今回は、昆虫の話です。ヒスイのように綺麗ではないので、幼虫など苦手な方はご覧にならないことをお勧めします。

 

 かなり遡りますが、2017年秋、ネットでオオクワガタの幼虫4匹を購入し、オオクワガタの飼育を始めました。

 

 2018年、この幼虫の2匹が無事に羽化しましたが、2匹ともメスでした。飼育し始めて知ったのですが、クワガタは羽化しても蛹室(サナギになる部屋)の中で餌も食べずに数か月過ごします。しかし、この年知人からオス・メスのペアの成虫を戴き、飼育・繁殖を試みました。しかし産卵には至らず。2018年はオス1匹。メス3匹で越冬することになります。

 

 2019年春、戴いたメス1匹は無事に冬を越すことができず、オス1匹、メス2匹で繁殖スタート、最終的にこの年は3匹の幼虫を得ることができました。そしてオス1匹、メス2匹で越冬に挑みます。

 

 2020年春、またもやメス1匹が無事に冬を越すことができませんでした。昨年の幼虫3匹は無事に蛹化、羽化、しかし3匹ともメス。次に期待を込めた飼育の結果、7月(No.1~3)、8月(No.4~6)、9月(No.7~9)と3匹ずつ計9匹の幼虫を得ました。他にも幼虫1匹、卵2個確認していたのですが、いつの間にか姿が見えなくなっていました。この年はオス1匹、メス4匹で越冬に挑みました。

 

 2021年春、またしてもメス1匹(昨年卵を産んだメス)が、亡くなっていました。オスは元気。メスは土の上で亡くなっていたので、私が気付くだいぶ前に土から出てきて餌が無く死んでしまったのかもしれません。オス1匹、メス3匹で今年も元気に餌を食べ始めました。同じオスでの4シーズン目の繁殖スタートです。

 で、期待の高まる幼虫9匹ですが・・・

 既に幼虫の大きさからオスだろうと期待しているのが3匹いました(No.1、No.3、No.5です。卵巣が透けて見えるので確認できるそうですが、私はあまり見ていません)。

 最後に菌糸ビンを交換したのが12月。No.1~6は春になっても食痕が見られなかったのですが、9月割出の3匹(No.7~9)は活発に餌を食べました。そのうち蛹室を作り始めたのでビンの交換はせず、様子を見ていたところ、5月16日、No.7が蛹化!!

分かり難いかと思いますが、待望のオスですグッド!

 

 翌17日には、No.1、No.3も小さな窓から蛹化が確認できました。

No.1(♂♀は見えませんが一番大きな幼虫だったので♂と期待)

 

No.3(♂♀は見えませんが次に大きな幼虫だったので♂と期待)

 

 5月25日には、No.6、No.9も蛹化が確認できました。

No.9 これも♂ですおねがい

 

 No.8は、5月30日現在、前蛹(サナギになる前の幼虫:体が黄色っぽくなり、あまり動かない)。↓は蛹室内で動いていたころ

 

 残りのNo.2、No.4、No.5は、側面に食痕が全く無いので中の様子を伺い知ることはできませんが、多分サナギになっていると思います。今年がオス♂が多いかなと期待していますが多すぎても困ります。羽化が待ち遠しいです。

 

 しかし、今日、No.6に問題発生。蛹室はビンの真ん中くらいの高さにあるのですが、ビンの底の食痕による空洞部に青カビが発生していました。青カビが上の方まで繁殖しないことを祈るばかりです。カビが攻め込んだら救出して人口蛹室に入れた方がいいのかな。初めてなので試行錯誤しながらの日々が続きそうです。

 

 羽化しましたらまた、報告します。