シリーズ記事の途中ですが、大切なことなので述べておきます。

 

かつて作家さん(金沢京子氏)の記事で、北朝鮮のミサイルが安倍政権の窮地に立たされた時に「決まって発射される」という文言だけで、彼らの密接な関係を唱えるとする陰謀論が出回りましたが、今回またもそのようなブログを発見してしまいました。

 

そのブログはコピペURLを貼り付けただけで、あとは独り言ともいえる薄い文言を書きつらねた後、「これは陰謀論ではない」として、その「事実」は証明されたとしています。

 

 

詳しい批判は、かつての記事でしたので、再度いたしません。

 

‐これだから日本人は「バカ」と疑われる‐

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12296843959.html

 

 

しかしながら、これらの人々に述べたいことは、「なぜそのように思うのか」、自分たちの本当に狭い視野だけで、ネット文明の利器もまともに使いこなせず、その汚い上層の情報だけをかき乱す形で、「これは新発見だ」という具合に、失笑してしまうような結論をこれ見よがしに拡散してしまうことに、本当に呆れと情けなさしかありません。

 

あなた達には「在日の友人(朝鮮系)」はいらっしゃるのですか?

 

ましてや、その人が北朝鮮の本国の人々と深いつながりをもって、細かな情報を持っているだとか、こうした公のネット世界に責任ある情報の素材として、提供してくださる人が少しでもいるのなら話は別ですが、文章を読むところ、残念ながらそのような境遇でないと判断しても仕方のない書きぶりであり、自分たちの溜飲を下げるだけの無責任な書き方には、心底腹が立ちます。

 

 

これで「反安倍」「アンチ自民」を自称しているから尚更あきれます。

 

きっと、こういう日本の「粗悪なリベラル」の心理を推察するに、アジア各国との友邦よりも、今の安保体制には賛成して、「差別主義者」としてトランプ氏をディスり、逆にそれを批判するアメリカのメディアや言論には大いに賛成の立場だと思います。

 

※拙ブログ『‐トランプ大統領に関する記事まとめ‐』(コメント欄が本番です)

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12309131257.html

 

 

彼らの気持ちは、「アメリカのリベラル」は俺たち日本人の味方だ。反差別や反安倍を訴え、『アンティファ』をはじめとする、右翼デモを粉砕する米国式カウンターを賛美し、そうした諸々の「アメリカ的もの」を受け入れることによって、何か自分たちが「正義の存在」として落ち着くようなっていると感じます。

 

しかし事実は逆です。

 

当選直後のトランプ大統領は、今の米国の安保体制に「反対する」形で登場してきました。これを許さなかった既存の大政党や、関係する企業複合体が、彼への猛バッシングをやり、その中で、彼が「差別主義者」であるレッテルを貼り付けることによって、その一部の支持者の内実に過ぎなかった問題を、大々的な差別問題として収斂し、これはアメリカの複雑な『アイデンティティ・ポリティクス』と関係してくるので、日頃から英語で、米国における生のニュースや、言論をウォッチしていかなくては到底理解できる問題ではありません。

 

 

ここに一つに事実があります。

 

私のブログ仲間であるMichikoさんが、アメリカの有名な政治フォーラムサイトで発言したとき、彼女はアメリカのインテリであるポール・クレイグ・ロバーツ氏の発言を、アメリカ人に持ち掛けたときの話です。

 

※一部差別的な内容を含むのでご注意ください。

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html

 

その中で、アメリカ人はMichikoさんに「ジャップ」と名指し差別しただけではなく、今のアメリカの軍事戦略に反対する人間を、すべて「キ●ガイ扱い」した上に、ロシア工作員認定をしました。

 

これは右左問わず、アメリカ人の多くは激烈な「ロシア嫌い」です。

 

国内に住む私たちでも、大メディアを通じてよく「トランプ氏のロシアゲート問題」を耳にすると思いますが、彼自身は大統領選当選直後の公約から、「ロシアとの和解」を模索していた数少ない一人で、今までの大統領が行ってきた「世界戦争」からの根本的な撤退を目標にしていました。

 

他にも、過去のアメリカが行った日本への戦争犯罪(原爆投下・一般人への空襲)についても、「あれは正しかった行為だ」「日本人が死んで嬉しいよ」と、その汚らわしい本音を晒しています。

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12330003251.html

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12330519264.html

 

この中で分かったことは、アメリカ人は自分たちの行った数々の戦争や、それから生まれた被害については一切考えず、特にアジア人については「ゴミ以下の存在」として見下していることです。

 

「北朝鮮問題」「中国問題」で、アメリカ人と意気投合している日本人がいたのなら、私は即座に目を覚ませと言いたい。あなた達が「仲良し」だと思っている相手が、本当はどういう存在で、我々をどう見ているのか、「幽霊国家ロシア」「脳死状態の太った男(北朝鮮の指導者に向かって)」、そして「福島でやらかした放射能ジャップ」という具合に、アジアに対してどのような仕打ちをしようとも、これらの者どもにまったく関心がないことなのです。

 

 

<参考資料>

 

・Michikoさんのブログ『Are you going to have a nuclear war with Russia?

 

・同『Let's talk about a war crime①

 

・同『Let's talk about a war crime③