『孤独だけど、時に素敵な読書の快悦「天女の極道」』 | 愛と幻想の薬物

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病んだ精神を癒やすために、体験を基にし、エッセンスとしてのホラを加えながら『さいはての地』での記憶を辿ります。
妄想、現実、ありがちな経験をもとにした物語です。

…コレ書いても良いのかな?勝手にスミマセン。

 

実はAmebaの456ballさんから何度も差し入れを頂いていまして、更には『外界』で僕の支援をしてくれている某氏と456ballさんが、打ち合わせをして面会にまで来て下さったり!!

 

今回僕が逮捕されるよりもっと以前、それこそ五年前や三年前の頃。

同じ大阪在住ということもあり456ballさんのブログの読者にもなっていたので、機会があれば是非お会いしてみたいと、思ったりはしていたものの

『俺なんぞが個人的に連絡を取る…なんて生意気やわ』と考えていて

ブログへのコメントも極力控えていました。それはケンタな姐さんやひろみさん(ひろみさんはコメント閉じてはりました)も同じで、

俺ごときが畏れ多い

と同じシャブブログの人たちのブログにコメント等を書くのも基本的に控えてました。

 

それが昨秋になり456ballさんに初めてお会いしたその日に

西成・天王寺そして某北摂と、ご飯とお酒をしこたま御馳走になり、挙句地元まで車で送って下さって、スゲェ楽しい夜を過ごさせてもらったのです♪

 

 

ところがその後に、個人的に都合の悪い話な逮捕に至ったのだが、

456ballさんは面会に来て下さって

『めっちゃ好きな本があるんですよ!!差し入れるから読んでみてください』と贈って下さったのが

 

 

 

『天女の極道(天女を背負った極道)・飯干晃一 著』

である。

 

昭和の不良や不良より怖いヒトたちにとって、その名を知らない者は「おらんやろ?」と言っても過言ではあるまい。

かの『ドンを撃った男』鳴海清氏の生涯を辿った物語(一応は小説として描かれ、登場人物は皆、仮名)で、かなり詳細な本です。

 

何が詳細かと云うと、事件に至るまでの鳴海清氏の幼少から極道になるまでをも「ちゃんと関係者に取材をした」という細さである。

 

読みながら思いましたよ。ああ、そら456ballさんが「めっちゃオススメ」してくれたの判る!と、面白い。

 

 

僕は家庭の事情から、父親の絡みでヤ○ザと接っする機会が多い実家という面倒なアレで、却って他の不良?と比較するとヤンキーにも暴走にも本職にも興味が全く無かった。

それでも各時代のお年頃には何でや誘われる不思議はあった。

「…俺みたいに戦闘力あらへんヘタレ、頭数にもならへんのにな」と。・・・・話が死ぬほどそれた。

 

小説に戻りますと…、

「ベラミ事件」そのものの部分は、読みながら自ずと『神戸の若頭』の人が撃たれ亡くなられた時を連想してしまい生々しく感じました。

 

個人的には、西成で「ビッとした極道」をしていた時代の鳴海清氏のイカツさが良い(笑)。

 

この本のような実録任侠小説というのは、他は「仁義無き戦い」(画像検索・小説版です)と少ししか読んだことがないので全然知らない。

でも実話ベースで有名な事件や映画化されているものは画がイメージが浮かびやすいので読み易いですね。

でも「天女の極道」を読んで驚いたのは昔の殺人での懲役年数の短さである。人生が百年の時代だからなのか?昔と比べると倍近くになってないか?

これについては弁護士とも話した。「昔は殺人でも10年以内に仮釈放された」と。

 

しかし昔も今も、「ヤクザはヤクザ」だ。恐いものは恐いし、ヤバイものはヤバイ。

シャブ中時代、何人かの本職の人に親切にして頂いた。でもそれは僕が『客』だからだ。

極道の美学はあるだろう。小説を読んでいてもやはり少しは影響される部分はある。でもそれは読むだけだから(笑)。

 

456ballさん、ありがとうございます。

 

 

 

 

「執筆者は諸事情により不在」