今回は、オオクワガタ飼育の続報。蛹化の記事に書いたNo.6のカビ発生問題。しばらく様子を見守ってきました。というのは。
蛹がいるのは、菌糸ビンの中央。
高さ的に中央の空洞(蛹室)
青カビ(と思われる)が発生したのは、この蛹室の裏側の最下部
蛹室部を外から見る限り青カビの侵攻はなさそうですが、初期の菌糸ビンのセンターには穴が開いている(水平に輪切りした断面の中央)ので繋がっているのでは?と心配になります。かなりカビの色が濃くなってきたので、人工蛹室に移すことに決めました。オオクワガタでは初めてです(カブトムシでは数度)。
100円ショップで購入したのはこれ。
フラワーアレンジメントなんかで、刺すヤツ
慎重に菌糸ビンを掘り進め、蛹の大きさを確認。
メス♀でした。蛹室には青カビは、攻めてきていません。気配もない。人口蛹室不要だったか・・・
でもここまで来たので、作成開始。完成したのはこれ。
慎重に蛹を移した直後の2枚。
羽化も近そうです。あとは水分に注意しながら待ちます。画像はありませんが、一応蓋も作って普段は暗い状態です。
1週間ほどすると
頭の部分は赤っぽく、黒い足も透けて見えます。羽化間近です。
そして、羽化!
更に1週間で
現在、待機中です。2ヶ月くらいこのままかな?
羽根もバカにならず、きれいに羽化できて良かったです。
ちなみに、発生していたカビは、これ、青カビではなく、トリコデルマと呼ばれる緑カビだったようです。
今回はオオクワガタで初めての人口蛹室でしたが、無事にきれいに羽化、そして観察もできて良い経験になりました。
(最後が汚い画像でごめんなさい)。次回はオス♂の羽化の様子をUPします。