・結局 金持ちだけが『自由』を謳歌できる

 

 

 

ほとんどの人々は、前近代社会から比べ物にならないくらい「効率化」して、本来ならば週に数日程度、ほんの数時間程度の仕事で人生を楽しめるはずなのに、さらなる時間や労力を搾取され、生きることそのものへの「希望」すら失なっている。

 

アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏が、まさに『コロナで大儲け』で、自身の資産「3兆6000億円増やした」という驚愕のニュースが入ってきた。

 

末端の従業員を日ごろからこき使い、時には少しばかりの飴を与え、絶えず搾取をし続けながら、書籍など関連する産業を次々となぎ倒し、まさに『金融資本主義のルール』に則った忠実な行動で、その“一握りの勝者”「効率化の果実」を受け取れる事実に、そろそろ多くの人々が気づくべき時にある。

 

 

・「現在の民主主義」=「お金に基づく貴族政治」

 

 

結局、今の民主主義金融資本主義と合体することによって、「白と黒」を水に同時に混ぜ合わせて、後者の方が強力であるがゆえ、前者の制度は大いに歪められ、その効果をほとんど失う結果となっている。

 

今回のコロナ騒動で『マスク真理教』が横行したのも、「コロナ感染は恐い!」という一方的言説(実際はインフル以下)が上から流され、もし感染者(クラスター)を出してしまったら、会社やお店の収益が減ったりして、その同調圧力は、お金が絡むことによって、より凶暴性や絶対性をはらむことになる。

 

なぜならば、資本主義のルールは、より金を稼ぐ大組織のもとに、膨大な中組織・小組織が連なり、その上意下達によって成り立つわけだから、組織に属して給料をもらう人々(マジョリティ)は、当然命令に逆らえるはずもない。

 

‐週刊文春(コロナ脳)VS週刊新潮(脱コロナ脳)‐

 

上述記事のコメント欄でも、識者の方々へ同様のご回答をさせて頂きました。

 

さて、英語ブロガーMichikoさんの記事では、アメリカ大統領選挙のお話がありました。


少し前の記事で、すでにアメリカ人から以下の回答があったのは記憶にありました。

 

 

拙ブログでも、再三取り上げさせて頂きましたが、アメリカ大統領というものは「絶対権力者」でも何でもなく、単なるお飾りに過ぎず、バックに「それよりも偉い人たち」が確実にいて、トランプ氏がいたずらに『帝国の価値を下げる存在』だからこそ、現在の米民主党の優勢があるのです。

 

‐『国際法』とは「世界的強者」の専売特許である‐

 

なぜ、あれだけトランプ氏がディスられたのも、アメリカを動かす大資本家たちの「要望」に沿うことのできない『ダメな雇われ店長』であったからでした。

 

4年以上も前にMichikoさんがご指摘されるように、元々トランプ氏『ロシア講和』『駐留米軍撤退』を公約に掲げ、平和主義者として2016年の大統領選挙に勝利し、早速仕事に取り掛かろうとした矢先、米民主党やマスコミはじめとする『軍産複合体』傘下の猛攻撃にあい、シャーロッツビル事件ロシアゲートなど、事実無根のデマやレッテル貼りによって、「差別主義者」「ロシアスパイ」の濡れ衣を着せられ、腹心のバノン氏を失い、一時は大統領弾劾にまで追い込まれ、最終的に“全く無力な存在(軍産の傀儡)”へと堕とされました。

 

‐「トランプの死」は、バノン氏解任によってもたらされた‐

 

 

・アメリカに「人権(リベラル)」など存在しない

 

 

米マスコミの本質『オオカミ少年』と一言であらわせます。

 

‐韓国関連や消費税問題で「デマ」を吐いた池上彰氏がロシア問題でも「デマ」を拡散する‐

 

戦争財閥が、いずれかの候補者でも満足だという事実は、何十億ドルもの価値に相当するマスメディア報道や、これまで二年にわたり、それを論じている評論家連中を合わせたより、この大統領選挙戦の現実について、遥かに多くを物語る。選挙と、その後に何が起きるかにかかわらず、これこそが本当の見出しだ。

 

戦争挑発政治家が、地球上最も血に飢えた政府の政治制度のトップになるのを助けるために選挙献金を使って、それら政治家が始める戦争で使われる兵器を売ることで、想像も及ばないほど裕福になれるというのは言語に絶するほど常軌を逸している。

 

本当に、一秒間それについてお考え願いたい。誰かが「私は中東とアフリカで人々を殺し、彼らの内臓を闇市場で売って億万長者になるつもりだ。」と言ったと想像願いたい。

 

それは常軌を逸している、そうだろう? その人物は即座に世界最低の人物と烙印を押されるはずだ。

 

だが、もし誰かが中東とアフリカで戦争を始め、それらの戦争で同じ人数の人々を殺すために使われる兵器を売ることで億万長者になると、彼らは勤勉な実業家で博愛主義者だと見なされる。

 

連中は、それらの人々を殺し、彼らの内臓を売る連中と、機能的に全く同じことをしているのに、人々が考え、行動し、投票するための情報を伝えるマスメディアによる監視の目に、彼らの悪は、さらされない。戦争で金を儲ける連中は、直接、更なる大量の軍事暴力と、それに対する更なる国民の支持というの結果になる、選挙運動や、シンクタンク、マスメディア広告や、と他の言説支配工作に金を注ぐのに、連中は、その悪行を非難さえされず、まして連中はそれについて責任を問われることがないのだ。

 

<中略>

 

それについて考えれば考えるほど、益々身の毛がよだつ。これは軍産複合体についてだけでなく、アメリカに中央集権化した帝国全体についても、あてはまる。

 

外交政策上、一つの帝国として機能している、アメリカを巡り、ゆるやかに中央集権化した緊密な軍事同盟より、身の毛がよだつものは他にない。

 

その指導部は、命令に服従しない、あらゆる国を残忍に取り扱い、益々権威主義的な措置で自国民を苦しめながら、「自由」や「民主主義」のような理想を宣伝している。

 

地政学的に好都合な時には、いつでも世界中の人間を虐殺しながら、「人権」の徳を称揚している。

 

連中のメディアは、アメリカ政府が戦争で金を儲ける連中の金庫を満たし、一極世界覇権を確保するため、人々を殺している事実は決して指摘しないが、連続ホームコメディや団結や一体感についての快い物語を山のように作り出している。

 

※<>は筆者注

 

 

‐戦争国家・アメリカの「政治改革」は前途多難‐

 

結局、彼らが目指しているのは、冒頭のジェフ・ベゾス氏ら『一握りの大資本家』だけの世界であり、彼らだけに「自由」と「人権」が与えられその他圧倒的多数は、ブルジョアに奉仕するメイドか執事、果ては小作人に過ぎない。

 

そして召使いたちは、思考力を奪われるまで働かされ、そのストレスを解き放つことだけしか余力を許されず、日夜エンタメに逃げ込むのだ。

 

本当に、資本主義と民主主義の相性は悪すぎる・・・。

 

 

<参考資料>

 

・Youtube動画 大西つねき『3分で理解する「時間の搾取がさらなる搾取を再生産する」』

 

・Cluttered talk blab blab blab 『「バイデンなら新しい戦争をやってくれる」の意味』

 

・同 『アメリカ人「バイデンが勝つ」は本当か』

 

・マスコミに載らない海外記事 『アメリカ帝国は、にこにこ顔の連続殺人犯』 

 

 

<ツイッター>

 

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