【放談】J1:第18節 C大阪 0-1 鹿島 (スカパー) | E.P & E.F.L

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 あまりネガティブなことを書きたくないのですが、ネガティブに偏りすぎたら、すいません。

 始めに謝っておきます。

 それくらい、ポジティブな内容を見つけるのが難しいということが言えるのですが・・・。


 この試合で、露呈したこと。

 前節と変わらず、
 どうやって攻めて相手を崩そうとしているのか?
 どうやって攻撃を組み立てようとしているのか?
 どのようにゴールを奪おうとしているのか?

 全く見えてこない内容でした。



 選手間で攻撃のイメージは合致しているの、共有されているの??? と聞きたいくらい噛み合わない攻撃で、それが全く修正されないまま。
 前節から何一つ改善されていない印象。

 後半25分(残り20分)あたりから、サイドに展開しては、そこから何の工夫もなく、可能性の低いケンペスへのクロスで跳ね返されるようなセレッソではあまり見られない空中戦でのゴリ押しの展開でした。
 しかも、ケンペスは、リーグ戦で全試合に先発して3点しか獲れていない選手に工夫のないアバウトで単純なクロスに託している時点で、かなり攻撃はヤバイと思いますね。


 前節と同じスタメンで、前節と同じフォーメーションで、サッカーの質は、何ら変わらず、好転の兆しが見えないままでの敗戦。
 前節は、曜一朗の一撃に救われた感がありましたが、今節は救いを求めるのは難しいです。

 
 選手達は、必死にやっていると思いますよ。
 曜一朗なんて、守備でも身体張っていましたし、空中戦の競り合いでも明らかに体格の違う相手にも臆することなく飛び込んでました。

 選手個々の必死さは感じられるのですが、それがチームとして噛み合っていないのが、問題の大きさを物語っているように思います。

 もっとやれる選手が、やっていないのであれば、尻に火が付けば、自ずとやるでしょうが、もう既に、尻に火が付いているにも関わらず、個々のプレーがチームとして形になっていかないのは、ちょっと厳しいと思いますね。

 守備は、バランスを重視するソアレス監督の考えが実践されて、「それなりに」ですが、意図はまだ感じます。
 しかし、攻撃は噛み合っていく気配を感じません。

 今週の練習では、五輪代表で蛍と扇原がチームを離れ、レギュラーの舵取り役が不在でしたが、それを考慮しても、何一つよくなっていないのは、マジでヤバイと感じてしまいますね。

 特に、ボランチから前でのボールの収まらなさは、ポゼッションして攻撃的なサッカーを目指すチームにしては異常です。

 ビルドアップで、ボランチから前にボールが運べない。
 楔を入れても、ボールが収まらない。
 前線の動き出しも踏まえて、ボランチとFWは意図が合っていないように思います。

 ボールの収まりどころが無ければ、勿論、オーバーラップや追い越す動きなどリスクが高すぎて、てできない訳で、当然攻撃は手薄になりますよね。

 相手からすれば、今のセレッソは前からのプレスでボランチに圧力をかければ、ビルドアップもままならないことを、研究されているように思います。

 ボランチも、前にボールを運びたいけど、収まらないから、SBに回しますが、SBもプレスを前にして出すところがないから、横パスをカットされるリスクを考えれば、とりあえず、同サイドのSHに出します。
しかし、それは、全く意図のない、攻撃の形の見えない相手に追い込まれた末のパス。
 そこであっさりカットされボールロスト。

 残念ながら、攻め手が無かったと感じてしまいました。


 SHやFWにはほとんど、ボールが収まらなかったし、繋がったのは、やはり曜一朗の個の力によるものが大きかったと思います。

 曜一朗が前を向くと、播戸やブランキとのダイレクトプレーが2本ほど続けばチャンスになりましたが、ほんとに単発でした。

 また、SBが、逆サイドのSBやSHへのサイドチェンジは前にスペースが生まれて一気に攻撃のスピードが生まれましたが、そこからの崩しのパターンがなくこれまた単調でした。

 ほんとに攻撃が形になったのは数回で、第3、第4の動きなど皆無でしたし、連動できる距離間もなく、離れすぎていました。

 攻撃力をウリにしてきたチームが、リーグ戦18試合で19点しか獲れていないんですよ。
 平均で1試合1点弱しか獲れてない計算です。
 そら、勝点は伸ばせないですよね。
 先制されれば、同点がやっとの攻撃力なんですから・・・。

 ちょっと攻撃は、ほんとに深刻です。
 前節とメンバーややり方を変えず、結局、2試合連続で結果が出なかったことをソアレス監督はどのように捉えているんでしょうかね?


 ソアレス監督の采配も、先発メンバーも交代枠も後手後手だったように感じます。

 ソアレス監督の中では、残り20分~15分でシステム変更する4-4-2の中盤ダイヤモンド。
 4-4-2のボックスに比べればリスクはありますが、右に村田を置いて、トップ下のゴールに近い位置で曜一朗を使うなどのリスクを冒さないと、今のセレッソに得点などする能力はないですよ。

 攻撃の形がない時に、頼りになるのがセットプレーですが、不発でしたね。


 攻撃に改善の兆しが見えない以上、もう何かを変えるべきだと思いますね。

 ソアレス監督が拘ってきたシステムや、拘って使ってきた選手などを、変えるなど、何らかの変化をチーム内にもってこないと、今後も厳しい戦いになる気がします。



 終始、ネガティブですいません。

 ただ、最後にポジティブなこととしては、
 曜一朗がもう攻撃の軸に成長してきていること、村田ももっと時間を与えられれば、更に良さが出るのではと感じたことでしょうか?!
 多分、村田にはタッチライン沿いを縦に仕掛けてクロスを供給するような指示だったのではと思うのですが、彼が中にカットインするようになれば、かなり攻撃に変化が生まれると思うんですがね。 ソアレスさんはそれを許さないとおもいますが・・・。

 あと、永井は45分間のチャンスをもらいましたが、途中からケンペス目掛けてのクロスに終始したので、龍の良さを出せるシーンを最後の方は失っていたのが残念でした。



 ここ最近の試合では、
 個々では必死さを感じるけど、チームとしてバラバラ感が改善されていかないのが、ちょっと辛いですねえ。


 ホームで、こういう絶望的な試合は、どうしてもネガティブになってしまいます。

 ネガの連続でしたが、ご了承くださいませ。

 来週、ナビ杯まで 10日くらいあるので何とか修正して欲しいですね。

 ボランチが2人変わることで、どうなるのか?
 そのあたりで、いいように転ぶことを期待します!っ