『読書の愉悦③「図説インド神秘事典」』 | 愛と幻想の薬物

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病んだ精神を癒やすために、体験を基にし、エッセンスとしてのホラを加えながら『さいはての地』での記憶を辿ります。
妄想、現実、ありがちな経験をもとにした物語です。

『真理について②』前回も「フェニル」も「メチル」も薬物のコトは登場してませんね。

今回は最後に一言だけ出てくるかな?

 

今回紹介するのは僕の「日本文化研究」から一気に「印度哲学入門」にまですっ飛ばした伊藤武さん著『図説インド神秘事典』です。

 

この本はなかなかすごい本で99年が初版と古く、中身は濃いのに有名じゃないのかな?

 

印度に興味を持つ人が『大体でえええから、一応ちゃんと印度のコト教えて』と言えば手渡すべき本です(笑)。

この本は大きく12章に分けて書かれてあり、著者の体験と分かり易いイラストを交えて

「民族・住処・料理・装い・性愛・武術・芸術・占星術・世界観・哲学・ヨーガ・医学」を日本人の視点を踏まえて、超分かりやすいエッセイや解説で教えてくれる。

 

僕自身は20年近く愛読いるが、元嫁さんに頼んで拘置に送って頂いた。

そのお陰で座禅の一環に瑜伽(yoga)を取り入れられるし、ヨーガの何がどうなのかが体験できているし、あのカラリパヤットの型も知れる(見たコトはありますよ)。

 

勿論印哲というすさまじい哲学と世界観を、この本だけで全て理解など出来ないけれど「何のコト」かは理解できる。アーユルヴェーダもウパニシャッドもカレーの作り方も分かる(笑)。

 

この本にも書いてあるけど日本で悟るのは周りが迷惑するので止めましょう。

ただ、毎日座禅していれば坊主やヨーギン又は幻覚剤イキすぎた奴じゃなくても「気付く」ことは沢山ありますよ(笑)。