Half-A-Room -143ページ目

sweet

昨日自転車で信号待ちをしていた時、近くにいた若い男女二人の会話が耳に入ってきました。


男性 「スイーツいく?」


・・・スイーツ?


「あの、すいません、今、スイーツって言いました?」

と聞き返したいのをこらえ、素知らぬ振りで横断歩道を渡りました。


いつのころからでしょうか。スイーツという言葉がやたら目につくようになったのは。

私の記憶によれば、2~3年程前から急激に幅を利かせ出したような気がします。もっと前かな。

初めはデザートに代わる言葉としてとらえていましたが、今では「スイーツ」はいつ食べるかに関係なく甘いもの、「デザート」は食後のもの、と自分の中では何となく分けられていますがどうなのでしょうか。


最初はもの凄く違和感があったような気がしますが、今では雑誌で「京阪神美味しいスイーツのお店100」などという特集が組まれているのを見ても何も感じないくらい、スイーツという言葉に馴染んでしまいました。

まったく、マスメディアの影響というものは恐ろしい。


しかし、いざ自分が使うとなるとどうでしょう。


私の感覚では、まだ「スイーツ」は日常用語ではありません。

テレビや雑誌やお店のメニューなどに文字として存在しているものであり、口に出す言葉ではないのです。


しかし先の男性は、既にスイーツという言葉を日常用語として使用しているのでしょうか。

それともちょっと背伸びして使ってみたのでしょうか。

それとも私がスイーツという言葉に過敏になるあまりに、聞き間違えてしまったのでしょうか。


ここで、日常生活においての「スイーツ」の使用法について考えてみましょう。


その1

「あそこのスイーツ、超おいしいよ!」

・・・言えません。ナウなヤングなら平気なのかもしれませんが、私にはまだ、恥ずかしくて言えません。


その2

「何食べたい?」

「う~ん、スイーツ系が食べたいな。」

・・・これならごく親しい人になら、勇気を出せば何とか、私にも使えそうです。


その3

「スゥィーーツ食べに行きませんか。」

と茶化して言う。

笑ってくれる人、「お前は叶美香か」と突っ込んでくれる人、もしくは「ああ、スゥイーーツね。」と平然と返してくれる人が相手でなければいけません。

今のところ、これが私のスタンダードです。言ったことないけど。


でも、もしまわりの人たちが一様にこの言葉を使いだしたら、数年後には、「スイーツ行こうよ」と真顔で言える私に変身しているかもしれません。

それがちょっぴり心配です。