興味深いニュースがあります。

 

「フェイクニュース」と称して、米ネットジャーナリストアレックス・ジョーンズ氏ほとんどのSNSメディアから「排除」されたそうです(後ツイッターでは復活)

 

この人は、日本であまり馴染み深い方ではありませんが、アメリカのニュースメディアに詳しい人なら、彼以外にも「ヘイトスピーチ」をしている人はいるし、それよりも酷いとか、本来ジョーンズ氏が目指している方向性とは「逆」で、彼と同じようなことをしている個々人はいるわけで、なぜそのような人たちは『お咎めなし』なのか、随分と腑に落ちない現象が、アメリカの言論社会では度々起きています。

 

ここでひとつの疑問があります。

 

アメリカ人や、彼らのやっている「路線」に同調しているヨーロッパ人たちは、果たして本当に人権だとか、彼らが推す「民主主義的な言論」だとか、そういうものを大切にしているのかという問いかけです。

 

数々の例外を設けて、表面的な『アイデンティティ・ポリティクス』を振りかざして、自分たちに都合の悪い言論人を「抹殺する」ことが、本来、上述の理にかなうわけがありませんが、所謂アメリカの「メインストリーム・メディア」にしても、ことごとく「フェイクニュース」を垂れ流しているわけであって、殊にトランプ氏に関するデマは、彼の大統領選挙の盛り上がった2016年以来から、普通に流され続けていて、たとえそれが間違いだったとしても、終始悪びれることなく、素知らぬ顔で続けることから、これが「公のメディアの態度」なのかと、一切のファクトチェックやリーガルチェックを放棄していることに、彼らの『本質』が透けて見えます。

 

それが最も激烈になるのが、「戦争」に関する事柄です。

 

『ホワイト・ヘルメット』と呼ばれる人たちの、シリアでの暗躍について、それがツイッター上で公開されたことによって、数々の事実が浮き彫りになりました。

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12402387136.html

 

そして、「シリア政府が現地で化学兵器を使った」というデマも、文字通り『フェイク・ニュース』ですが、欧米の主要メディアや我が国日本でも、当たり前のように報じられていて、それが単なる手違いで流されたのではなく、もはや確信的にやっている事象です。

 

つまり、ここで述べたいことは、もし「フェイクニュース」だとするのなら、スケープゴートのようにジョーンズ氏だけを取り締まるのではなく、言論の「公共性」を重視して、その両方に処分を下すべきなのです。

 

ここまで識者の見識を述べたところで、さらに続くと、アメリカの『MSM』(メインストリーム・メディア)では、日常的にロシアや中国、イランと北朝鮮に対する露悪的な報道に満ち溢れていて、これらの「憎悪」なるものが、もはや道理や事実を飛び越えて、非欧米文明に対立する集団に対するレベルにまで発展していて、これが「ヘイト」でないのなら、もはや彼らの誠実さだとか、言論に正当性は皆無に近いでしょう。

 

つまり、「戦争勢力に都合がいいのかorそうでないのか」という基準で、その取り締まりや善悪の判断がなされていて、殊にアメリカの政治状況では、これらのアレックス・ジョーンズ氏への一連の『見せしめ行為』は、かつてトランプ大統領のブレーンであったバノン氏の『Breitbart』誌への牽制であり、これが米民主党系の有名人や、MSM(同)の「攻撃対象」となってきたことも、その裏付けの一部として、しかしあそこは規模が大きいから、ジョーンズ氏のように「直接的なハブり」が行われないわけであって、とにかく単純な差別問題で語れるほど、アメリカの政治は単純ではなく、とても根が深い問題として、これからも注意深く観察していかなくてはなりません。

 

そうした事柄と合わせて、ヨーロッパの難民問題にしても、あれは国民が分け合うパイの配分を考える「経済問題」であることが本質です。

 

ゆえに、ネオナチだとか、そういう民族的なヘイトとして俎上に上げるのが「大間違い」であり、冷静に考えれば、そっちの方がはるかに合理的かつ現実的であり、人々が安楽に暮らす上において、社会の福祉だったり、その元手となる税金などの負担は、文字通り民衆の「死活問題」です。

 

こんなの当たり前のことです。

 

上述の現実を無視して、むやみに『アンティファ』の蛮行を持ち上げたり、それを自らの団体の正当化につなげる集団が、日本にはいますが、彼らの目的が「被差別マイノリティを利用して」アメリカと同様に『アイデンティティ・ポリティクス』を持ち込んで、国内で「分断」を起こそうと躍起です。

 

その大本を辿っていくと、日本で反戦活動を起こさせないようにして、在日米軍の永続固定化や、中国や北朝鮮に対する敵意を剥き出しにすること、その団体のトップである某在日コリアンの女性は、日本を好き勝手にさせないためには、アメリカに首根っこを永遠に捕まれたらいいとか、総連も民団も在日を食い物にしてきたとか、自分勝手な思いを滑走させ、そうした「個人レベルのエゴ」でもって、本来の東アジアの平和だとか、「日朝中のみんなが幸せになる」公共的な考えとは、対極に位置する活動に終始しています。

 

こうした「(民主主義や人権を重んじるされる)欧米人に対する幻想」や、世の中に蔓延る「堕落したリベラル」を目の前に、我々は同じ轍を踏んではいけないと思います。

 

 

<参考資料>

 

・Cluttered talk blab blab blab 『アレックス・ジョーンズがハブられたのは、フェイク・ニュースだからではない件』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12402387136.html

 

 

ブログランキングに参加しております。

皆さまのご支援が頂けるとありがたいです

(下のバナーをクリック)

 

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村