2022年に新潟県産のヒラタクワガタを野外採取し、繁殖に取り組んで1年。無事に羽化した個体もありますが、未だに幼虫の個体もあります。
同じ兄弟でも2回割出を行ったので成長に差はあるのですが、蛹化が遅い個体、未だ幼虫の個体は、蛹化前にかなり激しく菌糸ビンの中を動いていました。
黒い部分は、菌糸を食べた訳ではなく、動き回って掻き回しただけ。短期間でビン上部の菌糸の部分が消えていました。
「暴れ」という言葉は聞いた(見た)ことはありましたが、さほど気にせず、調べもせず、いずれ蛹化するだろうと放っていました(飼育者失格ですね)。
調べてみると、餌が合わない、酸欠、蛹室を作る場所を探しているなど、原因は様々のようです。
結局現在は、蛹室を作ったようですが
体力を消耗して、せっかく大きくなった幼虫が痩せてしまうばかりでなく、蛹化しない、羽化不全といったことになることもあるようです。
そういえば、蛹で★になった個体も、上に行ったり、下に行ったり結構動いていました。
期待していた大型新人No.16も
これが蛹室かと思っていたら、この後、更に動いて蓋の真下に行ったり、また潜ったりとかなり痩せてしまいました。調べるのが遅かった私のミスですが、空になったクリアなビンにマットを詰めて移してやりました。この時、蛹室も作っていませんでしたが、体のハリがなく、前蛹手前といった感じでした。
これから更に蛹室を作るために体力を消耗するのだと思いますが、悪いことをしました。大きさは問わないので、無事に羽化して欲しいです。
これはまた別の個体ですが、なんとか蛹室を作ったようです。今後は時期を見極めて蛹室を作る前にマットに移した方が良いのかな?なかなかタイミングが難しそうです。
無事羽化することを祈る今日この頃です。