驚いたのが、いきなりウニ。
いきなりステーキよりも衝撃的。
寿司屋で、最初の一貫がウニだったことは初体験。
しかもムラサキウニとバフンウニの食べ比べ。
まるで、予告先頭打者ホームランという迫力。
クリスマスでなくとも、このインパクトは記憶に残る。
東西、どちらに軍配を上げるか難しいが、
海苔の香りとマッチしたバフンウニがわずかに大勢有利か。
食べ比べはウニだけではない。
なんとアワビも食べ比べ。
6時間かけてじっくりと火入れしたアワビは、
口溶けなめらかなほど。
それをお出汁と一緒にいただくパターン、
肝醬油でいただくパターン。
ここも甲乙つけがたいが、
食べた後に、しゃりを追加して、
ソースを残らずいただくことが出来たという点で、
肝醬油パターンに一票。
中盤戦には、大将とのトークも馴染んでくる。
冬は肝。
ということで、あん肝の煮つけに、カワハギ握り。
あん肝には、奈良漬けが露払い役に。
濃厚過ぎないあん肝に絶妙なアクセントとなる。
この日のハイライトと言っても良い、こはだ。
酸味よりも甘味が先行。
黄身で作ったおぼろをサンドしているためか、
芸術品レベルと感じた。
マグロは大間。
イワシではなく、イカを餌にしているマグロは筋肉質。
大間のマグロが引き締まっている理由の一つだそう。
中トロ、大トロ、漬けと
それぞれ違う味わい。
一本丸ごとでも味わっていたい。
しめには、穴子でも干ぴょうでもなく、鰻。
夏のイメージが強いウナギだが、
この時期は脂も乗って美味しいということ。
酢飯と海苔とのコラボレーションはお見事。
以上、紹介してきた以外にも、
茹でたての車海老、のどぐろ焼き浸し、
カツオの藁焼きなど、全てが逸品であった。
インパクト、実力を兼ね備えたSUSHI TOKYO 81
今後のさらなる活躍が楽しみである。
五反田鮨 SUSHI TOKYO 81 (寿司 / 五反田駅、大崎広小路駅、高輪台駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8