Epiphanie～エピファニー
西村雅苗 （にしむらかなえ)です
オーブンのタイプ
オーブンのヒーターは大きく分けると2種類あります。
主にコンベンションタイプと上下ヒータータイプ
当教室では3種類のオーブンを使い分けています
・コンベクションタイプ（ガス）
・コンベクションタイプ（電気）
・上下ヒータータイプ
実際に長年使ってきた経験と、
電気屋さんのプロの方に聞いたこと、
メーカーが発信している内容に
基づいてまとめてお話ししますね
【コンベクションタイプ】
加熱方法：
主に上についているヒーターで温めた空気を
庫内のファン
でかき回し
熱風の対流で加熱していくタイプ。
空気を循環させるので食材にまんべんなく熱が伝わる
特徴：
・加熱の際に焼きムラができにくい
（とよく言われているけど、実際には焼きムラあります
）
・熱風が回るので2段以上で焼くことができる
（一度にたくさん焼きたい時は便利）
・熱風のお陰で表面が蒸発しやすい。
（これがメリットになる場合もあれば、
デメリットになる場合も）
※その中でもガスオーブンは火力強め。
通気性があるので特に乾燥しやすい。
コンベクションには素材表面をカリッと焼き上げる特性もあるので
パイやシュー生地はとても調子よく焼けます
【上下ヒータータイプ】
加熱方法：
庫内の上下にヒーターがついていて
じんわりと加熱。
特徴：
・焼きムラが多め。
・ヒーターの管がむき出しタイプの場合は
ヒーターに近い部分が焦げやすい。
（トースターで食パンやお餅を焼くイメージですね）
・熱風が回らないので、1段でしか焼けない。
・表面が乾燥しにくい。
（やはりこれがメリットになる場合もあれば、
デメリットになる場合もあります）
スフレチーズケーキや台湾カステラなどは
比較的割れにくい
※シンプルな構造なので価格は抑えめ。
大きさも小型タイプ有り。
マカロンを焼くには？
マカロンに適したオーブンは？
と言っても、いろいろなレシピ、焼き方があるので
それぞれのレシピに適したオーブンがあります。
エピファニーマカロン（焼く前の乾燥無し）の場合は
オーブンに入れてすぐに表面をさっと固めたいので
コンベクションタイプがお勧め。
熱風が最初の数分で表面を乾かしてくれるので
短時間で固まり、ピエができる仕組み。
コンベクションオーブンにもいろいろな機種があるので
それぞれ焼き方の微調整が必要ですけどね。
もちろんコンベクションオーブンでなくても
焼くことはできますよ！
マカロン成功のカギは
生地作りが3割、
オーブンによるところが7割くらいと
感じています。
オーブンの特性を活かして
あなたの最適な焼き方をマスターしてくださいね！
こちらも合わせてお読みください
https://epipha.jp/blog/macaron-tec-2023-01/
受講生様のオーブンに合わせた焼き方を
一緒に考えながら細かくアドバイスしています。
一緒に美味しいマカロンを作りましょう！
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