ビオトープというと、私の認識では水が流れ、植物が茂り生態系が再現された人工的な環境でした。
しかし、最近では水が溜まった容器に水を入れ、植物が植わっていれば、それでビオトープと言うようです。ベランダなんかでも楽しめる水辺らしい。
個人的には、単なる屋外水草水槽としか思えませんが、時間の経過と共に虫が来たりカエルが来たりと生き物が集まってくるとビオトープと呼べるようです。
いろんなブログなどでも紹介されていて、屋外で飼育したメダカの稚魚も成長し、大小サイズも差がついてきたので、分別も兼ねてこの簡易ビオトープを作ってみることにしました。
設置場所は、玄関脇のこのスペース。
ピンコロ石で区切られた花壇エリア、こちらは10年前にDIYで作成した場所です。ムラサキ色のドラセナを植えていたのですが、冬囲いをサボったら枯れてしまい、今は挿し木で増やそうとしている榊のスペースになっていました。
薄緑のヒューケラも大きくなってきたので鉢に植替えようかと思ってます。
ヒューケラの隣の榊は、12月~3月まで神棚にお供えしていたもので(冬場は長持ちします)、根が出ていた訳ではありまあせんが、ここに挿して3ヶ月くらい経ちますが青々としています。新芽は出ませんが根が張っているものと思っていました。以前記事にしたものも挿したのですが、残念ながら枯れてしまいました。そして空いたのがこの空間です。
画面右下は、以前は芝だったのですが、今は訳の分からん雑草がグランドカバーとなってしまっています。こちらは人工芝計画がありますが、それはいずれ。
話が脱線しましたが、まずは水を溜めるベースとなる容器をホームセンターで購入。オーバーフローの加工を施します。
ドリルで穴を開けましたが、所有するドリルは最大で直径19mm、少し小さかったので、リーマで拡径。水道用のエルボとニップルでこんな感じに、一応パッキンも入れました。
このプラの容器が見えると見栄えが人工的過ぎてよろしく無いので、木のフレームで隠します。DIYバスケットゴールの時の防腐処理済みの木の余りと買い足したもので、こんな感じに。
もう少し見た目を良くするために、塗装することに。他のブログを見ながら水性の塗料を塗って、さらに透明のウレタン塗装にしようと思ったのですが、ウレタン塗料は屋内用のモノばかりだったので、シリコン塗料でコーティング。ツヤ消しが良かったのですが、ツヤ有になりました。雨で塗料の成分が溶けてメダカに害にならないか心配しましたが、水性塗料でも油性塗料でも完全に乾けば問題ないそうです。
参考にしたブログでは、裏から木ネジで固定していましたが、私は掃除が発生した時のことを考えて取り外せるように
加工しました。まず、容器の四辺にそれぞれ穴を開け、リーマで少し拡径。
フレームを固定して、穴を開け、木ダボを打ち込みます。
フレームをひっくり返して、木ダボを穴に合わせて差し込むだけ。ずれなければ良いだけなので、これで十分です。
いざ設置。赤玉を入れ、水を張り、水草を浮かべます。
オーバーフローも動作確認(もっと高い位置に付ければ良かった)。稚魚を入れる予定なので、鉢底網を丸めた外側に、キッチンの排水溝の目の細かい網を被せました。破れたストッキングなどが良かったのですが、そんなの無い言われ・・・
右側は大きく成長し過ぎた斑入りのギボウシが風知草のスペースを奪っています。以前は大きさが逆だったのに・・・
キボウシの脇には以前はヒメシャラを植えていてライトで影を壁に移していたのですが、カイガラムシにやられてしまい、玄関脇で見た目が悪くなったので、裏庭に移植しました。現在は常緑ヤマボウシの苗木を植えてますが、ヒメシャラの種が落ちて、風知草の手前に苗木が生えてます。榊も鉢植えにして(全く根が出ていませんでした。でも元気)開いているスペースに置きました。
お気付きの通り(気付いてないか)、手前の雑草は人口芝を敷くために撤去しました。
ホントに塗料がメダカに悪さをしないか、試しに(と言ってはメダカに悪いけど)メダカの学校から2匹投入。夜中は雨でしたが、翌朝も元気に泳いでいました。
翌日には、近所でミナミヌマエビ3匹と、ヒメタニシ2個、カワニナ2個捕まえてきて投入しました。水草ももう少し入れたいし、ウィローモスやリシアも近所に自生しているので、流木に縛りつけて入れようと計画中。
ヒューケラを植えている部分にも、今回のモノより浅型のボックスで段違いにしてもう1個設置予定。ホントは2個分の大きなモノにすれば水質もより安定するのだと思いますが、メダカのサイズで別けたいので2個設置。
良い水辺の環境になることを期待してます。
ビオトープと庭木とまとまりの無い話を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
石ころハントは何処にいったのだろう・・・