【J1:第18節 C大阪 vs 鹿島】セルジオソアレス監督(C大阪)記者会見コメント(12.07.14 -J's Goal より)
≪一部抜粋≫
(セルジオソアレス監督)
「まず前半ですが、鹿島さんを上回るサッカーを、C大阪は出せていたと思います。そのなかでサッカーに求められる要素を、しっかりと選手たちは見せてくれました。というのは、サイドからの攻撃であったり、サイドチェンジであったり、あるいは隙を見ての中央での崩しというところ。そういうところがしっかり出せていて、さらにはポストにあたったシュートも2回と、かなり押し込んだゲームだったとは思いますが、鹿島さんのフリーキックからの1点によってリードを奪われてしまった。そういう前半だったように思います。後半はスコアを考えて、鹿島さんはカウンターのみのサッカーといっていい試合だったと思います。そのなかで、圧力をかけ続け、チャンスを作り続けたが、結果としてゴールを決めない以上、負けという結果になってしまう。これはもうサッカーで必然の流れということになると思います。パフォーマンスを全体で考えれば、チャンスを決めきれなかったという部分以外は、いい内容のパフォーマンスではなかったかと思います」
ソアレス監督のコメントからは、内容は良く、鹿島を上回ったが、結果としては、負けたというニュアンスを感じます。
どこまでが本音なんでしょうね???
ソアレス監督が、本気でこのサッカーに満足しているのなら、もう、今シーズンのサッカーはこの攻守のバランスでいくんでしょう。
もう、セレッソは、全くもって、攻撃的なチームではありませんね。
このままでいくのなら。
具体的なチームを出して申し訳ないですが、鈴木淳さんの「大宮」とサッカーにおける攻守の考え方や、バランスに大差ないと思います。
で、「大宮」はそこに、相手の嫌がるサッカーをプラスして、相手を焦らしてサッカーを膠着状態にして、ドローに持ち込んだり、最後に勝ちきったりといったサッカーをしてきていたように思います。(これも妄想か?!)
今の「セレッソ」は、相手の嫌がることなど出来てないし、攻守におけるバランスという名のリスクを最小限に留めた攻撃しかないように見えます。
攻撃面では、「大宮」よりも考え方も踏まえて下だと思いますね。
ソアレス監督が前半のサッカーのを評価していますが、
7分:丸橋→播戸→曜一朗シュート→ポスト!。
8分:ケンペスがカウンターからシュート→GKセーブ。
9分:シュートコーナーからケンペスが飛び込んでのダイビングヘッド→ポスト!
この開始10分の決定機を指しているのでしょうかね?
正直、私が得点を感じたのは、この時間だけけども・・・。
逆に言えば、「前半10分以降は、鹿島に盛り返されて、先制点を奪われて、逃げ切られて・・・完敗です。」くらい言ってくれた方が気持ちいいですけどもね。笑)
確かに入り方は悪くなかったと思いますが、この前半の10分だけとも思ってしまいます。
このサッカーで、「内容は良かった」と言われたら・・・。
鹿島からすれば、「80分間は完全にプラン通り試合が進んで、勝点3が奪えた」とも言える内容ともとれる試合で、「内容は良かった」って、本音であると思いたくない。
セレッソに物足りないのは、攻撃であることは間違いないんですが、守備を固められたら、チームで、もう何もできないこと。
ただ、ひたすらサイドからクロスの練習をしているのか?と思えてしまうようなサッカーに、得点の気配など感じない。
個人の選手をとやかく批判したくないんですが、ソアレス監督が、最もプライオリティーの高いリーグ戦で、ケンペスの、ミドルシュートやディングシュートの練習に費やすのは、ちょっと見てられなくなってきてます・・・。
ケンペスは、助っ人ですよね? 外国人助っ人ですよね?
監督が、リーグ戦で、助っ人に練習させるなら、永井龍や、東京Vに復帰する杉本健勇に試合で練習させて欲しい。
その方が、よっぽどクラブの為にはいいし、彼らの方がまだ、様々な形での引き出しはあると思いますけれどもね。
正直、J's Goalのコメントでは、真意は分かりません。
ただ、私が感じた限りでは、ため息が出るような試合を、監督が「いい内容」だったとコメントしてるのを知ったので・・・。
ほんまかいな? と。