かっちんさんの記事の中で、

 

朝鮮中央通信も「朝鮮半島での終戦宣言は、地域と世界の平和実現に実質的な貢献をすることができるものであって、朝米双方はもちろん、国際社会に対し利するものはあれど、害するものは一つもない」とし「朝米間の極端な敵対関係を終わらせ、新しい関係を確立する見地から見ても、二国人民の利益と平和と安全のための新しい未来を開いていく見地から見ても、終戦宣言採択は必ず経なければならない最初の工程」と強調している。

 

朝鮮としては終戦宣言は、板門店宣言とシンガポール共同声明の精神に沿って、すでに解決していなければならない問題と捉えており「終戦宣言をしてこそ、平和が始まる」との立場だ。

 

朝鮮はシンガポール首脳会談で約束したロケット発射試験場解体作業に本格的に着手した。 また、米軍遺骨送還も27日に実行するなど、4.27板門店宣言も6.12シンガポール共同声明も着実に進めている

 

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12393780332.html

 

 

とされ、アメリカのトランプ大統領も、ツイッターでジョンウン氏に感謝の言葉を述べています。

 

“北”が米軍兵士の遺骨返還 トランプ氏「ありがとう」

https://www.fnn.jp/posts/00397336CX

 

こちらは『FNNPRIME』からのニュースですが、なぜか最後に「北朝鮮がアメリカに終戦宣言の実現要求をさらに強める可能性もある」と、懸念を表明していて、北朝鮮が朝米合意の約束を守り、その結果を求めることの一体「何が悪い」のでしょう。

 

まさにこれが『売女メディア』(ポール・クレイグ・ロバーツ氏)の態度なのでしょうか。

 

ちなみに、今回の朝米首脳会談で約束された「朝鮮戦争時の米軍兵士の遺骨返還」については、幾多のニュースで取り上げられています。

 

 

北朝鮮が米兵遺骨55柱を返還、米軍輸送機が北と往復…休戦65年

 

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は27日、朝鮮戦争(1950~53年)で戦死した米兵の遺骨を米側に返還した。米ホワイトハウスが発表した。韓国を飛び立った米軍輸送機が北朝鮮東部、元山(ウォンサン)の葛麻(カルマ)空港からソウル南方の米空軍烏山(オサン)基地に移送した。遺骨の返還は6月の米朝首脳会談の合意に基づく措置で、2007年以来、約11年ぶり。

 

北朝鮮は、朝鮮戦争の休戦協定締結から65年となる27日に合わせて返還に応じることで、信頼醸成を強調し、終戦宣言など体制保証につながる措置を一層強く求めることも予想される。

 

北朝鮮は米兵のものとみられる約200柱の遺骨を保管。米韓のメディアによると、27日には、うち55柱が引き渡された。烏山基地で確認作業を進め、来月1日に米ハワイに移送される見通し。1日には、返還式典も予定されている。ハワイでDNA型鑑定などを行い、家族に引き渡される。

 

北朝鮮で行方不明になった米兵は約5300人に上るとみられ、ホワイトハウスは「北朝鮮内の(遺骨)発掘再開に向けた重要な一歩だ」と評価した。

 

一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、平安南道に(ピョンアンナムド)ある朝鮮戦争に参戦した中国人民義勇軍の戦没者墓地を参拝したと報じた。戦死した毛沢東元国家主席の長男、毛岸英氏の墓に献花したという。中国との一層の関係強化をアピールする狙いとみられる。

 

平壌で26日、参戦した元兵士らを集めた記念行事が開かれたほか、ソウルでも27日、元兵士や参戦国の外交団を招いた韓国政府主催の記念式典が催された。

 

産経ニュース 『北朝鮮が米兵遺骨55柱を返還、米軍輸送機が北と往復…休戦65年』記事

 

http://www.sankei.com/world/news/180727/wor1807270011-n1.html

 

 

紹介する記事のほとんどが「アッチ系」のメディアなので、「体制保証」「中国との友好」に訝しい態度を取り、その偏りは否めませんが、中にはもっともっと酷いものがあります。

 

 

正恩氏「米兵遺骨」返還でトランプ氏に揺さぶり 協議ドタキャン、お得意の“引き延ばし戦術”だが…「遺骨問題での約束破りは、米国の虎の尾を踏むことに」  (一部抜粋)

 

非核化で不誠実な態度を見せている北朝鮮が、今度は「遺骨カード」でドナルド・トランプ米政権を揺さぶってきた。朝鮮戦争(1950~53年)で戦死した米兵の遺骨返還に関する米朝協議をドタキャンしたのだ。米国では、兵士の遺骨収集は極めて重大な問題である。専門家からは「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、トランプ大統領を激怒させかねない」との見方が上がっている。

 

《米兵遺骨の返還めぐる朝米実務協議 北現れず将官級会談の開催提案》

韓国・聯合ニュースは12日、複数の韓国政府筋の話として、こう報じた。

 

記事によると、米朝両国は同日、板門店(パンムンジョム)で実務者協議を開く予定だったが、北朝鮮側が会場に姿を見せなかった。このため、米国側の関係者が電話をしたところ、北朝鮮は15日の将官級会談開催を提案したという。

 

米朝首脳会談(6月12日)の共同声明には、《米国と北朝鮮は、戦争捕虜、戦闘時行方不明兵の遺骨の回収、すでに身元が判明している分の即時引き渡しに取り組む》と記されていた。今月上旬の高官協議でも北朝鮮側が、実務者協議の速やかな開催を提案していた。

 

ところが、北朝鮮は協議をドタキャンしたのだ。将官級会談の提案は、北朝鮮の十八番である「引き延ばし戦術」といえそうだ。

 

国際政治学者の藤井厳喜氏は「米国政治の中心は大統領だが、米国の背骨は軍隊だ。軍と米国民には『遺骨になっても必ず故国に凱旋(がいせん)させる』という、暗黙の了解がある。遺骨問題で約束を破ることは、米国の虎の尾を踏むことになる。正恩氏は非常に危険なことをやっている」と解説する。

 

zakzak by夕刊フジ 『正恩氏「米兵遺骨」返還でトランプ氏に揺さぶり 協議ドタキャン、お得意の“引き延ばし戦術”だが…「遺骨問題での約束破りは、米国の虎の尾を踏むことに」』

 

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180717/soc1807170006-n1.html

 

 

相変わらず、夕刊フジ(ウジ虫)の記事は意味不明ですが、日本人にとって、トランプ大統領は「暴君」で「差別主義者」の印象にかこつけて、怒らせたら怖いんだぞと、文字通りガキレベルの記事であり、毎度十八番の「米国おもねり記事」です(笑)

 

結局は、海外に対する知識やトランプ氏の本質すら知らない、記者モドキの、『売女メディア』(同)の出来損ない未満の妄想記事については、毎度嘲笑させて頂いてます。産経新聞自体が売れないのに、それ以下の夕刊フジについては、記者ごっこというか「北をディスってやろう。アジアを愚弄してやろう」という、遊びで記事を書いているとしか思えないくらいの「釣り針のデカさ」です。

 

・2018年6月12日『日テレ』報道より

 

「不誠実」だの「ドタキャン」も何も、北朝鮮は米軍兵士の遺骨を返して、しっかりとアメリカとの『シンガポール合意』(2018.6.12)を履行しているだけですが?

 

え、まさかそれも知らない!?

 

ではもう一度よーくご覧ください。

 

 

 

 

 

どうやら夕刊フジ(ウジ虫)は、文字もまともに読めないようです(笑)

 

 

彼らの論理を見ていると、「朝米合意」→「その履行(北朝鮮)」→「それにアメリカが応じる」(ダメ!)という具合に、何が何でも東アジアの平和が訪れることに反対しています。

 

 

※関係記事

 

マスコミに載らない海外記事より

 

『平和を恐れ、戦争を望むグローバル主義エリートたち』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-45f5.html

 

 

そんな中、アメリカの具体的行動がとられることを期待しています。

 

 

<参考資料>

 

・かっちんブログ 『停戦65年、終戦宣言に向けてアメリカが行動示す番』

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12393780332.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----sanpurena_12393794245

 

・FNNPRIME 『“北”が米軍兵士の遺骨返還 トランプ氏「ありがとう」』

https://www.fnn.jp/posts/00397336CX

 

・産経ニュース 『北朝鮮が米兵遺骨55柱を返還、米軍輸送機が北と往復…休戦65年』記事

 

http://www.sankei.com/world/news/180727/wor1807270011-n1.html

 

・zakzak by夕刊フジ 『正恩氏「米兵遺骨」返還でトランプ氏に揺さぶり 協議ドタキャン、お得意の“引き延ばし戦術”だが…「遺骨問題での約束破りは、米国の虎の尾を踏むことに」』

 

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180717/soc1807170006-n1.html

 

・拙ブログ 『‐画像と文章で振り返る朝米首脳会談 その10(最終回)‐』記事

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12392714791.html

 

・2018年6月12日『日テレ』報道より

 

・同 『‐ポール・クレイグ・ロバーツ「自国を生き残らせたいのならアメリカとの合意を破棄すべきだ」‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12392923574.html

 

・マスコミに載らない海外記事 『平和を恐れ、戦争を望むグローバル主義エリートたち』記事

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-45f5.html

 

 

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