・見れば震える アメリカの『現実』


【1月20日 AFP】国際NGOオックスファム・インターナショナル(Oxfam International)は20日、世界のビリオネア(10億ドル以上の資産を持つ人)の数が過去10年間で倍増し、最富裕層2153人は最貧困層46億人よりも多くの財産を保有していると発表した。 46億人は世界人口の60%超に相当する。2020/01/20

 

世界の最富裕層2153人、最貧困層46億人よりも多くの財産を保有 オックスファム

 

https://www.afpbb.com/articles/-/3264309

 

よく、世界の1パーセントの金持ちが、地球の何十億人分の富を独占していると聞きますが、それは現在まで続く、欧米金融資本主義体制の「成れの果て」であり、世界の国々は、大なり小なり、そのゲームルール(お金こそが至上)に則って、国家運営を余儀なくされてきました。

 

人の幸せも、健康も、結婚も、交友関係も、すべてが「お金」によって縛られ、この世に生きる限り、誰もが「絶対に逃れることができない桎梏」として、あらゆる場面において強烈に迫ってくる。

 

※動画4分28秒以後において、宮台氏はアメリカ社会を『ソリッドヘルプ』(ダメになるやつはダメになれ)の思想と位置付けた

 

『宮台真司 x ダースレイダー 「コロナ対策という社会問題!」』

 

Darthチャンネル

 

https://www.youtube.com/watch?v=PwLFo2Qjnww

 

今回のコロナウイルスの件にしろ、先のインフル大量死の件を見ても、アメリカでは『国民皆保険』が存在しなく、ほぼ「お金のないヤツは死ね」(自助努力)の思想が支配していて、これは米国の建国史からみて、けっこう根深い問題なのですが、いいかげん、そういう世界観では「やってけないレベル」に来ていると判断できます。

 

マスコミに載らない海外記事 『コロナウイルス検査されるのを、アメリカ人が死ぬほど恐れている理由』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-dc9e57.html

 

 

・お得意の「民主主義」とやらで 救えるのか

 

 

答えは「ノー」である。

 

そもそも、彼らの制度設計の中では、それは「勘案されていない」がゆえ、最初から貧者は救済されない仕組みであり、Michikoさんの翻訳記事からも、偽物のインフレートによって『貧困者』というカテゴリーそのものから排除されている。つまり、もはや「存在しない者」とされているのだ。

 

これほどの「人権侵害」は、類を見ないであろう。

 

自国の現実からひたすら逃避し、よその国のことばかり、ゴチャゴチャ内政干渉するあきれた「帝国」の死期も近いというわけだ。

 

6 - アメリカは、もちろん、この脅迫を理解しており、それが私のソーシャル・メディアへのコメントが、私は、中国は最新の公式悪人だと思わなければならないという、洗脳された人間家畜のメーメー声で満ちている理由だ。死に瀕した帝国は、それが押し寄せる競争相手を前にして、世界支配を維持するためには、何らかの劇的で、危険な措置をとる必要があることを知っており、そうした思い切った危険な措置に対する同意を作り出す必要があるのを知っている。最近益々、反中国宣伝が、主流の意識に、右翼のエコー室の中にも、主流のリベラル自由主義の中にも注ぎ込まれているが、昨夜、ジョー・バイデン候補は、中国政府を、猟奇殺人事件犯人、切り裂きジャックになぞらえた

 

その結果、欧米の一般庶民は中国について正気を失い始めており、これは、まさに、2016年末と2017年始めに広がったロシアヒステリーの右翼コピーのように見える。オンラインで、一、二週間前にそうだったより、遥かにヒステリックな反中国感傷に私は遭遇している。今月初めに公表された世論調査が、アメリカの反中国感情は20年間で最高だと報じているが、彼らが今日再び調査すれば、それは際立って更に悪いことに私なら賭ける。

 

中国は常に独裁政府があるから愚かな、中国政府がどれほど独裁的かについて、人々は常に金切り声を上げている。それは変化していない。唯一変化したのは、言説の管理で、フランスのような、アメリカ帝国と協調している国での反政府デモより、香港抗議行動の方を、ずっと目につくよう調整しているマスコミ報道だ。ウイルスがどこで発生したかについての、あらゆる無関係な強調は、人々をウイルスから守るためのものではなく、中国を悪く見えさせるためのものだ。人々に対する中国の脅威は、二年前のものと変わっていない。唯一変化したのは、中国がどれほど脅威かについて、人々が、今言説を強烈に吹き込まれていることだ。マスコミは、帝国が標的に定められた一つの国に集中するのだ。

 

マスコミに載らない海外記事 

『Covid-19と、今後到来するものについての思い、九項』より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-55efe0.html

 

米国の国内政治にしろ、「転向した」ガバード(ギャバード)氏やバーニー氏、バイデン氏などの『民主党ファミリー』の傀儡人形はもとより、軍産複合体に屈服したトランプ大統領にしても、アメリカの「支配者たち」が作った政治制度の中では、『誰がなっても同じ』という絶望は、「民主主義」は『お金持ちのための政治である』ことは、私たちが暮らす日本を見ても、ハッキリとした事実であろう。

 

 

・コロナウイルスが アメリカ『金融資本主義』をぶっ壊す?

 

 

アメリカ航空会社各社は、CEOや役員を儲けさせる仕組みの自社株買い戻しで、破産した。(https://www.lewrockwell.com/2020/03/david-stockman/the-crony-capitalist-thieves-are-back/) 収入へのウイルスによる衝撃で、議会は、彼らに500億ドルの救済措置をとっている。苦境から助け出す代わりに、彼らは国営化されるべきなのだ。

 

今我々が直面している医療危機と経済危機で、政府は得られる限り、国民のあらゆる信頼を必要としているはずだ。彼らの問題と、我々の問題を引き起こした連中への救済措置は、公平性試験には合格するまい。

 

私が前に書いたように、国有化は多くの人々にとって禁句だが、それは実際、数十年の規制緩和と集中を修正し、経済に競合を回復する機会を提供してくれる。例えば、大きすぎて潰せない国有化された銀行は、後に分割可能で、小さな部分を民間に売れるのだ。商業銀行が再び投資銀行から分離でき、集中した金融権力を潰せるのだ。

 

市場が自己調整などしないことがわかった今、我々は思慮ある金融規制を復活させ、銀行に、金融化と、既存の資産を抵当として借金するためにではなく、生産的用途に貸すよう要求できる。アメリカ金融体制は、長い間、アメリカ経済の生産的側面を支援してこなかったのだ。

 

(中略)

 

連邦準備銀行の調査によれば、個人資産を売らなければ現金400ドルを作れない40%のアメリカ人のために何をすべきだろう?この医療危機の間、保険のない多数の人々を、どうすれば面倒が見られるだろう? 病院や医療事業は、一体どこで金を得られるだろう?

 

唯一の解決策は、費用が支払えるよう、医療を国営化することだ。食物や捕れるものを何でも襲って、感染して失業中の多数の人々に、道路を歩き回られては、我々は生きてゆけない。

 

経済にとって唯一の解決策は、普通の人々に対する債務免除と、企業に対する国有化だ。トランプは支援が株式取得という形で行い、後に、事態が正常に戻ったら、民営化で後に政府保有株を利益のためで売ることが可能なことを示した。これは部分的国有化だろう。集中と規制緩和の解決が可能になるのだから、徹底的に国有化した方が良いだろう。

 

世界的大流行で、利己主義の個人で構成される社会は社会ではないことが明らかになった。社会というものは、社会制度なのだ。成功している社会制度は、その成員を支援できるものだ。持続可能な社会制度が存在すれば、人々が独力で多様化する基盤になる。だが、持続可能な社会制度なしには、何もあり得ない。

 

アメリカで持続可能な社会を作るには、教条的な考え方を放棄する必要がある。古いイデオロギーは邪魔になる。我々も指導者も、医療危機と経済危機に、いかに成功裏に対処すべきか、創造的に考えなくてはならない

 

※アンダーラインは筆者

 

同 『債務免除と国有化が経済危機への答え』記事

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-90ee63.html

 

拙ブログでもお馴染みの、レーガン時代に財務長官補佐を努めた保守体制派ポール・クレイグ・ロバーツ氏が、以下のようにおっしゃられ、今回の“コロナ・パンデミック”を機に、一部の富めるシステムから「すべてが富めるシステム」の転換を促し、その徹底した社会制度を下敷きに、各人が『自由かつ多様な経済運営』の社会づくりを目指すべきであると、民衆が「一部の金持ち」に隷属しない、真なる『民主社会』の一歩を後押しする、大きなエポックペイキングであると、私自身も思います。

 

 

<参考資料>

 

・Clutterd talk blab blab blab 『知れば震えるほど深刻な、アメリカの貧困』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12585041542.html

 

・Youtube動画 『宮台真司 x ダースレイダー 「コロナ対策という社会問題!」』

 

https://www.youtube.com/watch?v=PwLFo2Qjnww

 

・マスコミに載らない海外記事 『コロナウイルス検査されるのを、アメリカ人が死ぬほど恐れている理由』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-dc9e57.html

 

・同 『Covid-19と、今後到来するものについての思い、九項』より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-55efe0.html

 

・同 『債務免除と国有化が経済危機への答え』記事

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-90ee63.html

 

 

<ツイッター>

 

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