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鬼は外!#5
………………………………………………………
目の前には鬼……じゃなくて、鬼の面をした真山先生。
仁王立ちして、こちらを見ている姿に、私は手の中にある個装された豆たちを握りしめた。
投げろ、と言われても、そんなの出来ない。
普通に考えれば、無理だろう。
思わずジリジリと少しずつ後退すると、先生も徐々に私に近付いてきた。
その距離は決して近くはない、けど。
「逃げるのか」
「え、と……これはその、反射的に」
「…………俺から逃げられると?」
「、あ」
ガタンと脚が机に当たって、大きな音をたてた。
私を見つめる先生の瞳から目を逸らせなくて、ただ先生を見つめて、その場で固まった。
そんな私を先生は小さく笑うと、一気に距離を縮めてきた。
「あ、……な、何を」
「噛まれると、邪気を払うというだろう」
「それは、ししまいじゃ……」
「似たようなものだ。少し黙れ」
肩を抱き寄せられ、顎をつかまれ、私は一切の身動きを許されなかった。
甘く苦い一時が訪れ、放心状態な私。
「これで男共も払えればいいんだがな」
「え?」
「…………俺だけを見ていろ」
耳元で囁かれる言葉に、先生のスーツをぎゅっと掴んで、胸元へ顔を寄せた。
小さく頷くと、肩に回った先生の腕が更に私を抱き締める。
そんな一時を一気に終わらせたのは、クラスメイトの声だった。
「鬼は外!鬼は外!!」
ガラリと教室の扉を開けたクラスメイト達の呆然とした顔は忘れられないと思う。
「…………△△、あとで職員室に来い」
「はい……」
フッと浮かべた笑みに胸がドキドキと高鳴った。
真山先生が教室から出ていった後、クラスメイト達に「呼び出し大丈夫か」と心配されたけど、私は笑顔を浮かべた。
Fin.
鬼は外!#5
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目の前には鬼……じゃなくて、鬼の面をした真山先生。
仁王立ちして、こちらを見ている姿に、私は手の中にある個装された豆たちを握りしめた。
投げろ、と言われても、そんなの出来ない。
普通に考えれば、無理だろう。
思わずジリジリと少しずつ後退すると、先生も徐々に私に近付いてきた。
その距離は決して近くはない、けど。
「逃げるのか」
「え、と……これはその、反射的に」
「…………俺から逃げられると?」
「、あ」
ガタンと脚が机に当たって、大きな音をたてた。
私を見つめる先生の瞳から目を逸らせなくて、ただ先生を見つめて、その場で固まった。
そんな私を先生は小さく笑うと、一気に距離を縮めてきた。
「あ、……な、何を」
「噛まれると、邪気を払うというだろう」
「それは、ししまいじゃ……」
「似たようなものだ。少し黙れ」
肩を抱き寄せられ、顎をつかまれ、私は一切の身動きを許されなかった。
甘く苦い一時が訪れ、放心状態な私。
「これで男共も払えればいいんだがな」
「え?」
「…………俺だけを見ていろ」
耳元で囁かれる言葉に、先生のスーツをぎゅっと掴んで、胸元へ顔を寄せた。
小さく頷くと、肩に回った先生の腕が更に私を抱き締める。
そんな一時を一気に終わらせたのは、クラスメイトの声だった。
「鬼は外!鬼は外!!」
ガラリと教室の扉を開けたクラスメイト達の呆然とした顔は忘れられないと思う。
「…………△△、あとで職員室に来い」
「はい……」
フッと浮かべた笑みに胸がドキドキと高鳴った。
真山先生が教室から出ていった後、クラスメイト達に「呼び出し大丈夫か」と心配されたけど、私は笑顔を浮かべた。
Fin.