがプラスチックでできていて、ろ材の表面に凹凸がなくツルツルとしているため、バクテリアが定着しにくい、という欠点があるからです。しかし、物理ろ過のほうはその形状からすぐにでも効果を発揮するようです。
バイオメディアのほうは、スポンジ状のろ材で表面だけでなく、ろ材の中のほうまで空洞ができており、表面積としてはあり得ないくらいの大きな面積を獲得しています。この空洞を含めた面にバクテリアが棲みつけば、相当の生物ろ過能力を発揮してくれるようです。バクテリアは数日で大幅な増殖はしてもらえそうにないので、このろ材の本領発揮までにはまだまだ時間がかかりそうです。また、このろ材には物理ろ過の能力はほとんどなく、それどころかこの空洞部分にゴミが付着することでろ過能力が大幅にダウンしてしまうようです。
実は春からこの水槽には今まで以上の生体数を飼育しようとしているため、ろ過能力を上げる必要があり、また、たくさんのウールマットの頻繁な交換はわが家の家計を大きく圧迫するため(どんな生活してるんでしょうか…)初期費用は少しかかっても長い目で見たときにあまりお金がかからないような水槽にすることが目標となっています。
あと1カ月くらいで成果が出てくれればいいのですが・・・・・。
今から注意して観察をしていきます。
頑張れキャビディ、バイオメディア!!!
ネクストジェネレーションバイオメディア