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きのうのできごと

京都にある広告の学校で、谷川俊太郎さんの講座に参加する。

谷川さんの講座は以前に一度参加したことがあるので、今回は二度目。

気さくに、生徒の質問にひとつひとつ丁寧に答えてくださる。

物事に対して、とても真摯な方であるという印象は変わらない。


前に一度会ったことのある生徒さんを見かけたので、声を掛ける。

お茶をごちそうになる。

ごちそうさまでした。

帰りにツタヤで「アマデウス」を借りて帰る。


帰り道、観光中の白人の男性に道を尋ねられた。

なんでも、とあるゲームセンターに行きたいのだとのこと。

私はその場所を知らなかったが、渡された地図を見るとかなり遠い。

拙い英語で、歩いていくには遠いと思う、そう伝えると、タクシーを拾うので、運転手に場所の説明をしてくれと言う。

タクシーを拾い、運転手さんに場所を伝えると、その辺りを毎日通っているが、ゲームセンターなど見たことがないと言う。

彼にそう伝えるが、近くで降りてまた人に聞くからそれでもいいと言う。

彼はお礼を言い、私のメールアドレスを聞き、握手をして、タクシーに乗って行った。

ちゃんと目的の場所に着くことができただろうか。とても心配。


こんな風な日常の、ふとした出会いがとても好きだ。

・・・と書こうとして、私の思いを全て代弁してくれている漫画の一節があったのを思い出したので、それを引用。

「私はこういう出会いが好きだ

 行きずりの

 別れてしまえば二度と会うこともないだろう数秒の知人(とも)

 都会にはそんなものが石ころのようにころがっている」

-内田善美 『星の時計のLiddell』より-

私は彼と会うことはもう多分ないだろう。

こんな風な、無数の出会いと別れが繰り返される毎日。

一瞬だけれど、確かに存在した会話。繋がり。

そんなものがとても愛しい。


家に帰り、フィギュアスケートを少しだけ見る。

フィギュアを見るのは好き。

生まれ変わったら氷の女王になりたい。

と以前父に言ったら、あんたは面白いことを言うねぇ、と感心していたが、実際大して面白くはない。

父のツボはよくわからない。

村主選手の演技を見る。

フィギュアスケートのことはよくわからないけれど、彼女の演技は、見ていると楽しくなってくるような演技だと思った。


一ヶ月ぶりくらいの煙草を吸う。

退廃的な気分になりながら、テレビで「ローマの休日」を観る。

父と母の大好きな映画だ。全部通して観るのは初めて。

とても分かり易くて、可愛らしい映画だと思った。

単なるお伽噺と言ってしまえばそれまでだけれど、エスプリが効いていて、可笑しく、展開がわかっていてもせつなく、ほろ苦い。

ラストはせつないけれど、さりげなく、さわやかに終わる。

しかし!何と言っても主演のオードリー・ヘップバーンが可愛過ぎる。

彼女の愛らしさのみでも200点をあげたい。

綺麗な女優は星の数ほどいるけれど、彼女ほど可愛らしいひとは見たことがない。

この映画が長く愛されている理由が何となくわかったような気がした。

それにしても、50年以上前の映画なのに、現代っ子の私が見ても彼女を綺麗だと感じるなんて、美の基準はそれほど変わっていないのだろうか。

普段あまりたくさんの出来事がない私の生活の中で、昨日は何だかいろいろあった気がしたので、ブログらしくそれを綴ってみました。

長々と。


ヘップバーン