私、オルガ・ヘプナロヴァー (2016) | 浮遊家具

浮遊家具

黄斑変性症 SLE 双極性障害を機に始めました 社会から逃れ家の中だけにいる自分 浮かんで漂う家具のよう 治癒は進み 今は映画 写真 大好き YAHOOからの引っ越しでコメント、いいねがまっさらになってしまいました また 始めたいと思います よろしくお願いいたします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

1973年にチェコスロバキア(現在のチェコ共和国)で実際に起きた事件を描いた映画です。主人公オルガ・ヘプナロヴァーは、孤独と疎外感に苛まれた若い女性で、社会からの拒絶と迫害に耐えられず、最終的に極端な行動に出ます。
オルガは、厳格な家庭環境と学校でのいじめに苦しむ少女として育ちます。精神的な問題を抱えた彼女は、社会に適応するのが難しく、友人もおらず孤立しています。成長するにつれて、その孤独感と社会への恨みは増していきます。
オルガは、自身の疎外感と怒りを他者に向けるようになり、最終的にトラックを使ってプラハの歩行者を襲うという恐ろしい計画を実行します。この事件により、数人が命を落とし、オルガは逮捕されます。

 

 

 

 

 

 

製作国:スロバキアチェコフランスポーランド上映時間:105分


監督

トマーシュ・ヴァインレプペトル・カズダ

脚本

トマーシュ・ヴァインレプペトル・カズダ

原作

ロマン・ツィーレク

出演者

ミハリナ・オルシャンスカ

マリカ・ソポシュカ

クラーラ・メリーシコヴァー

マルチン・ペフラート

マルタ・マズレク

ユライ・ヌゥオタ

 

 

 

 

 

 

評価 ★★★★★★★★☆☆

 

 

 

 

 

 

つぶやき

モノクロで撮影された映像は、映画全体に冷たい、無機質な雰囲気を与えている

オルガ役の役者がすばらしく美しい

過去の家庭内暴力やその他のいじめも、あくまでも彼女の一人称表現

現実のものか彼女の妄想なのか判断できない

意図的にオルガに感情移入できない描写ばかり

彼女の中にいったい何が蓄積してゆくのか判断できない

静かに淡々と進む心の変化は見えない

繰り返されるSEX描写それもレズビアン

タバコを吸いまくるシーンの連続

車を運転している時の異常なエンジン音、車体のきしむ音 不快、不安

ミハリナ・オルシャンスカがオルガ・ヘプナロヴァーを演じたことに対する評価はわからない

特に異常なことが起き続けていると思わせない演出

オルガが無残にも吊るされている現場の映像が一瞬映る

そしていつもと変わらない家庭の食事風景で物語は終わる

とくに何もなかったかの様な淡々とした映像

すごく不自然さを覚える

このラストからは何も感じてはいけない

特別な事ではない軽く流してくれと言われているようだ

他にだって同じ人はたくさんいるから・・・・?

いつまでもこの作品の感想は終わりを迎えられない

書いても書いても締められない