今回は、PS3時代の頃に海外で発売されていた「Call of Duty World at War」と言うゲームについて書いていこうと思います。
今となっては14年前のゲームですし、日本未発売の作品と言う事もあってタイトルだけ知っていると言う方も多いでしょう。
PSNトロフィーの事について書いていた時に思い出したので簡単に紹介していきます。
このゲームはCoD4:MW発売後の2008年に発売されたもので、第2次世界大戦をテーマにしています。
数年前に発売されたCoD:WW2の戦争映画のようなキャンペーンのストーリではなく、全体的に暗い内容。
そして、唯一CoDシリーズ作品で日本未発売になった理由の1つに、太平洋戦争を取り上げているためです。
(この年は当時のアクティビジョンが日本事業から撤退した事もあり、発売されなかったとも言われている)
※太平洋戦争は日中戦争にも絡んだ話で、史実を解説すると長くなるのでここでは割愛します。
ストーリーは、ポーランド侵攻から始まった第2次大戦によるソ連vsナチスの戦争をソ連側の視点で描き、祖国を取り戻すための戦い、、、
一方で、全面戦争となった日中戦争から日本はアメリカにも宣戦布告し、開戦した太平洋戦争をアメリカ側視点でアメリカvs日本を描いたものとなっています。
冒頭では実写映像を交えたプロパガンダ色が非常に強いムービーが流れ昭和天皇が出ていたり、両手を縛れている人が撃ち殺されるシーンがあったり、ルーズベルト大統領の汚名演説が流れていたりと、色々過激すぎて絶対にこのご時世では流せないような内容です。
エンディングも核爆発の映像もあったりと全くハッピーエンドじゃない、、、
ムービーを見たい方はこちら。
どちらのストーリーにも共通しているのが、当時の連合軍側の視点で悪の枢軸国を倒すと言うもの。
日本軍はナチスと同様にゲームでは「敵」として扱われるので、日本人がこのゲームをプレイすると日本人が日本人を殺すゲームとなってしまうと言う、ゲームとは言え何とも言えない気持ちになります。
CoD:MW2で何度も出てきたセリフを借りるなら、「歴史とは勝者が書き記すもの」と言う言葉を体現したようなゲームです。
久しぶりにやってみると、ゲーム自体はPS2のメダルオブオナーなど昔懐かしのシンプルなゲームですが、日本軍のバンザイ突撃や人間の四肢が吹き飛ぶと言った過激すぎる内容で、改めて戦争の残酷さと言うものを描いたゲームだと思いました。
ゲームの内容は日本人の視点では認められるものではありませんが、80年ほど前に起きた史実をゲームの中で体験する、と言う意味ではいい作品です。
以上で、Call of Duty World at Warの紹介でした。