モミジバフウの実 | 淡水エビ ワクワク

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モミジバフウってしってますか?

 

北アメリカ中南部及び中米を原産地とするフウ科の落葉樹だそうです。

本当の名前はアメリカフウというそうですが、一般的にはモミジバフウと呼ばれます。

なぜかというと葉っぱがモミジの葉に似ているからです。

似ているといっても歯の大きさは全然違い、モミジの葉を巨大にした感じです。

紅葉はモミジと同じくとってもきれいな色に変わります。

 

このモミジバフウの実の話です。

この実は鉄球にとげとげをいっぱい生やしたような形で大きいものは直径が3cmくらいになります。そしてこの実の表面には5ミリくらいの穴がたくさん開いています。

 

この実が小型淡水エビ、特に稚エビにいい環境ができるということです。

 

モミジバフウの実は近所の公園で拾ってきました。

実が地面に落ちてからかなり時間がたっていたため、実があまりいい状態でないものもあったため、よさそうなものを50個くらい集めました。

うちに持って帰って大鍋で煮ました。煮沸消毒です。

実にとげとげがあるためがさばってしまうので50個を一度に煮るのには思ったより大きな鍋が必要です。

消毒が終わり、実を取り出したら・・・・・

実は何ともなかったのですが、実を煮た水が真っ黒になっていました。

まるで水に墨を溶かしたようでした。そのまま習字に使えそうです。

実はカビが生えないように風通しのいいところで乾燥させます。

 

しっかりと乾燥させた実をシナヌマエビの水槽に入れました。

本当は乾燥させず、煮沸消毒が終わった後、粗熱を取ってからすぐに水槽に入れるのがいいのかもしれないのですが、乾燥させている間に実に微生物が付き、それがエビの餌になるかも と思い、乾燥させました。

 

モミジバフウの実からはタンニンが溶け出すといわれています。タンニンがどれだけエビにいいかよくわからないところもあるのですが、水をゆっくりと弱酸性にしてくれるそうです。

また、実に開いている穴に稚エビが入ったりして、外敵から避難できるといいます。

実を水槽に投入して数日たつと、確かに稚エビが実にくっついてツマツマしています。

でも、2,3ミリの小さな稚エビは寄り付かず、5ミリ以上ある稚エビばかりが集まってきています。

そういうものなのでしょうか?そのくらいの大きさになってしまうと穴に入れる大きさではないような気がします。

 

そうそう、うちで2,3ミリの小さな稚エビたちが隠れる場所は、死んでしまったヒメタニシの殻の中です。

水槽の掃除のとき、死んだヒメタニシの殻を捨てる場合、中をよく確認しないと隠れている稚エビまで捨ててしまうことになります。要注意です。

 

 

モミジバフウの実がエビたちに本当にいい影響を与えているのか、まだよくわからないのでこれからしばらく様子を見ようと思います。