”ロッキー・ホラー・ショー (1975) ” | 浮遊家具

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黄斑変性症 SLE 双極性障害を機に始めました 社会から逃れ家の中だけにいる自分 浮かんで漂う家具のよう 治癒は進み 今は映画 写真 大好き YAHOOからの引っ越しでコメント、いいねがまっさらになってしまいました また 始めたいと思います よろしくお願いいたします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

物語は、婚約者同士のブラッドとジャネットが車で旅をしている途中、故障してしまうところから始まります。雨の中、助けを求めて近くの城に向かうと、そこは奇妙な博士、フランクン・フルター博士の住処でした。フランクン・フルター博士はトランスセクシュアルのエイリアンで、彼の仲間たちと共に奇妙な実験を行っていました。

博士は自らの理想の男性、「ロッキー」を作り出し、その誕生を祝うパーティを開きます。ブラッドとジャネットはこの奇妙な集団の中で様々な出来事に巻き込まれ、徐々に非日常的な世界に引き込まれていきます。

 

 

 

 

 

 

製作国:イギリス 上映時間:99分

 

監督

脚本

出演者

ティム・カリー

スーザン・サランドン

バリー・ボストウィック

リチャード・オブライ

パトリシア・クイン

ネル・キャンベル

ジョナサン・アダムス

 
 
 
 
 
 
評価 ★★★★★★★★☆☆
 
 
 
 
 
 
つぶやき

初めて観た時、その異質さと奇抜さに圧倒されました。この映画は単なるホラーやミュージカルの枠に収まらない、独自のジャンルを築いているように感じます。
まず、物語の進行が非現実的であるにもかかわらず、その中にあるキャラクターの感情や行動は非常に真実味があり、観客を引き込む力があります。特にティム・カリーが演じるフランク・N・フルター博士のカリスマ性は圧倒的で、彼の一挙一動が目を離せないものとなっています。彼のパフォーマンスは、この映画の中心的な魅力の一つです。
音楽についても、単なる挿入歌ではなく、物語の重要な一部として機能しています。「Time Warp」のエネルギッシュな振り付けと歌詞は、観客に映画の世界観を一気に理解させる力を持っています。そして「Sweet Transvestite」のパフォーマンスは、映画全体のトーンを決定付けるものであり、その大胆さと自信に満ちた表現が印象的です。
視覚的な面でも、この映画は他に類を見ないスタイルを持っています。衣装やセットデザインが非常に独創的で、色彩豊かでありながらもダークな雰囲気を醸し出しています。この対比が、映画の持つ奇妙で幻想的な雰囲気を強調しています。
観客参加型の映画体験としても知られています。映画館での上映会に参加し、他のファンと一緒に歌ったり踊ったりすることは、まるで一夜限りの特別なパフォーマンスに参加しているかのような感覚を味わえます。これによって映画と観客の距離が一層近づき、一体感が生まれます。
単なるエンターテインメントではなく、一種の文化現象とも言えるでしょう。その大胆さと独創性、そして観客との強い結びつきが、長い間愛され続けている理由だと感じます。