BCG(ボストンコンサルティンググループが開発した)のPPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)について、誤解をしている人が多いようです。
ビジネススクールに行く前、実は、私もそうでした。
そもそも、ポートフォリオ管理は金融で使用されていたツールです。
1つのカゴに卵を入れていたら、全て割れてしまうのを防ぐため分散してカゴに入れるのと同様に、株式投資も分散した方がリスクを分散することができる。
マトリックス(縦軸横軸で区切った四角)で管理すると、偏りを管理しやすいので、利用されたようです。
プロダクトポートフォリオも、四角を4つに区切ります。
大まかには、問題児、金のなる木、キャッシュカウ、負け犬に分けられます。
自社の製品をそのマトリクスに入れて、製品が「負け犬」なら将来性が低く撤退した方が良い、などと中小企業診断士試験レベルでは、解説されていますが、もともと、その程度の結果を出すために利用するのではありません。
中小企業の社長に、この事業は負け犬だから、撤退しましょう、なんて言ったら、「ニッチマーケットで、製品ラインナップも少ない企業にどうしろと言うんだって。」怒られることでしょう。
コンサルタントが、そんなこと言ったら、まともな経営者には、相手にされません。
まず、1つには、PPMが70年代に流行った理由は、時代背景にあります。
米国の巨大複合企業は1960年後半から、利益を上げられなくなったため、経営資源をどの順番で、何処へ配分するのか精緻に定める戦略が必要となったのです。
多くの事業、製品、市場を持つGEなどのコングロマリットは、それらをポートフォリオによって戦略的に管理することも必要でした。
もう1つは、分析テクニックの問題です。
これは、次回、ご説明いたします。