Nancy Pelosi Denounces Violent 'Antifa' Protesters: 'Unequivocal Condemnation'

 

(ナンシー・ペロシが暴力的な「ANTIFA」を非難:「断固として咎める」)

 

 

英語ブロガーのMichikoさんの記事『Antifa's violence is no longer tolerated』より、とうとう民主党の「大重鎮」が、暴力的な『アンティファ』に対して掣肘を加え始めました。

 

事の発端は、カリフォルニアのバークレーで起きた、右翼系市民のデモに、アイデンティティ・ポリティクスを至上とする、アメリカの進歩派リベラル系集団の『アンティファ』プロテスターによる、一連の暴力行為について、民主党のリーダーナンシー・ペロシ氏が、火曜日に声明を発表し、「断固として咎める」としました。

 

これまで、先月のシャーロッツビル事件にて、南軍銅像の撤去に抗議する右派系市民らの「許可デモ」に対して行われた「左翼の暴力」について、トランプ大統領は、当時からネット上のデモ動画で仔細をチェックし、「双方に非がある」としましたが、民主党は、非常に攻撃的なスタンスで、トランプ氏を批判していました。

 

しかし、今回の事件で「左翼の暴力のおぞましさ」が発覚し、今までのスタンスとは、確実にシフトしてきたようです。

 

 

ペロシ氏は、カリフォルニアのバークレーでの、最近の左翼の暴力に対し、声明を発表し、日曜日の『アンティファ』プロテスターたちは、バリケードをジャンプして乗り越え、平和的なデモをおこなっていた右翼を襲いました。

 

事件の詳細は、「黒ずくめの衣装の集団」(アンティファ)が、窓を割ったりするという、左翼による数々の暴力が発覚し、その多くのものは、アメリカの主力メディアからは「無視されつづけ」ました。

 

しかし、昨今の『シャーロッツビル事件』における、「左翼の暴力」について、トランプ大統領が指摘をはじめてから、徐々に明るみになり、注目されていきました。

 

 

これまでペロシ氏は、シャーロッツビル事件における「トランプの態度」を非難しろと下院に呼びかけていましたが、増えるばかりの左翼の暴力に耐えかね、火曜日に声明を発表して、左翼の暴徒たちを非難しました。

 

声明の内容はこうです。

 

 

“我々の民主主義は、思想や、誰がやるかに関わらず、公衆を脅かす暴力の扇動を許容しません”

 

“今週末のアンティファと名乗る人たちの、バークレーでの暴力行為は、断固として咎めねばなりません。そして、犯人たちは逮捕されて起訴されるべきです”

 

 

”カリフォルニアでは、偉大なアメリカ全土と同じように、平和的に異論を唱える権利と、憲法に定める言論の自由を深く尊重します”

 

“非暴力は、この権利を主張するための原則です。この悲しい出来事を、我々は憎しみをぶつけあって闘うことは決してないということを再確認しましょう。そして平和と、開放と、正義という、アメリカの長所である価値観を、思い出しましょう”

 

 

以下が「ペロシ声明」の全文ですが、以前からトランプ氏が、「これらの者ども(暴力的左翼集団=アンティファ)」と、白人至上主義者やネオナチたち「すべて咎めていた」にも関わらず、「オルタナ左翼(アンティファ)」の暴力を指摘してしまったがために、民主党やその他の主力メディアを怒らせてしまいました。

 

無論、それは「同じ仲間」の共和党内部でさえ、トップの下院スピーカーのポール・ライアン氏、2012年の大統領候補であったミット・ロムニー氏も同様に、トランプ氏を叩きました。

 

そうした「アメリカの大政党やメディア」の言い分を、日本の主要メディア「丸のみ」する形で、国内の「大手リベラル」とされる朝日新聞や、その他の新聞各社やサイトも、上述の内容を後追いし、『シャーロッツビル事件』におけるトランプ氏の態度を、「どっちもどっち論」だと非難し、これを受けた日本のリベラル陣営も、同様の言い分を展開しました。

 

 

しかし、実際はこうなのです↓

 

※『アンティファ』の人々が、車いすの老人に対して「水をかける」蛮行をはたらいた様子。

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12307024662.html

 

アメリカのアンティファ団体が、実際何をやっていてアメリカでどのように思われているかついて、日本では、テレビやネット含め、ほとんど報道されません。

 

テロリストのような「黒ずくめ」の恰好をして、身元がバレないように、ヘルメットまで被り、車いすの老人をイジメていることは、日本では、識者を含め、誰も言いません。

 

だから「アンティファの暴力」を正当化してしまう人がいたり、これらの暴力を「オルタナ右翼の暴力」と同列に語った瞬間、トランプ氏が「右翼の味方をしている」ネトウヨ大統領だという誤謬を犯してしまうのです。

 

 

これら情報を提供して下さったMichikoさんのよると、アメリカで、こうした暴力的行動を常態とさせている「アンティファ」への眼差しは、非常に厳しいものであり、トランプ支持派はもちろんのこと、そうでない人たちも、口を揃えて「アンティファはまともな団体ではない」という認識で一致しています。

 

そうした構造のもと、「トランプ叩きの急先鋒」であったペロシ氏が、アンティファを非難して、方針転換したということは、ものすごいことです。

 

彼女のような大物議員が、なぜ「方針転換せざる得なくなった」のかというと、トランプ支持者の意見によると、度重なる「アンティファの暴力」があまりにも酷いから、民主党の集金集めが低調になり、彼らの暴力を無視したり、むしろ擁護している民主党について、嫌気がさした人や、「そうした姿勢」を崩さないことに、企業スポンサーからの撤退が相次いだからです。

 

さらに関係筋によると、アメリカの「アンティファ」たちは、「ビジネスでやっているテロリスト」であり、トランプ氏を大統領の座から引きずり下ろしたいがために、治安を乱し、ジョー・ソロス氏のようなユダヤ人(ハンガリー系)の大金持ちにけしかけて、お金をもらい、大いに暴れて、その責任をトランプ氏にかぶせるという算段だといいます。

 

 

事実、『アンティファ』ソロス氏の団体から、お金が流れているのは確かであり、アメリカ国民同士の争いに終始させて、国外のアメリカ軍による侵略や殺戮からは「目を逸らさせて」、支配層が嫌がる「反戦活動」を起こさせないように、細心の注意を払っているようです。

 

今回の騒動で「アンティファだけ」が切り捨てられるのか、そうなれば、単なる「トカゲの尻尾切り」であり、根本的な意味において、民主党のトランプバッシングは終わりませんし、いずせにせよ、国民の『アンティファ』に対する嫌悪感情が、当初の民主党の計算を狂わせて、今回のような「声明」を出させたのです。

 

 

<参考資料>

 

・Michikoさんのブログ『Cluttered talk blab blab blab』 「Antifa's violence is no longer tolerated